こういう親はロクな子育てをしないと思った件
親バカならぬバカ親発見
日曜日に、止むに止まれれぬ買い物があり、自宅から一番近いミニコープに行かざるをえませんでした。いつもならネットスーパーで買い物をするんですが、仕方無しに行きました。
・・で、急いで必要なものを手にとってレジに並んだところ、私の前に5歳ぐらいの女の子を連れた40歳前くらいの父親がいました。私は少し離れて並んでいて、特段気にもとめていなかったのですが、その女の子が「抱っこ~」とかせがみだして、父親が片手で買い物かごを持って、もう片手で抱き上げました。そうしたら、女の子が後ろ向きの格好で顔を父親の肩に乗せて、ちょうど私の顔の位置にその女の子の顔が来ることになったんです。その女の子はマスクをしていないし、後ろの私に顔を向けたまま大声ではしゃぐわけです。父親は注意もせずに、嬉しそうに子供とお話しています。
私ブチ切れかけました。
母親ならまだしも父親までも
母親が家の中で子供まみれになって、わけが分からなくなっているのは仕方ないと思うんです。けれど、ここしばらくの間に、父親でこういうのが増えました。自分は社会の常識の中で働いているはずなのに、大切な子供のことになると見境も周囲への迷惑もまったく関心なくなる父親が増えました。特に、父親自身もハイになっている行楽地や行楽途中の電車の中でよく見かけます。
決して会社や取引先の利害関係者との間ではしない行為を、プライベートでは「まあいいだろう」というのは誰でもあると思うんですが、子供のことになると「まあいいだろう」ではなく、何をやっているのか意識が飛んでド外れたことやるのが最近は多いんですよ。
昔はそういう母親を父親が諌めていたんですが、最近は父親が率先してやってますからねぇ。
ニュースやウェブで見るバカ親
以前から「騒ぎ回る子供がレストランで追い出された」「小学生以下の子供を入店拒否された」と文句を言う親がニュースなどに取り挙げられます。また、店名を実名で公表してSNSなどで吊るし上げる親もいます。
こういう親は自分のかわいい子供に対しては世の中は何でも認めてくれると思っているんでしょうねぇ・・・。子連れならファミリーレストランにでも行っておけば良いものを、自分が入りたいからと無理やりそれなりのレストランやカフェに入ろうとするからそんな事が起きる。また、それに同調するバカ親がSNSを炎上させる。
最悪なのは、自分が小洒落た店に入りたい欲求を非常識だと言われて、「子連れは差別するのか」「子供は社会で育てるものだ」と子供をダシにして大義名分にすり替える卑劣さです。キチンとマナーを知る大人にならないとできないことがあると子供に教えることは家庭教育の一巻として必要なことです。それを自分が小洒落た店に入れなかったからと、子供をダシに文句を言うなど、こんな親にマトモな子育てができるとは到底思えない。
バカ親に同調した末路
以前、阪神打出を少し北に上がった2号線沿いに昔からの洋風料理の店があって長年繁盛していました。私も何度か行ったことがあります。ところが、いつごろからか、近くの幼稚園の迎えの親たちがランチタイムに居座るようになって、大人が「今日は少しだけ高い昼飯でも食うか。」と行く店で幼稚園児たちが走り回りだしたんです。
結局、その店は常連の客が減って潰れました。店は最初に「園児お断り」と張り紙をすべきだったんです。お得意様が減って、余計に園児連れの親に依存するようになりダウンスパイラルから抜けられなくなったんです。なんか、ウィルスを撒き散らした国に医療補助をしてもらって「感謝している」と言わされている発展途上国のようです。
私の塾は小学生は受け入れません。他の生徒に迷惑がかかるからです。別に騒ぎはしないでしょうが、小学生には、いちいち「次は何をやるのか」「どうするのか」「どうしないといけないのか」一から十まで指示しないといけません。その子供に手を取られれば他の生徒にしわ寄せが来ます。だから小学生、あるいは小学生並みの中学生は取らないのです。
こういう親にマトモな進路選択ができるのか
話は戻りますが、しかし夫婦というのはよくできたもので、片一方が他人の迷惑も顧みないとしたら、一方が「これではいかん」と思うようになってブレーキを掛けるところがあるわけです。ところが、中には父親と母親が揃ってアクセル全開で親バカを暴走させる場合がある。あるいは、家庭でトラブルを避けるために、力が強い方の意見に従う場合がある。力が強いほうが「親バカ」だったら、どうなるのか?
こういう場合、自分にうれしい都合の良い情報を選択して、中学受験などに邁進することになることが多くなります。あるいは、そっちに行かないのなら、クラブチームなどに子供を入れて週末ごとに野球やサッカーに狂う父親になります。ソラ、子供の頭の出来が良ければいい結果も生まれるでしょうし、子供の運動神経が良ければスポーツ推薦なんてこともあるかも知れない。けれど、到底そんなことはかなわないことは、周囲は全員分かっているのに、親バカだけは理解できていないことがほとんどんです。
これに、子育ての責任がなく孫をペット感覚で可愛がっているジジババが参加すれば、もう最強の布陣が出来上がります。カネはジジババ経由で流れてきます。そこに、子育て受験産業はつけ込むわけです。
キャバクラではない塾にはやっかいなお客様になります
まあ、こういう方々は何があっても「悪いのは子供ではない」という立場を取りますから、とてもやっかいなお客様になります。学習を教えるより、学習への姿勢を矯正しないといけないレベルの、今まで勝手気ままに自分たちが育てた子供を少しでも抑え込むと「あの塾イヤや~」と子供が言い出し、親はそれを真に受け「何をやってるですか。キチンと教えられないんですか。もう、辞めます、子供が嫌がってます!」と言ってきます。
親の愛で目が曇って、自分の子供がどういう状態で勉強をできていないのか分かっていないんです。だから、受験テクニックをサッと教えてもらって、簡単に成績が上がると思っている。それができないのは塾として能力がないからと信じている。こんな客を相手にしたら、苦労するだけして悪口を広められて塾には最低の結果になります。
結局は「ハイハイ~」とニコニコして子供に何も教えずに一緒に遊んでいるような塾にそういう子供は集まります。もちろん、そいう託児所のような塾で納得しているのであればそれでいいですし、そういう面倒な子供と親の相手をするのに料金をいただくのはキャバクラと同じで立派なビジネスです。だから、個別指導の塾は可愛い女子大生やカッコいいお兄さんを講師に揃えているわけです。まあ、最初の方のバカ親子はそういう塾に流れるんでしょう。
だから、こんなブログを書いてそれでも納得して来ていただける方に対しては、入塾時の体験授業で子供の能力を測ってやらなければいけないことを真摯に伝え、最大限の敬意を持ってお迎えいたします。