英語長文読解の難化傾向と教育業界のマスコミを考える

一般的な平成の総括

昨日紹介した中堅大学の英語長文の入試問題なんか見ると、上位大学に合格するにはこの程度の動画の内容を理解できる社会常識を高校生に求められているということです。「私立大学の英語の難化傾向/文法力と社会知識の両輪が必要になってきた/学校・クラブ活動・塾を往復するだけの生徒は無理/子供の育て方そのものが問われている

この内容を英語で書かれたら高校生に読めると思いますか? 日本語で書かれていたとしても、大人でも8割がた無理でしょう。だって、59分10秒くらいからの新聞記者の質疑応答のレベル見て下さいよ。一般人より物事が分かっているはずのエリート様であり新聞記者である連中で、こんな体たらくのが結構います。だったら受験生に読めるはずがないじゃないですか。

でも、昨日の入試問題でも分かるように、中堅大学の入試でも大人が日本語で読んで何とかわかるというものが出題されるんです。過去問を見ると慶應なんかまさにこの動画レベルのものが出題されます。勉強だけしていて、英語だけできても読めません。でも、社会勉強するにしたって、高校生には高度過ぎます。親が教えるのも重荷なほどです。入試が無理筋になってきているんです。

逆に言えば、こういう連中が教育や進学について書いてるです

こんなレベルのマスコミ連中が書いた記事を、子供の教育や受験でも参考にしてるんですよ? 彼らの興味と指向は世間に迎合してお母さんが納得しやすいように情報を加工して、お母さん方に金を払わせることだけです。事実の報道などではない。

だから、先日の黒田日銀総裁の「家計の値上げ許容度も高まってきている」という発言の切り取りも、「上級国民は分かっていない。」と煽り立てるだけで、何で円安になっているのか、何で日本の経済は30年間も成長しない特異なことになって資源の急騰を吸収できないのか、そんな状況で日銀が株を買っても財政出動もせずにまた消費税上げると言ってる財務省はどうやねん・・・とまともな方向に話が進まないんです。

教育業界も同じです。「進学校にこの成績で放り込んで、大学受験はどうなるんやろ?」と将来をキチンと考えずに、「経済格差は教育格差、中学受験でひとつでも上の中学に進むエリートが勝ち。」などと教育業界のマスコミに煽られているお母さんは、「上級国民は分かっていない。」と煽り立てるマスコミに本性を見抜かれているんです。「大学入試で逆転する学校間格差・逆転は難しい校内格差/上位校に下位で進んではいけない理由/哀れさえ感じます

もちろん、我慢もヤル気もなく中学校入学時に三角形の面積も求められないばかりかまともな字も書けない公立中学の下位のダラケ切った子供に「褒めて育てる。」「叱っても子供は伸びない。」なんて言って、親に迎合しているマスコミも同じです。それでこんなことをSNSに書き立てるバカな親が増殖して、それが正論であるかのようになってしまっています。叱るのが嫌で面倒だから放置しておいてそんなことになってるんでしょ? 中学や高校でそれ以上野放しにして、遊び惚けさせて、Fラン大学や専門学校に行くハメになって、非正規採用しかなくなるのが正論なんですか?「当塾のグーグルマップに、このようなバカげた中傷が投稿されました/だらしない子供を肯定して低学力・低学歴・非正規に子供を追い込む悪人たち

迎合しやすいだけの情報を真に受けてるお母さんが、無理で無駄な受験を選択して、叱るのは心が重いからと放置して、子供を自ら落ちこぼれにしているんです・・・我々が愚かな選択してこの30年成長もせずに、気が付いてみると世界から落ちこぼれて開発途上国に落ちかけていて、もはや中国に攻められても対抗できる防衛力を賄う財力さえなくなって好き放題されている今の日本は、親が愚かな選択をして子供は自ら立ち上がることができずに、あるいは甘やかして立ち上がる気もなく、学校でも落ちこぼれて、非正規ブラック企業で好き放題されている若者と同じです。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。