- 勉強は頑張れないのに部活は頑張る生徒の脳科学~社会で勝つのは?
「正しい指導をすれば子どもはやる気を出す」「目標や成功体験を与えれば変わる」といった教育論を語る評論家や塾は多く、それを信じる保護者の方も少なくありません。 しかし、実際の指導現場を見れば、そんな綺麗事で子どもが根本から […]
- 通知表3と4はオール4以上に上げることが難しい 指導方法は?
評価「4」の壁に潜む本質的課題 前編「公立中学の通知表オール3を4に引き上げるのは難しい」では、阪神間における上位層の私立流出に伴う公立中学の構造変化、新学習指導要領における「観点別評価」の仕組み、ならびに「通知表オール […]
- 公立中学の通知表オール3を4に引き上げるのは難しい
当塾のように最難関校(灘・甲陽等)の指導を主軸とする現場におきましても、公立中学にお通いのご家庭から「現在の通知表を一段階引き上げられないか」というご相談をいただくことがございます。 特に多いのが、「通知表オール3の生徒 […]
- 「文字の美しさ」から「面接の人間性重視」へ――文系の歪んだ認知と理系へのマウント構造
「書は人なり」「文字の美しさは心の美しさを表す」――昔から日本社会で当然のように語られてきたこの言説に、疑問を抱いたことはないでしょうか。 私自身、20年以上にわたる学習塾経営を通じて、難関校を目指す数多くの子どもたちと […]
- 理系は地理、文系は歴史を選択する理由ー脳の認知スタイルに差
歴史は暗記量が多いから私立受験で社会がない理系が敬遠するというだけではなく、歴史は嫌い・学習する意味が分からないという理系が多い。一方で、文系は私立受験の際に大学の受験科目や高校の授業選択を考えると日本史や世界史、特に日 […]
- 理系はなぜ英語が不得意なのか — 認知科学と教育から考える
学習塾を20年以上年経営する中で、非常に多くの理系生徒や保護者様から「数学や理科は得意なのに、高校2年あたりから英語がどうしても苦手になる」というご相談を受けてきました。まず明確にしたいのは、「理系だから語学に向いていな […]
- 英語が読める・話せるの科学的正体 ~ 頭から読む力の育成
1. 「和訳」と「頭から読む」の根本的な違い:英検2級と準1級を隔てる「巨大な壁」 英語を「日本語にきれいに訳すこと(訳読法)」と、「英語の語順のまま頭から理解すること(直読直解)」は、単なるスピードの違いではありません […]
- ミドリゼミの数学、高校生の夏休み 各学年ごとの学習
ミドリゼミにおける数学学習では、高3の9月から始まる共通テスト準備および二次試験対策から逆算したスケジュールを徹底することが合格への鍵となります。「高3になってから入試勉強」「今は復習」という進度では、上位国立大学(理系 […]
- 高校数学で必要な理系脳を脳科学から考える
高校数学の指導現場において、中学時代は数学が得意だったはずの生徒が、高校に入学した途端に失速するケースは珍しくありません。この現象は生徒の努力不足や学習量の低下ではなく、中学数学と高校数学で要求される「認知機能(脳の処理 […]
- 米大学が学力テスト回帰?日本の難関大も実は推薦より一般入試
近年、教育界やビジネス界では「学歴やペーパーテストの点数よりも、主体性や人間性、個性を重視するべきだ」という議論が活発に行われてきました。AO入試(総合型選抜)の拡大や、社員採用における「人物重視」への移行は、その代表例 […]
- 附属校の男女差 女子は外部受験や志望学部に頑張るが、男子は崩壊
「せっかく中学受験で高い倍率を突破して私立の附属校に入ったのに、ダラケてしまい、成績が下がっていく……」 ミドリゼミに 付属校の親御様が入塾希望される最も多い原因です。そして、このような嘆きは男子生徒に圧倒的に多い。同じ […]
- 一人っ子・第一子が優秀な理由。姉と弟の「弟」が陥る罠と逆転劇
この話は、一般的な科学的知見や、私の20年以上にわたる塾経営に基づく経験から生まれたものです。もちろん、それぞれの家庭環境やご状況によっては、読まれて不愉快になられる方もおられると思います。その点については大変申し訳なく […]
- 30歳代、40 歳代に全盛になる人間の全能感と中学受験の悲劇
人生における「二つの全能感」の対比 人間の発達過程には、「自分は何でもできる」という強い万能感や全能感を抱く時期が二度訪れます。しかし、その心理的メカニズムと目的は大きく異なります。 一度目は、思春期(中学生頃)の子ども […]
- 半数以上の生徒では高校で努力しても伸びない理由~付属校でよく分かる
学習塾を経営して20年以上、多くの子どもたちを見続けてきましたが、近年特に強く感じている変化があります。それは、当塾に体験授業や入塾相談でやってくる、大学附属校の高校生たちの学校間での学力格差です。 同じ「大学附属の高校 […]
- Z世代とα世代に見る「やってる感」の割に成果が上がらない学習
スポーツクラブに行くと、奇妙な光景に出くわします。スマホを長時間いじって器具を独占して大した運動もしない迷惑なのが多い30代のミレニアル世代=ゆとり世代の横で、実に真面目に必死に取り組んで「頑張っている自分」のオーラを出 […]
- 予備校の合格者数の真実~入塾無料=自習利用で籍を置く成績上位者
受験シーズンや夏期講習の前には、メディアやチラシに「京大〇〇名」「阪大・神大〇〇名」「関関同立〇〇名合格」といった、大手予備校による華やかな合格実績が躍るようになります。これらを目にする保護者の多くは、提示された数字をそ […]
- 鉄緑会の売却の真相を考える~ベネッセとヒューリックの思惑
20年以上にわたり教育の現場で塾を経営し、多くの生徒や保護者の方々と向き合ってきた立場から、今回のニュースには経済的な再編という枠組みを超えた「教育現場の歪み」を強く感じています。 2026年7月7日、不動産大手のヒュー […]
- 夏休みの「1日12時間学習で難関大学に」という夏期講習の裏側~ビリギャルの真実と学習量の限界について
夏休みを前にすると、学習塾や予備校の「1日12時間勉強して難関大へ逆転合格」といった宣伝が多くなります。特に、「偏差値30からの難関大学」といったビリギャル的合格体験を載せて集客する塾や予備校がふえます。 こういう宣伝を […]
- 神戸大学と関関同立の合格者の男女比は明確に違う~数学の壁とIQの真実
これから書くことは統計的データや科学的知見、それに私の経験に基づくものです。女性を差別しようという意図も、「私は女でも違う」というような方に意見をしようとするものでもありません。一般的な傾向であり、それに合致するなら進路 […]
- 大学入試で必要な学力は模試の学力~定期テストは良いのに模試がダメな高校生の特徴
高校生は期末テスト真っ只中、あるいは直前ですね。その後に模試なども控えている高校生も多いでしょう。今日は、定期テストと模試に必要な能力も学力も違う、そしてそれは大学の入試にも大きな影響を与えるという話をしましょう。 これ […]
- 中学・高校受験までのIQ、大学受験のIQ 小学生のトレーニングと努力できる遺伝子で決まる子供の将来
兵庫県下の公立最上位校である神戸高校や市立西宮高校。中学時代はほぼ「オール5」をとり、周囲からも秀才ともてはやされて入学したはずの生徒たちが、高校2〜3年になると、中堅校の上位層に簡単に追い抜かれてしまう——このような逆 […]
- 「褒めて育てる」という欧米の嘘――アメだけでムチがない日本公立校の「動物園化」
日本の自称・教育評論家や、ぬるい個人塾の経営者が金科玉条のように唱える大嘘があります。 「欧米を見習え。あちらは子どもを怒らない、褒めて自主性を伸ばす教育だ」という教育論です。 これは欧米の教育の「アメ」の部分だけを都合 […]
- 努力できる遺伝子――アメリカの大学の研究を米陸軍士官学校の訓練が証明した
これから書くことは、親がブチ怒ることです。そんなことを言われたら、なすすべがないからです。政府も学者も逆ギレします。そんなことを言われたら、「教育は環境」と言ってきた業績もキャリアも、文科省あたりから金をもらってウハウハ […]
- ノーベル賞学者が指摘する親の認知のバグ だから受験と学校選びは失敗する
自動車や電化製品なんか買うときはカタログを穴をあくほど見るのに、いちばん大切な子育てや、より大金をつぎ込む株式投資、家購入は、噂話に振り回されて裏も取らずリスクも考えない方が多い。 社会で働く優秀な親御さんなら、会社では […]
- 高校の学習を期末テスト前に考え直そう 漫然とした学習で希望進路を潰すな
期末テストが近づくと、学校も親も「まずは目の前のテストで良い点数を」と口を揃えます。学校の先生は、どの生徒にも「共通テストだ」「推薦入試だ」と全方位の綺麗事を並べ、個別の実態に合わせた踏み込んだ指導はしてくれません。同僚 […]
- 高校生が直面する就職氷河期 AIバブルの崩壊はドットコム・バブルやリーマンショックより大きい
いま、多くの高校生や親御さんは「深刻な人手不足だから、とりあえず関関同立くらいに滑り込んでおけば、将来の就職も大企業で安泰だろう」という楽観的なシナリオを描いています。 しかし、現在のAIバブルに乗った株価上昇、不動産価 […]
- Z世代とジョブ型雇用の罠を学習塾で痛感する――「正解」を求める子供たちが迎える残酷な未来
会社を「塾」と勘違いするZ世代の他責思考 現代の若手(Z世代)の多くは、幼少期から高度に発達した塾や参考書、手厚いカリキュラムに囲まれて育ってきました。彼らにとって「正解や成長のルートは他人がお膳立てしてくれるもの」とい […]
- 進路学習指導と子供の躾を遺伝子と文化から考察する/公の場で泣き散らかす日本の子供と落ち着いている欧米の子供
欧米に行くと、私は「どうして欧米の子供たちはあんなに静かに親の後ろを歩いているのに、日本の子供はあちこち走り回ったり、ぐずったりするんだろう?」とよく不思議に思います(除;イタリア、スペイン)。 「日本の親のしつけが甘い […]
- 河野洋平とホンダ三部敏宏社長、進学校の生徒の失敗は似ている 失敗を認められないプライドと傲慢
先日、衆議院議長、外務大臣、官房長官を歴任した河野洋平氏が亡くなりました。彼の代名詞とも言える「河野談話」は彼の主張通りよく練られた齟齬のないものですが、結果として韓国に都合よく政治利用され、日本に多大な外交的損害を与え […]
- 鹿鳴館の華・東洋の真珠 陸奥亮子 Z世代はどう感じる?
一昨日のブログで疲れたので気休めに書きます 地元の中学3年生では明治から一次大戦が期末テストの範囲です・・・遅すぎるやろ。公民どうするねん! ということで歴史の教科書の明治のあたりを開くと、明治の近代化を支えた男たちの顔 […]