最上位公立校のIQと偏差値と大学進学へのうがった見方

最上位公立校の進学実績とは?

ミドリゼミの近辺の公立高校の最上位校といえば、神戸高校や市立西宮高校が挙げられます。進学実績では市立西宮高校の方が多少上ですが、兵庫県下の公立トップクラスの公立高校の進学実績は、およそ上位1/3から1/3強が神戸大学以上の国公立大学、真ん中付近を中心にすると関関同立、下位1/3になると産近甲龍という具合になります。

これらの大学の偏差値を河合塾や東進というよく使われる模試で見てみると、例えば甲南大学では偏差値45から50、関西学院大学では偏差値50から55、神戸大学はだいたい55~65付近となります。

ベネッセの偏差値は関西学院が70などと出ますが、一方で神戸大学は偏差値61から70と出ます。私としてはベネッセの偏差値は高めに感じます。これは受験する学校のレベルの差だと思います。そして、特に、私立が高く出すぎるデータはどうなんだろうと思っています。

河合塾なども下位校はあまり受けないと思うので、データに偏向があることは確かです。だから私としては、河合塾などの上限少し上くらいに真実があるのではと思います。

この状況を全体でみると公立トップ校のレベルとは?

偏差値の分布はこのグラフのようになります。偏差値55の関西学院は真ん中少し上のレべルです。これが神戸高校の真ん中のレベルなのです。公立中学でほぼオール5のレベルでもあります。

神戸高校や市立西宮のようなトップの公立高校に進んだ皆さんは、鼻高々でエリート意識を持つ方も多いです。でもこの偏差値とIQ分布を考えるとそんなことが言えるでしょうか?

そして、このトップの公立高校の真ん中ぐらいのレベルは、次のレベルの御影高校の上位、その下の芦屋高校のトップレベルに簡単に追い付かれ、追い抜かれててしまいます。明らかに中学時代に自分たちよりも学力が下だった生徒に簡単に追いつかれてしまうのです。そもそもそんな高い偏差値でもIQでもないからです。

こういうデータを見ると、進学塾に血眼で通い、「神戸高校!」と固執することは哀れにも思えます。基礎学力があるのであれば、どの高校ででも頑張ればいいだけの話です。本番は高校に入ってからです。

トップクラスの高校の生徒が中堅高校の生徒に追いつかれる原因は?

とkろが、こういうトップクラスの公立高校の生徒でも、学校の宿題を半分回答を読みながら進める生徒が大半です。学習のポイントを把握できておらず実際のテストになると独力では解けない生徒がトップクラスの公立高校でも半数います。特に数学でこうなる生徒が多い。だから数学を捨てて国公立大学をあきらめて関関同立の文系に進むのです。

トップ校に進んでも、それに胡坐をかいて十分に努力しなかったからです。あるいは、数学に適性がなく、英語や社会などの学力で無理やりトップ校に進んで、結局は数学で落ちこぼれて、入試に数学が必要な国公立大学には進めない。

一方で下位の高校でも、予習や復習などをきちんとし、夏休みは春休みの長い休みでは独力で解けるまできちんと考える学習を進める生徒がいます。そういう生徒に最上位校の半数の生徒は追い抜かれるだけのことです。ミドリゼミではどういう生徒を応援していますし、「高校で頑張ろう」という生徒を高校名関係なく来てもらっています「「ミドリゼミの夏休みの学習  高校1年生/高校の範囲を学習している中学3年生」「ミドリゼミの夏休みの学習 高校2年生の数学/高校2年生の範囲を学習している私立の生徒の学習」「ミドリゼミの英語の学習 高校2年生の英語」「ミドリゼミの夏休みの受験対策 高校3年生」「春休みには数学の予習を半年分やる!/中途半端な学習をするくらいなら英国社に専念しよう」「春休みには数学の予習を半年分やる!/その予習が必要な生徒とは?」。

あるいは生育が早く理解力が早く身についた生徒が高校受験は有利だったが、ゆっくりと生育してきた下位校の生徒に高校の後半では追い抜かれるという動物的な生育の一面もあるかと思います。

いずれにせよ最上位の公立高校に進んだからといって、特筆すべきほどの能力を持っているのは上位のごく一部の生徒だけです。中位や下位でトップ校に進む生徒など大したものではない。だって、私立組も合わせて全体で見れば偏差値50なんでしょ?普通じゃん。努力の差で、似たようなIQの生徒に簡単に追い抜かれます。IQ130とIQ90を比べているわけではないのですから。

だから最上位公立校だと言って己惚れて「今はクラブ活動に夢中。エリートのなら高3の夏になってから頑張れば大丈夫っしょ」的な考えでは、大抵破綻します。だって普通の能力の生徒が自惚れているだけなんでしょ?

上位校の真ん中少し上が下位校の上位に抜かれる現象は、公立私立関係なく毎年何十万人で起こっている

上位校の真ん中少し上が下位校の上位に抜かれる現象は、毎年何十万単位で起こっています。最上位校の半分は2番手校の上位に抜かれ、2番手校の半分は3番手校の上位に抜かれる・・・IQや偏差値で見ると大した差はないからです。努力を怠れば追い抜かれるのです。進学塾の特別クラスに放り込んで「何が何でも神戸高校!」など、ほぼ意味はない。

同様の現象が中高一貫の私立でも起こります。中学受験塾で子供に鞭打って、「何がなんでも六〇レベルの進学校に!」は意味がないことです。六〇クラスの進学校の進学実績は、おおよそ神戸高校と同レベルです。真ん中少し上なら関関同立です。だから、半分以上は下位の中高一貫校に抜かれます。

この現象は毎年何十万人単位で全国で起こっている事実であり、ミドリゼミという小さな塾だけが言っていることではありません。

最上位公立高校の中位は下位高校の上位に追い抜かれ、下位は中堅高校の上位に追い抜かれる/中高一貫の私立でも同じことが起こります/最上位校で落ちこぼれる生徒の特長」「高校受験の志望校決定/ワンランクしたの高校の下位コースに最上位で入る」「大学入試で逆転する学校間格差・逆転は難しい校内格差/上位校に下位で進んではいけない理由/哀れさえ感じます」「進学校の中下位は、進学校に進学する意味がない/中下位の生徒に足を引っ張られる進学校」。

そもそも必死になってこのレベルの学校に進まないといけないこと自体、子供は普通の能力で、能力差は大きくない。。このレベルの子供が争う関関同立や神戸大学レベルは努力の差に大きく起因する。お子さんはIQ130で努力しなくても京都大学のレベルにはない。

以上の内容について賛同いただける方は、ミドリゼミに来てください。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。