学力の伸びを予想して進路設計をするのが塾の仕事
多くの塾は学力の伸びを予想しない
多くの塾の進路指導は学校の成績や模試の偏差値から、「これなら○○高校・大学ですね。志望校にはもう少し頑張らないとダメですね。」と言うものです。現状の説明にしかなりません。そんなことは、公立高校の内申点の分布や模試の合格判定を見れば、誰にでも分かります。塾で面談すべき程のことでもありません。
予想しない上に、勉強方法の指導までしない塾も多い
もし志望校に不十分な学力であれば、塾は何をどういつまでに学習するのか生徒と親に指導・説明しなければいけません。
ところが、カリキュラムの決まっている集団塾では「真面目に授業を受けて頑張ってね。」しか言いようがないではないですか。個別指導の塾にしても、教室長は脱サラしたサラリーマンのような方も多く、講師は大学生のアルバイトです。ここの生徒の細かい状況に合わせて指導できるはずもなく、本部が打ち出すカリキュラムを答えるしかありません。
ミドリセミは、成績の予想と可能な進路、ベターな進路を言います
子供を何百人も毎日個別指導を直接していると、子供の学力や潜在的な伸びしろなど大抵は見当がつきます。その子がどれだけ頑張るのかと言う性格的な面も大よそ検討がつきます。
だから、現在の成績や偏差値ではなく、その子がするであろう努力を加算して「塾の指導通り学習すれば、ここまでは行けると思う。」と私は言います。
もちろん、悪い方向に外れるときはありますが、それは途中から「今の学習では目標に到達しないから、キチンとしろ。」と繰り返し言います。良い方向に外れるときも、本当にたまにあります。その時は生徒に頭を下げて、進路を上方に元寇します。
また志望高校に入っても、下位で入り、到底中堅大学に進めない場合は「今のうちに大学付属校に行った方がいい。」と言うことも多いです。
そこまで含めて、私は「進路指導」だと思っています。ですから、親御さんにも何度もメールや手紙で連絡します「見込みを話す進路指導と話さない進路指導/1時間でも2時間でも本音をお話しますよ、私」。
私があえて危険を冒してまで進路指導する理由
もちろん、素人の思い込みと子供への思い込みが強い親御さんの場合トラブルになることもあります。でもそれを恐れていれば、大手の塾のサラリーマン(古い)や脱サラ素人塾長を同じことしかできなくなてしまいます。
そうであれば、小さな個人塾の存在意義はないと思うからです。