国公立大学 二次試験直前の過ごし方/国公立大学の実質的な倍率

理系:苦手な問題の解法の見直し

特に理科系で、苦手な問題、何度解いても忘れてしまう解法、などを見直しましょう。特に、受験大学で毎年出題される分野では丁寧に見直しましょう。

これは「この分野が苦手」という話ではありません。個別の「この解法が頭に入りにくい。」という話で合って、まるっきりレベルが違うことです。このことさえ分からないようでは、上位の国立大学など合格しません。この時期に「この分野が苦手」で手を打っていないようでは、上位国立大学の受験資格はなし。もちろん、「この時期にまだまだレベルアップ」など言っている受験生は。おそらく共通テストで失敗してダメもとで受けるんじゃあないでしょうか?

文系:英作文や小論文のブラッシュアップ

今さら英文法がどうのこうのという話ではありません。英文法などの最終チェックは夏休みに終わっていることです。自由英作文なら段落構成のブラッシュアップ、普通の英作文なら日本語をいかに整理して英訳にするかというブラッシュアップです。加えて、日本人が雑になる人称や時制、冠詞、代名詞の使用法のブラッシュアップです。この時期に「英文法」や「構文」、あるいは「長文読解」と言っているようでは、共通テストの段階で失敗しているはずです。

この段落構成に関して日本語の小論文でも同じです。

英語や国語の先生に自由英作文や小論文添削を頼んでも、漢字や文章表現、文法などの間違い直ししかしてくれない先生も多いです。段落構成という考えが国語や英語の先生にはない方も多くおられます。そういう時は、短期化でもそれができる先生に付きましょう。

何より体調を崩さないこと

この時期は寒暖を繰り返します。体調を崩さないようにして下さい。また、、国立大学の二次試験ではなぜか寒いことが多いです。当日の服装にも気を付けてください。最近は薄手のセーターに分厚いダウンなどに服装が目立ちます。これでは室内で調整がききません。薄手の服を何枚か重ね着して調節しやすい服装がいいと思います。

国公立大学の実質倍率は?

国公立大学の平均倍率は2.5~3.5倍程度ではないかと思います。もちろん、極端に人気のある学部・学科はありますが。受験生の中には共通テストの段階でダメなのはわかっていても受験する生徒も多いので、実質的な倍率はそこまで高くありません。共通テストの結果と過去問からB判定をもらっている場合、当日よほどヘマをしなければ合格するはずです。C判定では五分五分です。

この当日のヘマが多いのは数学です。200点満点で5問だと、1問間違えると40点です。共通テストも二次の他の科目もすべて吹っ飛びます。だから、最初に書いたように細心の注意を払って当日まで詰めてください。B判定を持ってる受験生は、当日までキチンと見直し、当日に実力を出し切れば合格します。緊張して勘違いやミスをしない限り大丈夫です。C判定の生徒は、運よく得意な問題が出ることを祈りましょう。1問40点ですからミスをしたB判定を逆転できる可能性はあります。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。