これが公立中学の通知簿3生徒の学習/昨日ブチ切れました
テスト前にいい加減なことを際限なく繰り返す
テスト前に塾を休む。休んだからとしかたなくこちらはやるべきことをメールで親に知らせる。しかし、その指示は半分ほどしか守られない。その挙句「明日からテストです。」と塾に来て、これもあれも出来ていないと平然と言ってのける。これを、今までも繰り返してきている。
「そこは大丈夫です。おぼえました。」と言っているところでも「これはどういうことやねん。」と聞くと「それは、エ~ト、アノ~、こういう感じ?」ってあやふやな理解不足を言ってのける。もうね、「もうエエわ。」と思って、昨日はブチ切れましたよ。
「これはこうって箇条書きで答えられないと、どないしてテストで解答できるねん! テスト前くらい、他の習い事をセーブして塾に来い! お前なんか自分で学習できるわけないねん! 問題を解かれへん以上に、教科書に何を書いてあるのか分かれへんねん! テスト前に何日も休まれて宿題もしてけえへんのに教えられるかい! 何のために塾に来てるねん! 」
これが典型的な通知簿3
これで、通知簿で4が並んでないといけない高校を志望している。親御さんもしっかりとサポートする、厳しくするというから来てもらったんだけど、今のままでは無理です。やはり、公立中学の通知簿3の子供は教えるのは難しい。
この子供は教えたら理解できる能力はあります。それも来てもらった要因です。でも、決定的に性根が緩い。これが、優秀な子供の多くが中学受援で抜けた、極端に言うと下半分が集まっている公立中学で8割の子供が取れる通知簿3を取る原因です。学習に対する能力や理解の問題ではない。
通知簿3になる原因
この子供のように、徹底的に性根が緩く、何度失敗しても懲りない・・・が、私の経験ほとんどです。学習が難しいからと出来ない生徒は、今まで数人しかいませんでした。
なせなら、受験校を舐めた志望校から下げられ、その受験校の過去問題を同じ舐めきった調子で「ランクも下げたこんなスベリ止めの私立なんか楽勝」と解き始め、合格点に遠く及ばないということになって「このままではヤバい」と現状認識をした子供はやっと本気で勉強し出して、それまで3年近く「でけへん」「分かれへん」と言ってきた問題を、それから入試までの1ヵ月少しですべてクリアして合格点を取ってくるからです「中学3年の冬休みまで本気を出さない子供たちの将来」。
中学の学習など、しょせんその程度のものなのです。だから文科省が「義務教育」として、全国民に課しているわけです。
この教訓は裏目に出る
この高校受験の教訓から高校では性根を入れ替えたらいいんですが、こういう子供は「ラッキ~、入試前に少し頑張ったら合格できた。オレってデキる子なんだ。」と絶賛自己評価をして、中学時代より酷いことをし出します。これが、公立高校の多くの生徒の日常の学習時間がゼロという統計結果です「高2生、3割が勉強時間ゼロ 希望進路で差、文科省調査」。私の思い込みじゃないですよ。文科省の調査ですから。
それでFラン大学に自己推薦で無試験入学し、就職で泣くことになる。分かり切っています。
その分かり切っていることをなぜ自己反省をしないのか? 遺伝子でこの思考回路がきまっているからです「努力できる遺伝子/グローバル化・中流没落が生む選民思想」。