公立校から有名大学に行く作戦

高校はどこでもいい

兵庫県の場合、公最上位のランクを目指さなくても次のランクの高校に行っても大差ないと思います。授業進度は多少違いますが、授業の内容はさほど変わりません。授業進度の関しては、最上位校は少し早いだけで文系では数学もどうせ2年生で終わるので、多少速くても遅くても大学入試にそれほど影響するわけではありません。

ただ、私立の中高一貫校より1年分学習進度が遅いです。落ちこぼれたら受験までに取り返す時間はありません。文系はまだしも、数Ⅲや理科が3年に積み残される理系では私立の進学校のように大学入試の1年以上前もって数Ⅲや理科が終わって十分に準備できるものでもありません。だから、どっちみち自分か予備校・塾などで先に進めておくしかないので大差ありません。それでも時間が足りなくなると思うので浪人も覚悟しなければなりません「国立大理系は公立高校から現役ではもうムリ?/理系なら中学受験は必須」「経済格差は学力格差の理系/でも文系志望なら公立も私立も関係ない

私としては、最上位校に胡坐をかいて、数学で授業もせずに生徒に「グループで話し合って進めろ」というような高校や、習ってもいない範囲を宿題でぶん投げるような高校に行くより、一つ下のランクの高校でキチンと教えてもらって上位にいる方がいいような気がします「進学校の授業の一例を紹介/こういうところに進んで自ら行こうとしてるですよ?」。

どの高校かはナイショです。塾に来た中学生には教えます!

公立校で学力を伸ばすには

これは何度も書いていますが、まず数学の予習をすることです。それも、春休みや夏休みの長い休みに半年分ずつの予習をしておくことです「春休みには数学の予習を半年分やる!/その予習が必要な生徒とは?」「ミドリゼミの高校2年生の夏休みの数学の学習/高校の範囲を学習している私立中学の学習」。

高校の数学は難しく、学校のペースに合わせて予習・復習をすると必ず置いていかれます。ついて行こうとすると、分からない問題を十分に時間を取って考える時間が取れなくなり、その問題の上に積み重なる次のセクションから分からなくなります。少し上位の公立高校に進む生徒なら、中学の数学など楽勝だったでしょうが、その調子で高校でも学習していると必ず酷いことになります「高校生と中学生の学習の違い/数学の学習が決定的に違うことが分からない高校生は失敗する

だから、長い春・夏休みで十分に時間が取れる時期に、学校が宿題で出す問題集を予習で仕上げておくのです。十分に時間を取って、納得がいくまで考えて学習しておくのです。そうすれば、学校の授業に置いて行かれることもないし、テスト前に問題集の宿題で分からないところが積み上がってどうしようもなくなることもありません。テスト前は応用問題などの演習をやっていればいいのです。

こうして一番時間と労力がかかる数学の予習さえ進めておけば、他教科を日々復習することも、副教科を定期テスト前に詰め込むことも出来ます。

できれば、英語や古文の文法も数学と並行して1年の間に終えて置くと、満点だと思います。

数学が苦手で予習が出来ない生徒さんは?

数学を捨てましょう。足掻いても有名大学に進める学力には届きません。その分英語や古文の文法の予習に全振りして関関同立を目指しましょう。3年生になれば社会を始めれば大丈夫です「数学が苦手な生徒の勉強方法/数学を捨てることです」。

学習量では半分程度に減るはずです。関関同立で良ければクラブを楽しみながらでも大丈夫だというのはこういう理由です。

高校2年生の後半から

こうして学習していくと、文系では2年生の夏休みを終えると数学も英語もほぼ基本学習は終えていることになります。それから入試用の問題集を始めて、3年生の夏休みが終わったら共通テスト用の対策を進めていけばいいのです。また3年生からは理科基礎を2教科進めるといいと思います。

理系では、3年の夏休み後半から数CとⅢを進めましょう。3年生の春休みには終えるようにして、そこから入試問題集を進めましょう。並行して学校から配られている理科の問題集を進めましょう。3年生からもうワンランク上の重要問題集などを進めるといいと思います。

しかし、理系の場合はスケジュールがタイトで、頑張っても無理な生徒も多いと思います。その場合は浪人を選択してください。

このスケジュールが無理な生徒は、3年生の夏休みまでに数Ⅲと学校から配られている理科の問題集を終えるようにして関関同立を目指しましょう。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。