夏休みは学校の宿題だけ、数学の予習をしないは国公立大学は無理

学校の宿題を「こなす」だけで夏休みが終わる現実

進学校では夏休みに青チャートや4ステップといった分厚い問題集が大量に課されます。多くの生徒はこの宿題を終わらせるだけで精一杯のまま夏休みの終盤を迎えています。

ここで言う「精一杯」とは、自力で解いて深く理解した状態ではありません。解けない問題の解答を見ながら解いて、2~3日後には何を学習したかも忘れて、「こんなことしたっけ?」と前のページを確認しながら宿題を進めている状態です。

当然、休み明けの実力テストや定期テストで類題を出されても半分も解けず、応用問題には手も足も出ません。こんな学力で上位の国公立大学など合格できるわけがありません。

数学の遅れが全教科を共倒れにする

しかし、最も負担の重い数学を「丸写し」で乗り切ったツケは、夏休み明けのテストではなく2学期に本格的になります全教科へ波及します。

  • 休み明けから数学の授業の復習や課題に精一杯。
  • 数学に時間を奪われ、英語の長文読解や古文・理科・社会の学習時間が取れなくなる。
  • 定期テスト前に数学や英語の理解不足が積み上がり、他の教科の学習時間が無くなる。全教科で理解不足が露呈し、学年全体での順位が急降下する。

これが進学校の下半分で例外なく起きている共倒れの構図です。中高一貫校の「授業進度の速さ」という最大の武器は、自己学習の不足では単なる重荷となり、高校3年生になって「復習しないと」となれば、公立高校でゆっくりと着実に学習してきたライバルに有意な点は何もありません。

当然、入試問題レベルの学習を進めなければいけない、国公立大対策に手が届きません。そればかりではなく、基礎学習が終わったころには3年生の夏休みが終え、ここから入試問題を解き始めれば、入試用の問題集など終わらないばかりではなく、共通テストの準備も不十分になり失敗は確実になります。

このような内容は「春休みには数学の予習を半年分やる!/中途半端な学習をするくらいなら英国社に専念しよう」「新高校生の新学期の開始/数学の予習を!」「春休みには数学の予習を半年分やる!/その予習が必要な生徒とは?」などでくどいほど書いています。

夏休みにやるべきだったのは「2学期の予習」

この負の回路を断ち切る唯一の方法は、長期休暇中に次の半年分の予習を終わらせておくことです。 春休みには1学期の、夏休みには2学期以降の単元を自学で先取りしておけば、秋からの授業はすべて「理解済みの復習」になり、テスト前に慌てることも他教科を圧迫することもなくなります。

しかし、大半の生徒は出された宿題の処理に追われ、先取り予習にまで手が回りません。

夏休み終盤に何も手を打てていない生徒の末路

夏休みが終わりに近づいた今、宿題の答えを写す作業に追われ、2学期の予習など一切手をつけていない生徒はすでに黄色信号です。見通しを持って自ら動けない姿勢は、秋以降のより高度な学習に対応できません。

秋からの授業についていけず、模試の偏差値も伸び悩むことが目に見えているのであれば、傷口を広げる前に現実的な戦略を取る必要があります。国公立大志望であっても、数学に引きずられて全教科が沈むくらいなら、私立文系に絞って「数学を捨てる」決断を下す方がはるかに勝算があります。この夏をただの宿題消化で終わらせた代償は、秋以降の成績として残酷に跳ね返ってきます。

公立高校では受験勉強確保のために予習は必須

その上、公立高校では、中高一貫校に比べて学習進路が1年分以上遅いことになっています。文科系では公立高校でも、数学は高校2年生で学習が終わり受験までに1年間の余裕を持つことができますが、理科系では数Ⅲは高校3年の半ばに終わり、チャート式などの基礎的な学習が終わった時点で、共通テストの準備が目の前に迫ってきます。当然チャート式以上の難問ばかりの上位私立の事件問題や国公立大学の二次試験の入試問題などに準備できる時間はありません。

ですから、これまでに書いたように学校のペースに巻き込まれずにマイペースで理解力を深める以上に、公立高校の志望者では受験勉強の期間を設けるために、圧倒的に早く進める予習が必要になってきます「国立大学の理系には公立高校から現役では難しい?/中学受験は必須」「国立大理系は公立高校から現役ではもうムリ?/理系なら中学受験は必須」。

でも、しないと思います・・・

では、なぜくどいほど書いているのか?まだ高校の学習が始まってもいない時期に、先の見通しが立っていない時期に、そんな計画を立てて努力をする生徒はいないからです。私の塾でもこういうことを話して予習するように指導しますが、やはりやらない生徒はやらないです。

理由は?怠け者だからです。おしりに火がついて「ヤバイ!」という状況にならないとやらないからです。こればっかりはいくら言ってもその人間の性根なので矯正することはできません「進学校に入学しても落ちこぼれる最大の原因」。

ホームページはコチラ

芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。