偏差値60ない高校生は、アメリカでトラックドライバーになれ!
アメリカの契約社員の運転手の給料
月10,000ドル、年間1,200~300万円が、この日本人ドライバーの平均です。経費を差し引いた収入です。経費にはトラックのリース料も含まれています。だから、これは手取り金額です。もちろん、年功序列などないので23歳でもこの金額が稼げます。
ただ、この動画で紹介されている経費からは、健康保険や年金は示されていないので、ここから自力で払わなければいけません。健康保険は独身で月40,000円、家族持ちで月10万円程度でHMOという比較的質の高い健康保険に入ればいいでしょう。年金代わりに月10万円でも株式でも買っておくんでしょうか? もちろん、アメリカでは年末にここから税金も支払わないといけません。
それでも、年間700万円の「手取り」があります。日本でもこの手取りを手にするには、額面では1000万円以上の給料が必要です。税金や社会保険が天引きされますからね。一流企業で40歳の管理職になってやっと手が届きます。
日本でも契約社員化が進むと言われていますが
それは正社員より給料を下げるための選択です。
アメリカでは、正社員のトラックドライバーの平均年収は500~700万円(額面)と、この動画でも紹介されています。このドライバーは「自分は頑張っている」と言い、正社員より頑張って働いているので普通の社員の倍近い所得が契約社員にあって当たり前だと言っています。日本なら、契約社員は正社員より格下扱いで、絶対に低い金額で契約されます。
それに、この大手の運送業者は、彼への支払い明細に、会社の請負金額と、彼に支払った金額が明記されています。2400ドルの請負に対して彼への支払いは1700ドルです、70%程度彼に支払っているようです。日本の派遣業と大差ない中抜きですが、情報が開示されていて、とてもフェアなやり方です。
そして、その運送単価が日本とは違って高いんです。その明細では300マイル=約500㎞=東京~大阪の運送1回で1700ドル=約18万円の支払いが彼にされています。東京・大阪往復すれば2日間で36万円です。
どうですか、大企業でも出世の見込みがないサラリーマンなら、辞めてトラックドライバーになった方が良いと思う方多いでしょう?
素晴らしい労働環境
それにこの動画を配信しているのは、彼のトラックの運転席なんですよ。まるで部屋です。ネットカフェなんかより広くて豪華なんです。日本のトラックと大違いです。平机で上司に監視されているオフィスより、こんな豪華な運転席で好きな音楽でも聴きながら一直線のアメリカの道をのんびり走っている方がよほどマシです。
いずれにせよ、ただただ使い捨てようとして派遣社員や契約社員を安い給料で使う日本の会社よりマシだと思わざるを得ません。
日本のドライバーは?
クロネコヤマトのドライバーの平均給与は350~450万円だといわれています。もちん額面で手取りではありません。手取りは400万円を超えることはないでしょう。
ここで日本の腐っているところは、クロネコヤマトの本社採用の正社員の平均給与は1000万円近いということです。自分たちの事業を支えている現場の社員を使い捨てにして、間接部門の社員の給与だけが高いんです。
これはあらゆるサービス業の現場社員の扱いです。二流大学を卒業すると、この現場組になります。その多くは非正規や契約の使い捨てに将来はなっていくはずです。
これが日本の先進国で最低レベルの平均給与の正体です。
日本で二流大学に行く理由などない
二流大学を出てサービス業の現場で使い捨てられるくらいなら、アメリカに行ってトラックドライバーにでもなる、寿司職人にでもなる方がマシです。
高校で河合塾や進研ゼミで偏差値が60ないような生徒は、日本の社会で生きていくことを考え直す方が良いと思わされる動画です。
だからNYの弁護士の新入りが年収1800万円というのは、当然の話です
アメリカで州の弁護士になるのは難しくありません。修士に行ってまともに勉強していれば、まずまちがいなくなれます。それで年収1800万円です。だから、同じような修士新卒でペイペイプラスαの専門技術の若者なら、ニューヨークでもシリコンバレーの理系でも2000万円近い初任給があるんです。
でも、これはこのトラックドライバーの収入を見れば、当たり前の話なんです。別にプリンセスの婿だからという話ではない。年功序列をエサに若年層を安い給料でこき使い、給与が上がる中高年でリストラするような日本の給与体系がおかしいのです。
そんな日本でこんなことをほざく会社になんか、必死で受験勉強までして行くべき価値はない。「愛社精神など不要、45歳で辞めてよ」サントリー新浪社長は経営者の腹の内を代弁した」