中間テスト～期末テストまでの過ごし方

期間は1ヵ月半ほどしかありません／公立中学に至っては１ヵ月

のんびりしていると１ヵ月少しで期末テストが来ます。その上、その中間に実力テストや模試などが行われることも多いです。中間テストの反省に立ってキチンとした学習を進めていきましょう。

応用問題ができなかった成績上位者

問題を丸暗記していませんか？ポイントが押さえられていないから解けた気にはなっていても、実際にまったく同じ問題をテストで出されても解けないのです。あるいは、少しひねられた問題では題意がつかめないのです。

自分が今まで続けてきた努力の方向性を変え、安易に「出来た」という意識を変えていく必要があります。でも、こう言われても自分の意識の足らないところに気づけというのは難しいことです。だから、そういうことを指摘できる能力がある個別指導や家庭教師で下で学習してください。そして、その指摘を自分でよく考えなおしてください。優等生にありがちな「今までこうして進学校に入った。」というプライドは少し横に置いておきましょう。

この理解して勉強することは、丸暗記でできた気になっている学習より時間がかかります。だから避けてきたのです。そして、理解する学習が身につき、腹に落ちる剃頃まで納得し、自力でできることを確認するまで演習することはとても面倒です。おまけに、丸暗記学生になっているので、その癖を強制するのに時間がかかり、最初は塾に行っても成果は上がらないでしょう。高校生の場合は数か月かかることもしばしばあります。

その期間、腐らないで愚直に努力し続けると、腹に落ちるまで考えることができるようになったときに、急激に成績が上がりだします。しかし、丸暗記に慣れ少しの期間の辛抱坊しかできない生徒、少しの期間で成果を求める親は、この準備期間を我慢することができません。

普通の問題をできない中位者

平均点を行ったり来たりして、暗記問題や計算問題程度しかできない皆さん。できない問題を学習しても解答を丸写しして、やった気になっているでしょう？　それで何度間違えても、その安易な学習を変えない。

なぜか？　それは６０点なんか取って、自分に悔しくも情けなくもないからです。まあ、そういう性格や考え方は改まらないので仕方はありません。でも、進学実績から明確に分かる将来さえ考えていないことだけは認識しておきましょう。

中堅の公立高校で平均点であれば産近甲龍など行けずに二流大学しか行けません。まともな就職があると思いますか？進学校でもその県下でトップでないレベルでは、平均点では関関同立がいいところです。自分良より成績が下の付属校に進んだ友達が６年間遊び惚けて進む大学でいいんですか？

公立中学の平均点では、そういう中堅高校にしか進めません。分かってますか？今や二十歳代の40％近くが非正規でしか働けません。都市部では半数が中学受験で抜けた残りの平均名ですから、下位30％と言ってもいいかも知れない。将来は非正規に落ちて、結婚はおろか、彼女や彼氏も出来ない環境に落ちるかもしれないということを考えましょう。

この事実をしっかりと理解していれば、解答を丸写しして平均点なんか取っていられないはずです。

中堅私立中学や公立中学の成績下位

私が良く書いているように、教科書をボケ～っと眺めて「漢字おぼえました。」と言って、テストで半分以上間違えてくる層です。社会などの暗記問題でもおなじで、少し努力しておぼえれば済むことが嫌で嫌でできない。中学の計算問題の簡単な規則性すら考えずに、解答をなぞるように解いて、少し式の形状が変わると解けません。

要するに、遊びや好きなこと以外は、脳ミソを1ミリたりとも動かす努力が嫌なのです。多くの塾では対処しようがありません。下のクラスに放り込んで放置されます。何を言っても受け流されて、教えることなんかできないからです。

将来は非正規で雇われるか、自営で成功する低い可能性に賭けるかしかないということを覚悟してやっているのだったらいいですが、そうでなければ10年後に泣き叫ぶことになることだけは覚えておいてください。でも、こういう子供の場合、今何を言っても無駄でしょう。

反省して学習を改めるには期末テストまでには時間は少なすぎる

このような反省を生かして学習を立て直すのに1ヵ月でできると思いますか？　中学生で基本学習ができている場合は可能ですが、高校生や中学生で基本学習も出来ていない場合は無理です。だから、今から夏休みも含めて9月までの計画で学習を立て直しましょう。結果が出るのは速くても夏休み明けの課題テストや10月の中間テスト・模試・実力テストになります。だから、成果が見えるのに少なくとも3カ月程度かかるのです。