公立中学4の下半分以下と通知簿4の上半分以上の学力差が簡単に分かる図/進学塾の学習で膨大な宿題と応用問題用の補習授業が必要な理由

公立中学4の上半分と5の簡単に分かる図

教えても成績が上がらない生徒が一発で分かる図があります」にも開いた通り、中学2年生の理科で学習するオームの法則の図です。

これはE=RIもしくはV=RIという電圧=抵抗値×電流という関係式を視覚的に表したものです。昔は使われなかった図です。最近の通知簿3ではR=E/Iと式を変形して必要な値を求めることができないから、この図で視覚的に解説して使い方を丸暗記させます。

さらに、通知簿4の下半分ではこの式で電流Iが一定の直流では抵抗Rと電圧Eが比例、電圧が一定の並列ではRとI反比例にあることが通知簿4の下半分では分からない。だから並列の抵抗値は逆数にして足さないといけないことも分からないので抵抗が二つ以上あるような応用問題では解法を理屈なしに丸暗記させないといけません。丸暗記ですから、難解同じような問題をやっても、次の電力などを教えていると、テスト前にはすっかり解法を忘れてしまいます。そこでまた教えなければいけません。

ところが通知簿4の上半分では、オームの法則の式の比例や反比例の関係を教え、応用問題で式の適応を教えればほぼほぼ1日学習すればそれで済みます。

この程度のことを問題集を積み上げ繰り返し学習してまじめそうに見える子供が通知簿4の下半分です。上半分以上なら1日学習すれば大丈夫なので自分の好きなことをする時間が生まれます。もちろん通知簿5に上げたければ、ここで入りいろなパターンの応用問題を学習するわけです。

塾の犠牲になる通知簿4の上半分と5/多大な丸暗記学習と応用問題用の補習授業

この繰り返し繰り返し学習してもおぼえては忘れるを繰り返す丸暗記学習を、通知簿4の下半分以下ではあらゆる科目で行います。だから、膨大な時間学習しても、塾で繰り返し同じことを教えてもらっても70点代、時々80点という点数しか取れません。安定して85点以上は取れません(もちろん難易度にもよります。一般的な話です。)。

それほど学習しなくても楽に80点台を連発する生徒は、理解を伴った学習ができている生徒です。こういう生徒を通知簿4の下半分の生徒と同じクラスに放り込み、丸暗記用の膨大な宿題を出すのが進学塾です。同じような問題を繰り返させておぼえさせようとするのですから、上半分の生徒には無駄な学習でしかないのです。

通知簿で5を取りたければ、定期テストで数問混じっている難問を解く学習が必要です。学校の授業を聞いていればほぼほぼ基本ができている通知簿4以上の生徒には、学校の授業では言われない上に書いたような比例・反比例の関係を解説して、応用問題への適用を中心に教えてあげればいい。これなら宿題など塾から出さなくても、塾の授業時間内に学習は終わります。そして、「分からなかったところは家で復習しておいてね。」で終了です。

ところが、この通知簿5の生徒も通知簿4の生徒と同じクラスに多くの塾では入れています。この無駄な丸暗記学習の道連れにされているわけです。そして、応用問題を解きたければ追加で「特別補講」を取らされ、金銭的にも時間的にも余計な負担を強いられます。

予習中心の進学塾の犠牲になる通知簿4と通知簿5

その上、多くの進学塾では予習中心の授業をします。予習中心の授業内容では応用問題などの対応までは学習できず、学校の授業と同じようなことをするだけです。だから、通知簿5の生徒は聞けば簡単に分かる授業を2回無駄に受けることになります。学校の授業で基本を押さえ、塾で授業後に応用対策をすればいいだけのはずがです。そして、その応用対策に補習授業を余分にしなければいけない。

一方で通知簿4の下半分では、同じような授業をボケ~っと2回聞くだけで分からないところは分からないままです。分からないところを聞くなんて勤勉な生徒たちではありません。そんなことは塾では分かっているので、画一的に「丸暗記してこい」とばかりに膨大な宿題を投げつけるわけです。

この通知簿4の下半分の学力で無理やり進学校に進学すると

ところが、この丸暗記で目先の点数を5点や10点上げて、一つでも上の高校に行かせることに血道を上げている親御さんが大多数を占めます。丸暗記学習で上のランクの高校にギリギリで数sんだ結果、何が待っているのかも考えずにです。

上のランクの高校では、進学実績を上げてくれる上位の理解力がある生徒向けに「こうなりま~す。分かりましたよね!」という授業で、先に先に進まれます。高校では科目数も問題のバリエーションも多くなり、問題集も分厚くなります。当然丸暗記では対処しきれなくなって落ちこぼれます。これが進学校の下半分の悲惨な大学進学実績です「進学校とはどういうところか?/優秀な生徒を搔き集め、チャート式も理解させられず多くは関関同立で精一杯、そういうところです」「進学校問題の相談多し/難しすぎて役に立たない授業/多すぎる課題で復習できない」。

ところが、親は上の大学進学実績に目が眩んで、自分の子供は下位で入学することなども忘れて、「○○高校なら、最低でも神戸大学!」と入学させる。真ん中の成績でやっと関関同立、お子さんが入学する下位では産近甲龍も危ないことには目を向けない。そしてオームの法則も図を使ってしか解けない子供を塾に連れてきて「数学も英語も成績を上げて、国立大学に行かせてください。」とおっしゃる。

上位にはオームの法則など式で軽々と理解して、自分の子供が必死で丸暗記した問題など横目で見ながら軽々と解いてきた子供が上位にいることも忘れて、彼らを追い抜けとおっしゃる。とても難しいことがお分かりになっていない。

そこで実際に指導して子供の学力を見て「理数系難しいやろ?できるか?勉強しても難しい数学に時間を取ってたら、丸暗記で何とかなる英語を勉強で毛変容になって、関学にも行かれへんで。」と塾で言うと、「そう思う。」と自己分析できてる子供にも親は「数学も!」と言って、関学に行ける子供を自ら潰しているんです。

ホームページはコチラ

芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。