コロナ渦が残したもの「だらしない子供」/今のユルユルの公立校で登校拒否する子供など、社会のどこででも生きていけない
登校拒否の激増
以下のグラフはnippon.comの引用です。ここ10年近く、不登校の児童が徐々に増加していましたが、コロナ以後病欠以外の不登校児童が激増しています。
2年前に書いた「この5年間の生徒・親の変化/中流の崩壊は大人社会だけではない」の通り、ここ10年弱で、子供や親は急激に変化してきています。10年ほど前までは不登校児童は一定数しかいませんでしたが、それ以後増加してきています。このグラフはそれを象徴的に表しています。
2010年の小学生の数は67,000人ほどでしたが、2021年には57,000人程度です。15%も小学生数は減って、不登校児童は3倍以上に増えています。だから実質では4倍近く増えているということです。
原因は、やはり親が甘やかして、子供が我慢や辛抱ができなくなってきているからだと思います。ここ最近流行りの「叱らない」「褒めて育てる」などと言う教育情報、そしてコロナ渦で子供が親の手元にいた時期の不登校急増がそのことを示しています。そして、それは私は日々子供を見ている私の実感と同じです。
本当にここ最近の子供は、上位の子供を除いて、もうダメダメになっています。公立中学で通知簿3の子供のダメっぷりは、10年前と比べると凄まじいです。おそらく、社会に出ても使い物にならない。

このままでは大変なことになる
今の公立の小中学校など「叱ったら教師が親に責められる」現場で、小学校では学習指導より「何とか学級を維持する」ことが主眼に置かれて、中学受験しない子供は6年生で三角形の面積すら求められなくなっています「小学校6年生は三角形の面積を求められるのか?/中学受験してない生徒の多くは求められません。」。
そんなぬるま湯のような、ダレ切った学校でれだけ登校拒否が増えてきています。登校拒否まではいかずとも、ダレ切ってどうしようもない子供はどれだけいると思います? 公立中学で通知簿3と4が混じった子供以下のこども=半数の子供でも教えているとそう思います「公立中学通知簿3と4の差」。
今の若者に「叱ったらすぐ会社を辞める」「これなら定年延長した取り寄りの方がマシ」と考えている企業も増えてきているようですが、10年後どうなると思いますか?今小学生を甘やかしている親が管理職になった時に、自分たちが育てた世代の尻を拭うことになるのです「60代社員に現役並み処遇 人手不足で役職重く/いや、若いヤツが頼りなさ過ぎるからやろ?」。
いじめ以外で登校拒否など許す親は何を考えているんでしょう?
もちろん深刻ないじめなどがある場合は、私も率先して不登校と転校を薦めます。しかし、「なんとなく学校行くのがダルイ。」とか「学校では好きなことをさせてくれない。」だけで不登校を許している親って何なんでしょう?
一方で、学習嫌いな子供に「クラブ活動は人間性育成」「学校は社会生活を学ぶ場で塾とは違う。」などと言っておきながら、一方でわがままが許されずに不登校を決め込むだらしない子供を受け入れる。自分たちの都合の良いことを摘まみ食いしているだけだとしか思えない。
今のユルユルの公立学校で「イヤヤねん!」なんか言う子供など、社会のどこででも生きていくことなどできない。不登校を許しても、自分の才能でメシが食える子供などほとんどいない。