大阪大学や神戸大学に合格する生徒とは

本能的な闘争心や上昇意欲が入試に向いていること

この一言が全てです。

そういう生徒は、

①塾と「こういうプランで学習しよう」と相談して方針が決まれば、あとは塾が何の管理する必要もなく着実に学習を進めてくれる、

②分からない箇所、間違えた問題は放置せずに、講師に聞き、自分で考え、できるまで挑戦する、

③そうして学習を進めて、プランに疑問点や改善点があれば、塾とキチンと相談して、方向を整え直す、

ことが出来ます。

学力は関係ないのかって?

いや、こういう学習ができる生徒は、それなりに学力がある生徒です。

学力がない生徒で、こういう学習をして尚且つ成績が悪い、伸びない生徒は教えたことはありません。学力がない生徒は能力がなく、尚且つだらしない。

ただし、勉強しなくても出来るレベルの京大や国立大学の医学科に進む生徒とは違います。このような生徒は1を教えれば10できますが、大阪大学や神戸大学に進む生徒は1を教えれば1しかできません。しかし、この1を積み上げる努力を確実に継続します。だから塾経営の私が見て「コイツはデキが違う。凄いな。」と言う生徒ではなく「理解できる能力はある。キチンと学習できる性格もしている。」と判断できる生徒です。でも残念ながらこの能力は誰しもが持っているものでもなく、努力すれば誰しもが手に入れられるものでもありません。学習能力は遺伝的素因が大きい。

その上、「クラブがあるから・・・」などと言う逃げを打つ生徒では上位の国立大など無理です。本能的な闘争心が自分の将来よりクラブ活動などの無益なものに向かう性向の生徒、あるいは努力を闘争心のやりがいと考えられずその前に楽しいことがないダメな生徒では無理です。この闘争心がない子供では1教えれば1出来る能力があっても関関同立になります「神戸大? 関関同立? 産近甲龍南? 偏差値を見なくても分かる判別法」。

そんな性格では、共通テストがあって科目数も多く、二次試験も難しく、私立の3教科だけでいい受験とはケタ外れに負荷がかかる国立大学の準備などできないからです「国公立大学がダメなら関関同立で!は失敗する/特に男子多い?」。

学力だけはある生徒では?

中学受験では親の管理下で上位の進学校に進んだ生徒でも、中学2年生くらいになって自我が出てきて思春期に突入すると途端にだらしなくなりだし、塾の制御も難しくなることがあります。

この時期に進学校では高校の学習に突入して段違いに学習内容が高度化し、量も多くなるので、こういう能力ああってもやる気がない生徒は落ちこぼれます。

もったいないとは思いますが、塾で叱って、褒めておだてて、学歴と就職や将来の生活などを何度かみ砕いて言い聞かせても、短期間はヤル気になって1回のテストでいい成績を取ることはあっても継続はしません。1回良い成績を取ると「こうすればいいんだ。ヨシ!」とそれ以後学習を継続する生徒とは違い、「これでうるさく言われないだろう」と手を抜いて次のテストでは成績を落とします。15歳にもなって自分のために頑張ることがない子供に努力を継続させるのは難しい。

こういう生徒は教えても成績を上げることは難しいです。頭がいいから学習の理解はできていても、やる気ないんですから。

そのヤル気を引き出すのが塾だろうって?

私は学力同様、この闘争心や上昇意欲の有無、そしてそれが学習に向くかは遺伝的なものだと感じています「努力できる遺伝子/グローバル化・中流没落が生む選民思想」「子育て論の本質/結局は遺伝子」。

長年数多くの生徒を見てきて、塾の助けで学習を継続し出し、それまでとは別のステージの成功を手に入れる生徒は極めて少ないです。塾が出来ることは、その生徒の学力の範囲、努力できる範囲で精一杯の成功を掴ませてあげることだけです。

特に、頭が良くて学歴の重要性を分かっていてもやらない生徒では無理です。怒って締め上げればその次のテストはいい点を取りますが、その次は維持できない。理由は、その頭の良さを、こちらの目を盗んではサボろうとすることに使うからです。ミドリゼミのように集団個別方式で週5日教えていると、他の生徒に中位を向けている間サボります。1対1の個別指導では講師は学生のアルバイトです。しかも週2日ほど。こんな面倒な生徒の相手など無理です。

私のような講師を毎日3時間以上雇用すれば改善できるかもしれません。でもそれは生活を背負った人間を一人面倒を見るということになります。と言うことは、お父さんの給料をそのまま講師に渡すことです。

学力と闘争心を併せ持つ生徒は少ない

だから、神戸大学以上の国立大学は学歴に意味を持つんです。

だって、仕事にも同じ姿勢で臨むはずですから。それを学歴が証明しているからです。大企業に入っている上位の国立大学組はみんなそれを知っている。だって、自分は必死で頑張ってきた横でクラブ活動を楽しみ好き勝手して私立大学に進んだ生徒を見てきたわけですから。

でも、好き勝手してきた生徒は、自分った位がクラブを楽しんでいる間に上位の国立大学に進んだ生徒がどれだけの努力を積み上げたのか分かっていない。上から下は見えても下から上は見えないものです。

だから「学歴差別」と不満を言います。そして、「偏差値30から早稲田へ!」などと宝くじに当たるような本が売れる。努力の継続の厳しさを知らないからそんな能天気を言えるんだと思います。それが分からない時点で大阪大学も神戸大学もありません。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。