成績が悪い子供のカメラアイ/スナップチャット機能付
成績が悪い子供のカメラアイ
教科書や問題集の解説をボケ~ッと見るだけで、間違えた問題の答えを書き写すだけで、「おぼえました」「大丈夫です」というのが、成績が悪い生徒の定番の勉強になっております。
もちろん、書いてある文字を読んでフンフンと言っていることが「おぼえました」であり、どう解くのか理解できたではなく答えが分かったことが「大丈夫です」なわけです。
それを彼らには言うんですが、大抵は「面倒くさい」と不満げな態度を示して「書いておぼえろ」と言っても全くしません。同じような問題をまた間違えて答えを書き写して「大丈夫です。」と繰り返すだけです。「成績が上がらない子供の暗記・・・写経に挑戦」にも書きました。
もちろん、学習内容はスナップチャットのように脳内から消えてしまいます。
何年教えても理解できない子供たち
こういう学習とテストでの失敗を際限なく繰り返しても、何度も同じように「おぼえました」「大丈夫です」を繰り返すこういう子供たちの脳みその出来具合が、何年教えても私には分からないんです。
塾でも「こうしないといけない」と悲惨なテストの結果を前に何度も怒るのに、何度も同じことを繰り返します。何度酷い目に合っても反省できないのか、面倒くさいというヤル気の無さがすべてに優先するのか、私には本当に理解できないんです。
だから、こういう子供はもう預からないようにしています。入塾してもらいません。
理解の範疇を越えている
私の理解の範疇を越えているからです。対処のしようがないんです。教科書をボケ~ッっと見ているあの姿は、とても印象的です。とても間抜けに見えるからです。そして、何度テストで酷い目に合ってきても、同じようにボケ~ッっと教科書を眺めている様は本当に私の理解の範囲を超えています。それでも辛抱強く、何度も言い聞かせるんですが、シラ~っとした目つきで受け流されます。
それで最後には「オマエより数倍成績が良かった、頭も良かった、オレでもそんなことでおぼえられへんかったわい。『これは、こう』って何度も書いておぼえるんじゃ~」って怒鳴りつけないといけないんです。もちろん、解答丸写しの問題に「考えろ」なんて言っても考える意味が分からない相手ですから、「この似たような問題もやれ~」ってテスト前には詰めなければいけません。
しかし、それでギリギリ責められるのが嫌なクズは「テスト前には家で暗記をします。」って塾を休むんですよ。親がそう塾に電話をかけてくるんです。そんなことが自分ではできない子供だから、テスト前に塾で締め上げるんですけれど、それから逃げる手伝いを親がしている。こういう親の電話を取ると、「遺伝」の恐ろしさを感じます。それで、酷い点数をテストで取ってきて「あの塾はダメだ」と親はいうんですから、こんな生徒預かれませんよ。「テスト前に自己学習を理由に塾を休む生徒/多くはダメです」の通りです。
すさすがに中学受験組はそこまで酷くはありません。付属校の生徒などでやる気のない子供もいますが、ボケ~っと教科書を見て「おぼえました」はないです。そんなことをしてもおぼえられないし、テストで酷い目に合うと中学受験で経験してきたからです。子供は大人の言うことに全面的に従属する小学校の間に躾をしないといけません。反抗期になった中学生からでは遅いんです。だから「中学受験を利用して基礎学力を身につけよう!/指導不可能になっている公立中学の半数の生徒」なんですよ。
就職しても職場でも同じようにボケ~ッっとしているんでしょうか?「スポーツクラブから見た学習塾/社員やアルバイトはまともに働いているのか?」で書いたように、しているんだと思うんですよ。スポーツクラブのインストラクターも、教科書ボケェ~っと同じ目をしてますもん。