ミドリゼミの数学、高校生の夏休み 各学年ごとの学習
ミドリゼミにおける数学学習では、高3の9月から始まる共通テスト準備および二次試験対策から逆算したスケジュールを徹底することが合格への鍵となります。「高3になってから入試勉強」「今は復習」という進度では、上位国立大学(理系・文系問わず)への合格は不可能です。
高校1年生の夏休み(2年生の予習までたどり着く)
チャートでもクリアでも4ステップでも何でもいいです。学校から配られた問題集を全部仕上げます。これができない高校1年生は、この段階で国立大学は諦めてもらいます。
高校では数学が難しくなり、理解して独力で解けるようになるには相当の努力と時間を要します。だから、学校の復習に回れば、自分が出来るようになる前に先に進まれて落ちこぼれます。学校の予習に回っても、予習と授業で理解はできても、自分で解けるようにはなりません。結局は復習に時間を使い、次の予習は出来なくなり、だんだんと落ちこぼれていきます「高校生と中学生の学習の違い/数学の学習が決定的に違うことが分からない高校生は失敗する」。
そして、数学に日常的に時間を割かれ(それでも独力で解けていないのですが)、他教科を学習する時間が削られていきます。英語や古文、理科を学習する時間がなくなり、全般って気に成績が下がり、国立大学など到底無理になるからです。それで、関関同立にでも進めればまだいいのですが、英語などの学習が不十分になれば、それさえ不可能になります「高校数学の学習方法/学力別」「高校の学習」。
この内容に不満な方は、これらのブログを一度読んでみて下さい。具体的な問題を挙げて説明しています「あなたは理系に行けますか?/文系でも国立大学に進めますか?」「理系、国立文系、私立文系で迷っている高校1年生にアドバイス」「数学が苦手な生徒の勉強方法/数学を捨てることです」
高校2年生の夏休み(勝負の分岐点)
高2の夏休み〜2学期は、数研出版『入試問題集』などのへ本格的な入試問題に移行できるかどうかの最大の分岐点です「ミドリゼミの夏休みの学習 高校2年生の数学/高校2年生の範囲を学習している私立の生徒の学習」「大学入試は高校2年生の夏休みで決まる/入試問題に挑戦」。
【理系】
- 目標・学習内容:
- 夏休み前までにチャート式やクリアなどの「数IIBC」の予習をほぼ終えていることが前提。
- 夏休みからは数研の『入試問題集(数IA〜数IIBC 文理系)』を開始する。
- 並行して「数III」の予習を進め、遅くても2学期中には終わらせて『入試問題集(数III・C)』に入る。
- 注意点・現実:
- 『入試問題集』が難しくて『重要問題集』等にレベルを落とさざるを得ない場合は、神戸大などの上位国立理系は諦め、私立理系へ志望変更すべきです。

【国立文系】
- 目標・学習内容:
- 数IIIがなく理科の負担が軽いため若干の余裕はあるが、遅くとも2学期からは『入試問題集』を開始する。
- 夏休みに予習が必要な段階の生徒は数学が得意ではないため、入試問題の習得にも時間がかかることを自覚する。高3で社会などの学習が増える前に、高2の2学期には入試演習に入らなければ間に合いません。

【私立文系への戦略的撤退(数学の切り捨て)】
- 判断基準:
- 高2の夏休み時点で既習範囲の復習に四苦八苦している、あるいはこの時期に入試問題演習に入れない生徒。
- 戦略:
- 数学の上位国立レベル到達は不可能なため、無理な努力(数学)をやめて私立文系に絞る。
- 英語と古文に全力を注ぎ、関関同立などの私立文系を目指すのが現実的で賢明な選択です。
- ここで現状を認められずに数学をまだ学習し続けると、結局上位の国立大学レベルの数学が身につかずに、その数学のしわ寄せで英語や国語の学習も少なくなり、共通テストで失敗しその上英国社の3教科受験の私立の受験でも失敗する。本来なら楽に3教科を学習していれば進めた関関同立などにも失敗する生徒が多くなります「神戸大学に見切りをつけ関関同立に絞るラストチャンス/高校2年の夏休み~2学期」。
2. 高校3年生の夏休み(二次試験レベル完成と共通テスト直前準備)
高3の夏休みは、「基礎の復習」をする時期ではなく、二次試験レベルの問題演習を完成させる最終段階です「ミドリゼミの夏休みの受験対策 高校3年生」。
- 目標・学習内容:
- 理系・国立文系ともに、二次試験・個別試験レベルの過去問や高度な入試問題演習をやり込み、夏休み終了時点で二次試験レベルに到達させておく。
- 9月以降の動き:
- 9月からは共通テストの準備・対策を開始する。
- 注意点・現実:
- 高3の夏休みの時点でまだ基礎の復習をしていたり、二次レベルの演習に入れていない生徒は、9月からの共通テスト対策と二次対策の両立ができなくなり破綻します。
- 「高3になってから本格的に受験勉強を始める」という意識の生徒は上位国立大学の合格は狙えません。
【まとめ:進校生の現実と認識】
神戸高校や六甲レベルの進学校であっても、神戸大学以上の国立大学に進めるのは上位3割程度です(御影高校レベルでは1割程度)。いつまでも「国立」「共通テスト」にこだわり、適切な時期に数学を切り替えられなかった生徒は、結果的に関関同立にも進めなくなります。自身の現在地を客観的に認識し、高2〜高3の夏休みを明確な戦略をもって過ごすことが重要です。


