中下位の子供のこの10年の劇的な劣化の原因
欧米流の「褒めて育てる」の表面的な取入れ
今流行りの欧米流の教育は、欧米は夫婦が家族の主体であり、夫婦が子供のいる家庭生活を楽しみ、成人後はさっさと出て行ってくれという社会であることを忘れて取り入れられている。 だから楽しい家庭維持のために子供をそれほど叱らない。子供との表面的な友好関係を大切にする。
欧米で家族連れを見ると、夫婦が真ん中にいる。日本は真ん中に子供がいる。欧米ではレストランでもほとんどがカップルです。完全なカップル文化。成人した子供は独立しないと居場所がない。子供は成人するとさっさと独立する。
だから、彼らは養子も気軽に取るのだ。補助金をもらってメシを食わせて一緒に楽しく過ごして、高校を卒業すれば放り出せばいいのだから。 幼児を別室で寝かせるのも「独立性」のためではない。幼児の安全やスキンシップより夫婦生活を重視するためだ。親の家が仮住まいだと肌身で知らされた子供は勝手に出ていく。
日本は相変わらず子供が真ん中で甘やかされているが、欧米の表層の教育風潮だけ取り入れ始めて、子供の独立も促さずに、甘やかして褒める。それで中下位の子供の劣化が進んだと思う
叱れない親ができる欧米流の子育て
欧米の家庭流に甘やかすのなら「これ以下の高校、大学なら授業料は出さない。奨学金を借りて自分で行くか、働け。」と独立を促さないとバランスが取れない。
子供はその自己責任と恐怖から、少しはシャントとしだします。だって、こういう甘やかされるばかりの子供は「将来どうするの!」なんて頑張るように促しても全く効果がありません。入試前になって「このままでは不合格」という現状を認識し出してから、やっと本気になるのですから。「中学3年の冬休みまで本気を出さない子供たちの将来」
もちろん、大学受験では手遅れになります。その手遅れになってFラン大学に進み、ロクな就職もない子供に親はカネを払うんですよ。その親の甘さを知っているから子供は怠ける。甘やかすのなら、欧米のように放り出す覚悟がいると思うんです。
私は、甘く躾ができない親にそう伝えることが時々あります。