ざわめく静謐
私、メシアンのこの「鳥のカタログ」という、鳥の鳴き声を集めたのが大好きなんです。それにしても、このピアニスト上手いですな!
共通点は何でしょう?
リゲティはナチスのユダヤ人収容所に、メシアンはナチスの捕虜収容所に入れられ死に直面した経験を持ちます。
メシアンはオルガン曲も素晴らしいです。この体験からかメシアンは敬虔なカソリック教徒で、このオルガン曲のような曲をたくさん残しました。
メシアンの宗教がかった音楽の特徴は、 恍惚とした官能です。 弟子の女性と不倫を続けたせいか?、 彼の妻はオカシクなって精神病で亡くなりました。彼の音楽の魅力は、敬虔な精神性と懺悔、そして奔放な下半身が奇妙に同居しているところにあります。
メシアンで一番有名な曲は若い女との不倫絶頂気に書いたトゥーランガリラ交響曲です。この下半身全開の音楽をブーレーズは「淫売宿の音楽」と評しております。私もそう思います。
因みに、私はメシアンの管弦楽は、まったく好きではありません。