学歴ロンダリング今昔物語

学歴ロンダリング今昔

昔々、芦屋のお金持ちでは、甘やかして育てた挙げ句、なかなかいい大学に行けない子供を留学させるのが流行っておったそうな。日本で二流大学に進んだとなれば、大学名を聞いて「アアァ~、やっぱり」と言われるのが耐えられないから、大学名ではワケの分からない海外の大学に進ませるんですな。で、自己紹介は「アメリカに留学してました。」が最終学歴になっておったそうな。

ところが、昨今では、国立大学の独立行政法人化に伴い、大学は授業料を上げて貧困家庭を圧迫して自分たちの給料をあげようとするのに加えて、自分たちの縄張りを大きくして雇用を確保しようと大学院の拡充に乗り出したんですな。で、その大学の進学希望者より遥かに多くの定員を大学院は持つようになり、神戸大学の大学院にはそのへんの私立大学の生徒が、神戸大学の学生は京大や東大の大学院に進むことになっております。これが、最近話題になっている学歴ロンダリングです。

なぜこんな事を書いているかというと、先程見た「アフターコロナ中国で景気が大きく回復しているのは嘘か、本当か」というニュースメデイアの論評で、筆者の女性の経歴欄に「京都大学公共政策大学院を卒業後、法人の資産運用を自らトレーダーとして行う。」と書いてあったからなんです。なんで大学院から書くんでしょう?それに、公共政策の専攻で、「法人の資産運用を自らトレーダー」っていう職歴は何なんでしょう?加えて言うと、法人が経験もない若いペイペイの個人にトレーダーしてもらうもんなんでしょうか?それなりのファンドのベテランに預けません?

ということで、データの裏付けもなく、中身もない記事に、「中国の統計よりお前のほうが怪しいわい」と思ったからなんです。最近多いですよね。キッチリメークしてファッションにも気を使って有名大学の院卒でメディアに売り込もうとしているヤツが最近はとても多い。・・そんな女の化粧を剥がして実力だけ評価したらと思うとゾクゾクずる怖いもの見たさのヘンタイは私です。

学歴ロンダリングが生むAI開発?

この簡単に一流大学の看板が手に入る「大学院の学歴ロンダリング」と並んで、有名なのが「内部進学・指定校推薦ロンダリング」です。もちろん、厳しい中学受験を乗り越えて系列の中高に進んでいるのですからとやかく言われる筋合いはないのですが、12歳から22歳までの子供の成長にいちばん大切な時期をぬるま湯に浸かって頭の中がお花畑に染まった若者を矯正するのに、大学名とノリの良い面接だけで選んだ企業は四苦八苦していると聞きます。

まあ、指定校推薦でさえ公立高校の先生自体が「推薦の生徒は学力が低いので苦労するから」と内定者に問題集を与え、大学の教員が「内部進学者ははレベルが低い・・・」と学生に言ているそうですからなぁ~・・なんかどえりゃ~ことになっているわけです。・・・大学は看板を守るより、少子化の中で生徒をかき集めるのに必死なんですな。

その結果、とある有名食品メーカーでは「国立の学生しか採らん」となっているそうですし、多くの企業の人事では大学名だけでなく高校名もチェックして「これエスカレーターか?」と判断しているはずです。ひょっとしたら、大学名で自動的に「残念ですが・・」というメールを返信するソフトに加えて、「これはエスカレーター臭い」と判別するソフトが開発中かも知れません。何しろ高校名だけで分かる付属だけでなく、最近は早稲田みたいに系列校をいっぱい持ってるのがありますからなぁ~、学校名も違うし、全国区でそんなことされたら分からんですよ。

もちろん、理系の大学院卒採用の場合も、大学院名だけでなく大学名も判断して、乖離が大きい場合は「残念ですが・・」と自動返信するメールソフトも開発中かも知れませんねぇ・・・もう既にあるんじゃないでしょうか?

ということで、大学の一般入試だけがまだアテになる状況でございます

「結果を出すためにどれだけ辛抱して頑張ったか、だから企業に採用しても頑張ってくれる」という証明書は、今や一般入試の大学受験合格通知だけになってしまいそうです。「こんなヤツ、〇〇大学(院)卒ってウソやろ」という上記女性記者のような方が増加している昨今、企業でも採用して働かした結果「ウソやろ」が多発しているかも知れません。

内部進学や指定校推薦に頼っている名門大学は今後どうなんるんでしょうかねぇ。さらに、増設拡充された中途半端な大学の大学院なんかどうなるんすかねぇ~。ゾクゾクしますねぇ~。法科大学院の二の舞が他の大学院でもなんて悲鳴が聞こえそうですな。

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