テレビ業界も教育業界も同じ/凋落するADと生徒から学ぶ公立中学通知簿4
パワハラや暴力教師には反対ですが・・・
このビデオでは、自分は遊んでいる休日に、テレビ局で自分の分の仕事もしているディレクターから「すまんなぁ、あの件どうやったかな? 電話でエエから少し教えてくれへんかなあ・・」と自分が担当している部分の質問を受けてブラックだと会社にクレームを入れるADが紹介されています。まあ、テレビ局もそれで上司を責めたみたいですが・・・私は、「ミドリゼミの生徒に辞められる暴言とは?/父性の欠如が招くZならぬzero世代からマイナス世代が始まる件」の件を思い出しました。
日本の組織の強みって、もうなくなっている。一方で、こんなADなどすぐクビにできるアメリカ並みの解雇習慣もない。
学校でも同じです。とある教師のツイートにも「通知簿に出席日数書くの忘れて教頭に提出したら、『期日までに書き入れろ.』って言われた。それって残業しろって脅迫ですか?」というのがありました。それに多くの教師が「その通りだ。」と言ってるんですよ。愚痴半分にしたって酷すぎます。教師は今人気がない職業で誰でもなれます。こんなAD並のが教師になっています。だって、偏差値60で「進研模試で偏差値60の学力を如実に示す大学入試/工学部で数Ⅲが受験科目にない/企業採用しっかりしてくださいね!」ですよ。今や偏差値40や45で教師になれるんですから、どんなのがなっていると思います?
この動画と同じことが学校や塾で起こっている。というかそういう風に育った若者が中小の制作会社にADとして就職している。教師になっている。そして、彼らよりもダメになっている今の子供を教えている。そら、テレビはアカンようになり、学校もアカンようになるやろ。
ところが家庭でも・・
まあ、テレビ業界に限らず「若手に頼んだら面倒だし、叱ったら問題になるから、もう自分でやろう。」っていうお父さんも多いと思うんですよ。
その結果、家庭でも「ミドリゼミの生徒に辞められる暴言とは?/父性の欠如が招くZならぬzero世代からマイナス世代が始まる件」のような現状ですよ。これで、学校では、大手企業なら会社の若手よりも酷い教師と、その教師の予備軍以下の子供が「褒めて育てる」「叱ってはダメ」ってやってるんですよ。
そして、嫌なことを子供に言いたくない親は、親の喜ぶことばっかり言って金儲けする奴らに縋りだす「読めない・書けない子供たち/それをビジネスにする悪人」。
その結果
こうして、文章を理解できないのではなく1文を理解できない、三角形の面積を求められない小学校6年生が公立校では半数を占める。特別な学習障害のある子供でなければ、「理解不能なほど難しい」ことをしろと言っているわけではない。勉強の得意不得意まで関係ある内容のことを言っているわけではない。
それができないことが許され放置されて、その安楽で怠惰な状況が普通であり、その状況を矯正しようとすると子供はパワハラだと騒ぎ、親は子供をたしなめるのではなく同じように騒ぐようになった「ミドリゼミの生徒に辞められる暴言とは?/父性の欠如が招くZならぬzero世代からマイナス世代が始まる件」。上のADとテレビ局と同じです。
で、公立中学の通知簿4とは?
阪神間では半数が中学受験で私立に逃げます。ということは、大げさに言えば、このような状況を分かっている親と子はさっさと逃げてしまい、この状況を分かっていない親と子供が通う公立中学では半数以上、時にはその多くが「文がよめない。」「三角形の面積が求められない。」状態で入学してきます。そこに、AD並の教師が待ち構えています。
この状況で「高校3年生が勉強しないからと叱るのはヒドイ!」「中学2年生にアドバイスなんかして、『もっとこう勉強する』というと子供が泣くじゃないですか!」という親が家庭で待っているんです。この生徒たちは、「ミドリゼミの生徒に辞められる暴言とは?/父性の欠如が招くZならぬzero世代からマイナス世代が始まる件」に書いた生徒は公立中学なら通知簿4が主体で5がパラパラの生徒レベルです。
これが、通知簿が4で埋まっている公立中学の生徒の現状です。通知簿3なら、漢字も単語もおぼえられない状況にまで落ちています。
親がしないといけないこと
お母さん、もう一度子供の答案をよく見て、何を間違えているのか確認して「褒めて育てる。」をした方がいいと思いますよ。中学生くらいなら、「漢字もおぼえてへん」「基本計算もできてへん」「社会も理科も語句もおぼえてへん」くらい分かるでしょう。