子供肯定・弱い親の子育ての結果/ペット問題とほとんど同じ/私の塾の役割
「子供が~と言っております。」という親の子育て
「子供が~と言っております。」と言われて、子供の意向をそのまま塾に伝えて来られるお母さんがかなりいます。結構あるのが、進路や勉強方法で親と対立して、「それなら勉強しない。」と子供が言い出し、その状況を親は押さえきれずに子供に押し切られてしまうことです。以前からの経験で、子供は自分の都合が良いように親とのいざこざを利用して野放図に走ってしまうのが分かっているのに、毎回親の方が子供に押し切られている。
これ、順位が自分の方が上だと思っている犬が家庭内で吠えたり噛んだりしているのと同じことが起こっているに過ぎません。子供は自分の地位をよく理解していて、親が折れると知っているのです。
自分の進学や将来にまで頭が回らないレベルの子供では、勝負は目の前の親とのパワーゲームなってしまい、目の前の楽しいことだけを分捕ろうとします。いずれ受験や就職などで酷い目に合わされるのが分かっていないんです。犬があまりにも酷いことを家庭内でしていると、いずれ保健所に連れていかれるかもしれないことが分かっていないのとおなじです。
尚、私は犬が好きで犬を飼っていました。ソイツが死んでからは飼う気がせず、今は飼っていません。そういう人間が書いています。
子供の資質と親の資質
もちろん最大の問題は、犬と同じく、子供の資質です。しかし、それと同等以上に問題なのは、親が負けていることです。親がガッチリ子供を指導できていれば、子供がこんな状況になることはありません。
下の動画と同じです。犬と子供は違うと怒る方もおられるでしょうが、小学校や中学校の子供では、こういう躾に関しては同じだと思います。
中学生ごときの子供に「そんなこと言って自分でキチンと勉強できないから、塾に行かせてるんや。お前など、生意気を言えるようなものではない。」と抑え切れずに子供の意向通りに従う親などは、犬に少し吠えられたり噛まれたら怯んで犬の言う通りにして、結局は勘違いした犬が家族に吠えまくっているこの動画とどう違うんでしょう?
この動画のコメントで「トリマーさんはこんな犬をキチンとカットしていてエライ」というのがありましたが、分かってませんねぇ・・・相手は犬の扱いはプロで、こんな小型犬の我儘など押さえ込みますよ。この訓練士と同じです。吠えて噛んでいるのは、犬に怯んでいる飼い主だけです。
子供を認めましょう、言えばわかります・・・の結果
この犬のように、自分の気に入らないことがあれば文句を言い、「勉強なんかするもんか」と親を脅す舐めきった子供に育てておいて、これ以上「子供を認めましょう」「言い聞かせれば分かります。」「自主性を・・」とまだ言うのでしょうか? この動画の訓練士のように、一度痛い目を見せないと、判断力も理解力もなしに我儘が通るとだけ思い込んでいるバカな子供は矯正することはできないと思いますよ。
親に楽でうれしいことばかり言う「褒めて育てましょう」系統の教育産業に乗せられる親はあまりにも愚かです。「褒めて育てる。」「叱れば逆効果。」は、ペット産業でも使われる言葉です。ペットを叱りたくない、嫌われたくない飼い主相手のビジネスには最適だからです。教育産業もペット産業もワケの分かっていない子供や犬に困り果て、あるいは好かれたいと思っている親を相手にしている点で同じです。「ほめて育てるの裏側/子供を犬扱いした言葉です」
そして、そういうビジネスが流行るのは、そういう親や飼い主が多いからです。だから流行りの「褒めて育てるだけ」が正論と勘違いされ、こういうことを書くと攻撃されます。でもね、「酷いことを言う」と私に嫌悪感を持つ方こそ、こういうバカな金儲けに乗せられて子供をペット扱いして、咬む吠えるを許して、低学力・低学歴・非正規一直線に子供を導いているだけです。
挙句の果てにこういう親は、子育ての責任を子供の自主性に責任転嫁しています。面倒だから「子供が~と言っております。」と言っているんです。その延長には「だって、あなたがそう言ったんだもの。私の責任じゃありません。」となるわけです。
低学力・低学歴・非正規になるどうしようもない子供、かと言って資格を取ったり職人修行をしたりする根気もない子供を育てておいて、反省もないのではこの親にしてこの子ありということなんでしょうか? 甘やかした挙句手に負えなくなった犬を保健所に持ち込むのと何が違うんでしょう? こういう親は「貧困」「惨めな人生」という保健所に子供を連れ込んでいるんです。
「犬と一緒だ」という私と、甘やかした挙句非正規になった子供に「だってあなたの責任じゃない。」と言う親と、どちらが酷いんでしょう? 「当塾のグーグルマップに、このようなバカげた中傷が投稿されました/だらしない子供を肯定して低学力・低学歴・非正規に子供を追い込む悪人たち」
自分の生意気に責任を取れないから、児童と呼ばれているんです。せめて、物事がある程度分かる高校生後半にでもならないと「子供が~と言っております。」なんか親が他人に言ったらだめだと思うんです。子供の身勝手な我儘くらい押さえ込めて、その結果躾けられた子供がキチンと判断ができるようになって、それから「子供の自主性」などと言っていただきたいものです。
でもね、女の子の場合は、本当にダメな子もいます
男の子はまだ話をしたりする余地がある場合も多いんですが、女の子の場合ヘソを曲げたら全く話も出来ないという子供が多いです。大人でも女性はこういうタイプ多いですよね・・そうだったでしょ? お父さん!! ホンマに苦労しましたよねぇ・・・子供も同じです。
「この子は頑固だなあ」「親に向かって来るなあ」と感じる女の子をお持ちの親御さんは、早い時期から躾けることが大切です。「かわいい娘!」でちやほやしていたら、中学生くらいになってエライことになりますで。その結果、会社や結婚生活でも同じことしでかすことも多いです。だから三つ子の魂百までという諺があるんです。「女子生徒はよく見るべき/グローバル化は女性の貧困を生む」に一直線です。
女の子の場合父親が甘くなることが多く、母親で御しきれない性格の女の子では、こういう状況に一直線ということにもなります。
これは性格なのか、育て方なのか、発育の遅れなのか?
例えば、普通の子供は中学3年生になったら学習にある程度のプレッシャーがかけられるのは理解できています。ところが、それが我慢できない子供がいます。親が少し「もっと頑張れ。」というと、鼻を曲げて「傷ついた。もうしない。」と逆手に取り出します。こういうことは幼児期から何度もあったでしょうが、それを野放しにさせた親の責任です。もちろん、受験などに直面している自分の現状を年齢なりにまったく認識できていない小学生並みの子供の知能と強い性格と家庭環境の結果です。
すべての要素が絡まり、受験期に「もっと頑張れと」という親に反抗して、「もうこれ以上我慢は嫌やぁ~」とバカな子供が騒ぎ出して、親が抑えきれずに破綻した例は私の塾でも数件あります。
そして、これらの子供では、上の訓練士のビデオと同じく、私の前では従順でよい子を通して、家の中では親に咬みついているということで、私は実情が分からないこともあります。親も、このような無様なことを他人に知らせたくないのか、全く塾にも相談してきません。
親の方も「嫌なことはしたくない」という子供と同じ性格だから、子供を押さえ込むこともできないし、塾に相談することもできないのかもしれません。この親にしてこの子ありなのかもしれません。
こういう話をするために私の塾はあるんです
でもね、家庭内で揉め事を大きくして、「そんなら勉強なんか止めるわ!」と子供が言い出す前に私に相談してください。「じゃあ、こういう勉強にして、こういう将来が見えているのなら頑張れるんじゃない?」という親の知識だけでは出来ない話もできるんです。
それに私なら、むやみに受験に突っ走って子供と対立するお父さんに「お子さんは進学校に行って上位大学は無理。中学の今でこんなことを言ってるんですから。マシな大学に行かせたければ啓明や武庫川の付属校に放り込むのが最善。それ以上は無理な親の願望で、いい結果はでない。だからこんな揉め事になっている。」と話すこともできます。親御さんの狭い視野を広げることも出来ます。
感情的に対立する親子とは違い、生徒を理性的に説得することも出来ます。生徒にも「あと半年やったら頑張れるやろ。大学がついている付属校に行って、自分のペースで頑張ったらいい。」と説得も出来ます。
・・・何のために私の塾のようなベテランが直接教えている個別指導塾があると思っているんでしょう?
余談:犬の飼い方/選び方
皆さんは生後数週間の子犬をペットショップやブリーダーから購入されることが多いと思います。かわいい盛りですが、将来どうなるのか見当もつかない犬を選んでいるということです。それで上の動画のようなことになります。
犬は3カ月~半年たって気質がよく分かる状態で選ぶことです。人間でいうなら小学校高学年や中学生になって人格が丸わかりになった年齢で養子に迎え入れることです。ブリーダーにはショー用として残しておいたが思ったほど生育せずに持て余している気質の良い犬がいることがあります。オス犬では種オスとしても使えません。そういう犬を譲ってもらえば間違いはないです。躾など必要ないです。少なくとも私はしたことがありません。
私はブリーダーに連絡を取りまくって、そういう犬を探しました。だって、塾なんかしてると生後数週間でどう育つかわからない子犬なんて怖くて選べないですよ・・・。