最悪のクズ生徒、それは進学校の超優等生でした/芦屋市役所のパワハラで思い出した黒歴史
塾を始めた頃に入ってきた最悪の生徒
ずっと以前、塾を始めてしばらくしたとき、初めて進学校の生徒が入ってきました。それまでいた生徒は公立中学の生徒だけだったんです。しかも、学年上位の生徒です。教えていても公立中学の生徒とはモノが違います。
まあ、私も当然期待したわけです。この生徒は、体験授業なんかでの対応も良く、学校でも運動部の主将を任されているような、もうどこをどう叩いても「優等生」だったんです。
ところが、塾の備品が「いい塩梅に」壊れ始める
ところが、その生徒が入塾してから、まだ開塾して日も浅く新しい上履きスリッパが次々と裂けていくんです。甲の部分と下の部分を縫い合わせてあるところが、無理やり伸ばしたかのように糸がほつれて裂けてくる・・・私は不良品でも掴かまされたのかと思っていました。そして、まだ真新しい机の隅ががボールペンでギリギリ線を彫るように書いてある・・・普通の生徒は大体座る机が固定されているんですが、この生徒はあちこち座るので気が付かなかったんです。でも注意しているとその生徒が使った後の机に落書きがされている。犯行に予想がついてスリッパも注意していると、その生徒が使ったスリッパが壊されていたんです。
まだ塾を始めたばかりで経験も浅く生徒数も欲しい私たちが目が届かない、あるいは看板の生徒として進学校の優等生を大目に見ている所につけ込んで、こんなことを14歳くらいのガキがするんですよ。頭がいいから、証拠が残らないように、こちらが我慢する範囲を測ったように、イヤ事をしてくる。これ、陰湿なイジメの手法と同じです。
最終的に、私がブチ切れた
そして、この裕福な家庭に育った生徒は、当時流行ったスタンドのないロードタイプの自転車で塾に乗り付け、壁とか塀ではなく、まだ新しかった私の車に自転車をもたれさせて停めたんです。
でもね、彼の計算と違ったのは、私が怒涛のようにブチ切れたことです。あんなにボロカスに言われたの、優等生のアイツの人生で初めてだったでしょうねぇ・・。その場で退塾を言い渡し、親に電話をかけました。
すると親は、「・・中学受験の塾でもそういうことはあったんです。・・申し訳ありませんでした。」というような意外なことを言ったんです。中学受験の塾でも、ホープ扱いされていたその男の子は同じようなことをやって、自己顕示と受験の憂さ晴らしをしていたわけです。その塾の講師連中も卒業時には「もう二度と顔を見せるな」って思ってたでしょうねぇ・・けど、親はまともで良かったです。
一番腹が立つのは、学校の教師の前では優等生を気取っていること
この生徒、運動部のキャプテンをしていることから、学校の教師の前では非の打ちどころのない優等生を演じていたんだと思うんです。その憂さ晴らしを、ビジネス上大目に見て歯ぎしりしないといけない大人相手にやらかして面白がっていた・・・頭がいいだけあって、とんでもないガキです。
ただ、私が思うに、大人相手に平気でこういうことをするんですから、学校では先生に媚びても、陰でイジメなんかしていたんじゃないんですかね。いや、していたでしょう。断言できますよ。
もう今は中堅の社会人になっていると思います。おそらく、一流大学を出て、一流企業に勤めているでしょう。能力も高く胆力もありずる賢く、仕事もできるでしょう。しかし、その憂さ晴らしを、気の弱い後輩や部下、あるいはや派遣社員、関連会社などでしているんだろうと、もう絵に描いたように想像できます。そして、世間知らずの学校先生と同じ程度の上司なら評価は上々なのかもしれませんね。まあ、一流企業ではそんな無能な管理職ばかりであるはずはありませんがね。やられた方も黙って引き下がるヤツばかりでもないですし。今頃管理職で笑っているか、どこかに飛ばされているかは知りません。
けれど、コイツのせいで、何人かは人生を棒に振っていることでしょう。私が知っている、最もタチの悪いのクズのひとりです。
芦屋市役所のパワハラで思い出したんです
パワハラをしていた例の上級職がろくでなしなのか、明石市長のように部下があまりにもろくでなしでブチ切れていたのかは私は知りませんが・・・というのも「私も悩まされた教師のウソ/公立中学の調査書」の最後に書いたような職員が市役所にいたからです。
行政実務のブラックボックスを平気で悪用するヤツっているんですよ。
いずれにせよ、平職員に部長職と「戦ってほしい」って言って逃げを打った市長って・・・まあ、学歴・職歴を見ましたけど、納得しますわ。手練れの役人に丸め込まれる以外ないですもん。この生徒を主将にした教師以下ですな。