高校1年生、中高一貫校では中学3年生の1学期で決まる大学進学
この時期にどこの大学に進めるか多くは決まります
公立高校1年ではもちろん、中高一貫の私立では中学3年生で高校の範囲の学習に入ります。その1学期の期末テストの前が今の時期です。この1学期の成績で、多くの生徒ではどこの大学に進めるかは決まります。
理由は、高校の学習内容に適応してそれなりの成績を上げているかどうかが分かるからです。この段階で適応できていない生徒は、適応策を考えて夏休みに頑張らなければいけません。ところが、まだまだ大学受験までは先があるこの時期にそれほどの反省と頑張りを持って夏休みを送れる生徒は少数です。
そうなると1学期の適応できていない状態が2学期も続き、膨大な学習量になる高校の学習範囲ではもう取り返すことが出来なくなりそのままズルズルと大学受験まで行ってしまいがちです。
だから、多くの生徒では高校の学習範囲に入った最初の学期で、大体の学年順位や成績は固定化されます。
適応策とは何か?
この夏休み、頑張る人は頑張ってみましょう。そこで数学を取り戻すことが出来なければ、もう取り戻すのは無理です。高校最初の学期で落ちこぼれて、夏休みに取り戻せないのだから、もう取り戻せることはありません。
であるなら、さっさと数学などは諦めて私立文系に絞るべきです。適応とは取捨選択をして有利な対策を取ることです。何が何でも数学を頑張って適応していくことではありません。
私立文系の中でひとつでも上の大学を目指すべきです。ここで、進学校だからといつまでも数学にしがみついて、いつまでも国立大学と言ったところで、もう取り戻すことはできません、その取り戻すことはできない数学に労力をかけて英語も古文も十分な成績が取れなくなり関関同立もアウトになります。
塾のビジネスに誤魔化されるな
こういう生徒に「偏差値30から有名大学に」などと言う宣伝を打って、いつまでも夢を売りつける塾に行ってはいけません。
キチンと学習内容や志望大学の取捨選択を生徒にアドバイスできる塾に行くべきです。
今まで頑張れなかった生徒が、今までの不足分を取り戻しそれに今やっている学習を積み上げ、人の倍の頑張りをするということなど、私は見たことはありません。偏差値30の頑張りは所詮偏差値30の頑張りで、偏差値70の頑張りと全く違います。その偏差値30が夏休みに偏差値50の頑張りをしたところでせいぜい偏差値は40。追いつくはずなどありません。
だからその生徒なりの頑張りを持って克服できる学習や志望大学を提案する塾に行くべきです。