貧乏人はババを引け!/日銀政策決定会合から学ぶ中学3年生の冬
6カ月前のニュースです
最後の最後に庶民は動く。株、ビットコインそして為替。受験勉強も最後に始めるのは・・・特にこの時期に始める公立中学の真ん中くらいの成績の生徒。貧乏人ではないですが、勉強貧乏です。
投資と同じです。長期的な取り組みがなく、最後の最後に騙されてババを引くんです。
今まで散々勉強しろ、将来が大変だと言われ続け、塾に放り込まれてもボ~っと座っているのみ。「漢字くらいおぼえろ。」と言って、書取もせずにボ~っとテキストを眺めるのみ。もちろん社会の暗記もです。重要単語の暗記もできないのに、その単語が示す事象の理解なんてムリ。
数学では、適当な式を書いて、時には消して、間違った答えに正解を書き写して「出来ました!」。「答えを写しただけで解き方分かってへんやないか!」と締め上げても、「答えが分かったんだから、面倒なこと言うな!」と不貞腐れる。知識がないのに、なぜか自信だけはあってババを引く。
こういう生徒が12月の3者面談でそれまで「がんばろうね~」とお茶を濁して保護者との面倒なやり取りを先延ばししてきた先生から、「その高校はムリ!」と唐突に言われ、ワンランク落とした志望校の過去問題を冬休みに解いて合格点を取れないと分かって、やっと本気になる。それまで3年近く「でけへん」「教え方が悪いねん。」と言っていたことを、わずか2カ月くらいで勝手に勉強して理解しできるようになる。そういう生徒が取れるのが中堅私立高校の合格点です「中学3年の冬休みまで本気を出さない子供たちの将来」・・・なけなしのお金をドルに換えて、突然の日銀の豹変に呆然としているのにそっくりです。
でもね、こうなってくると、塾の講師など仕事はない。生徒が勝手に勉強し出すからです。分からないところなどもそうありません。裏を返すと、多くの人間ができる義務教育などその程度のものなのです。
まあ、慌てふためいてドルを高値掴みしたり、NISA拡大なんか言われて飛びつくのは結局庶民なんです。6カ月前には適当なことをしておいて、やっと重い腰を上げたかと思えば、金融緩和終了。入試直前に過去問題を前に真っ青になっているこういう子供の冬休みと似ているとよく思うんですよ。
で、厳しい世間様に騙される
「日銀が金融緩和縮小、長期金利の上限0.5%に引き上げ: 日本経済新聞 (nikkei.com)」が社会なわけです。わずか数分で株価は700下がり、円は4円近く高くなった。
アメリカの中央銀行では事前から情報を出してショックを与えないように配慮するんですが、日銀はいつも唐突です。これで、どれだけの投機家が爆死したことでしょう。あるいは半年前になけなしの貯金をドルに替えた人たちは呆然としているに違いありません。だって、日銀の総裁は「緩和は辞めるまで続ける。」と何度も言明していたからです。詐欺師ですな。
まあ、「ウチは学歴は関係ありません!」って言って、消費者の反感を買わないようにしている企業と同じですな!「学歴は問わない/ポリコレはSONYの都合の良い言葉だけを信じる」学歴は問わない企業の代名詞、ソニーって凄い学歴フィルターがあるんですよぉ~。
最後に知恵のない人間が始めてババを引く・・・今の時期の公立中学の多くの生徒を見ていると、政府にもソニーにも、学校にも塾にも教育評論家荷も、他のもろもろにも「嘘をつき続けられるんだろうなぁ。」と思ったりします。
まあ、これ以上に悲惨なのは、低金利をいいことに「75歳まで住宅ローン、低金利の変動金利で楽勝!」と高いマンションを買っていた方ですな! アメリカでもエグイことになってますからな。
それにしても、日本政府のやることはエグイですな
NISAだの長期積み立てだの言われても、全く信用できん。
それにしても、年末で、アメリカではクリスマス休暇で取引閑散時の株式取引所の昼休みに、以前のコメントとは正反対の発表で市場乱高下とか、鬼畜ですな。
それでは、最後に極めつけのエグいイニュースを
Pension, Wealth Funds Dump $100 Billion of Stocks on Rebalancing – Bloomberg
新たな子育て支援 給付創設・児童手当拡充へ 財源確保が焦点|FNNプライムオンライン
アメリカの年金保険機構の株売り、日本政府の消費税増税計画・・・NISA、大丈夫っすか?