このホームページを書いている理由／読者の苦情から

このホームページを読んで苦情というか、怒りのメールが来ました

「子作りは欲求にまかせて、子供には欲求を我慢しろという中学受験／早生まれを無視する親たちの中学受験」をお読みになった方から、わざわざ「この記事は大変失礼です。お詫びして削除すべき。（中略）この文は、まるで、結婚した夫婦が本能で子作りすることが悪いことのように読み取れますが、あなたはどうなのですか？あなたの子作りは、本能でなく何もかも計画という型にはまった行為ですか？年頃の夫婦が子作りなんて自然な行為でしょう。あなたは、そんなこともわからずにこんな失礼な記事を書いたのですか？」というお叱りをメールで受けました。中略部は記事の引用部分なので、意図的な改変はしていません。

まあ私の煽るような書き方も悪かったのでしょうが、ポイントはそこではありません。「本能の欲求で出産時期も考えずに子作りし、子供ができたら「子供の将来」という名を借りて親の見栄を満たす欲求に突っ走る。早生まれのハンデのある幼い子供の尻を叩き、上位の進学校に無理やり下位で進ませ落ちこぼれさせて、公立にでも行って文科省が年齢に合わせたカリキュラムを組んでいる授業を受けさせておけば理解できて進めた大学にも進めなくなる・・・自分たちの小作り・子育ての結果が子供の将来にどう影響するかなんて考えず、考えたとしてもそれを商売にしている受験産業の口車に乗って気持ちいい情報だけを集めているでしょう。「受験と言うインスタ」に書いた通りです。」とご批判のブログに書いた通りです。

子供の向き不向きも考えずに親の欲求だけで中学受験なんかさせるべきではない

自然な夫婦の営みで早生まれの子供を作って、今度は親の自然な欲求から受験で子供を振り回し、早生まれのハンデが縮む大学受験で勝負させずに、ムリな中学受験をさせて生育格差が大きな中学校の段階でわざわざ落ちこぼれさせる親は、愚の骨頂であるということです。

子供が自然の摂理で生まれたのなら、親のエゴを通さずに子育ても自然の摂理通りしたほうが良いという結論を分かっていただけずに、「子供ができて喜んでいる夫婦に、早生まれだったらからってなんてこと書くの！」と逆鱗に触れたわけです。

人間は自分のことしか分からない

こんなことで文句を言うのは、幸せな結婚生活をして、早生まれのお子さんを持って、中学受験塾に通わせる経済力のある方だと思います。ひょっとしたら、子供ができにくくて計画出産できずに、多額な費用を子作りに払われたのかもしれません。

でもね、こういう方にお伺いしたい。少子化の原因は何だと思いますか？　子供ができにくい体質？　婚期の高齢化による出産件数の低下？　「保育園落ちた、日本死ね！」という育児環境の問題？　違います。非正規雇用が増えて、結婚できない・子供を持てない男女が増えたからです。自然の摂理で子作りできる夫婦が少なくなったからです。

純粋に経済格差が進んでいて、幸せな社会生活の定義から落ちこぼれた人間が増えてきたからです。芦屋辺りに住んで、ソコソコの収入で結婚生活を送り「子供は自然の摂理」「妊活！」なんていう方々は、それ以前の不幸でのたうち回っている方々のことはお分かりになっていないんです。

高額な中学受験塾に行かせてダメダメな成績を取って来る子供を持って、「早生まれで中学受験が不利なんて書きやがって、頭に来る！」なんて言って、こんなブログに頭に来ている親御さんは勝ち組なんですよ。その状況がお分かりになっていない。

私がこのブログを書いている理由

親がたとえ勝ち組でも、嬉しい楽しい家庭を目指して子供を甘やかせた結果、あるいは親の見栄から中学受験塾に騙されてヘタな中学受験をして子供を潰した結果、その子供がまともな職もなく結婚もできずに「子作りは自然の摂理」と親並みの文句も言えないような悲惨な大人に育って欲しくないからです。

特に、親の見栄による中学受験の失敗は、子供側には責任がなく、大人になってその失敗の理由に気づき「私の人生を台無しにしやがって！」と子供に恨まれることになります。親のおいしい・うれしいにつけ込んで金を搾り取る受験業界に騙されて、わざわざ金を払って不幸な子供を作らないようにと、このブログは書いています。

また、中学受験させるような余裕がなくても、子供の頑張り次第で公立中学・高校から大阪大学や神戸大学程度の国立大学はキチンと進めるし、関学や関大でいいのなら学校から配られた問題集さえきちんと勉強しておけば普通に進めるので希望を捨てる必要はないと書いています。

もちろん、そのことに賛同していただける少数の方に塾に来ていただくためでもあります。でも、私の塾に来る余裕がなくても、受験など子供の頑張り次第でどうにでもなるという情報も発信しています。

だから、受験業界の情報に乗って勝ち組だと思っている方・受験業界のおいしい話にしがみついていくことしか頭にない方にはこのブログは不快だと思います。であるなら、読まないでスルーしてください。ただ、子供のあまりの状況に気づいてからこのブログを思い出して「そうだった・・」と私の塾に駆け込んで来られても、壊れ切って・ダレ切ってしまった子供はもう直せませんよ。