高校1年生、コース選定の時期~安易な国公立志望は失敗する
高校1年生の秋、多くの学校で文系・理系、国公立・私立のコース選択書類を提出する時期がやってきます。
「自分の今の学力」や「自分がどれくらい努力できる人間なのか」を客観視できず、甘い見通しのままコースを選んで大学受験で大失敗する生徒が本当に増えています「理系か文系か、国公立か私立か、高校1年生はクラス分けの書類を提出の時期です/その選び方」。
塾の忠告を無視して国公立コースの選択を学校に提出する生徒たち
この時期多いのが、成績では上位の国公立大学などには到底及ばない。その上国公立大学であれば理系でだけはなく文系でも最重要科目である数学が苦手である。この状況で平気で上位の国公立大学に行きたいから国公立のコースを選ぶと言ってくる生徒が多いです。
私は「高校1年生の一学期の簡単な分野でさえ数学などでアップアップしているのに、これから数学が必要で共通テストもあって準備期間もかかる国公立大学にどうして進むつもりなんだ?」と聞きます「共通テストの準備を始める時期です/できない生徒は関関同立も失敗する」。
大抵の答えは「頑張ります。」です。
では、「学力が圧倒的に足りないのだから、部活を辞めて人一倍の努力をする覚悟はあるか?」と聞くと、「そこまではできない」と言う。
「止めておけ、私立のコースにして英語と国語に専念しておいた方がいい」と忠告するも、多くの場合は無視して国公立コースの選択を学校に申請します。
何度説明しても理解できない
この際に、もちろん、私はこのように具体的に説明します。
・今でさえ数学がアップアップなのに、これから更に難しくなる数学に時間をとって学習する気もない。それで上位の国公立大学の偏差値70近くにまで数学を上げられると思っているのか?
・結局高校2年生の半ばになって、『もう数学は無理です数学はあきらめて関関同立にします』という生徒など大勢ほど見てきたが、こういう生徒はほぼ失敗する。
・その理由は、君が入試に必要もない数学や理科などの授業が学校であり、テスト前にはその準備に時間を費やす。その間に私立のコースの連中は受験科目の英語や国語社会を重点的に学習する。だから、もし能力が同じとしても、勝てるはずがないじゃないか?
・そもそも、高1の1学期の数学程度でこんなことになっているに、どうやって上位の国立大学なんかに行くんだ? ひょっとして、高校3年生でクラブ活動を卒業してからかんばればどうにかなると思っているのか?
でもこういうことを言われると、「なんて酷いことを言うんだ」という被害者意識だけでまったく自分のこととして客観的に認識することができないのです。
もちろん、この程度の客観性もないのですから、国公立コースならいつまでに何の科目をどこまで予習をしていつから受験レベルの勉強をこう初めて・・・などという学習のスケジューリングなど理解できるはずもないし、それに応じた努力なども継続できるはずもありません。
だから、失敗することは必須です。
「人一倍頑張るのも嫌、諦めるのも嫌」で「人一倍の成果を」という根性なら有名大学は無理
この説明の際には、加えて共通テストまでの逆算スケジュールを突きつけます。「これがこなせないと国公立も共通テストも全部失敗する。高1の1学期にこの体たらくで、3年生になってからできると思っているのか?」と詰められても、、部活など好きなことを犠牲にしてまで必死に勉強するのは嫌。かといって国公立という看板・プライドを捨てるのも嫌。
結局、「3年生の秋から共通テストの準備も二次試験の準備もすれば大丈夫。マイペースで学習できない塾は、キミには合わない」というようなバカなことを言う塾に変わる生徒も結構います。引き留めはしませんけれどもね・・・だって私の塾で預かっていて最後に「全部落ちた。どうしてくれるんだ!」なんて言われるの目に見えてますから。
20年以上多くの生徒を、上位から下位まで教えてきて、確信したことは誰にでも分かるシンプルなものです。「人一倍の成果を得るには、人一倍の努力をしないと無理だ」という基本原理を理解できずに、「どこかに美味い話はないか」という人間など、成功するわけがない。このことを分かっていない時点で、有名国公立大学はもちろん関関同立など無理です「皆さんに分かって欲しいこと/希望を叶えるには相応の我慢と努力が必要だと言うこと/好きなことを全部して国公立大学はない」。
特に男子に多い「反抗期」と「お花畑のプライド」
こうした基本的なことも分からず位おいしい話に乗せられる生徒は昔からいましたが、最近は特に男子で激増しています。
女子は精神年齢の発育が早く、高1〜高2にもなれば反抗期も抜けて大人の思考回路で自己反省や客観視ができます。そのため「今の自分の学力なら、辛抱して払える犠牲では、数学を切って私立文系に絞った方が賢明だ」と合理的な判断が下せます。
一方で男子は精神年齢の発育が遅く、高校生になって反抗期の真っただ中を迎えます。
自分の甘い見通し(お花畑の希望)を客観的な現実で否定されると、プライドばかりが邪魔をして素直に受け入れられません。
女子なら中2あたりの反抗期で高校受験に失敗したとしても、高校で心機一転取り返せますが、男子は高2・高3の反抗期と思考力の未熟さのせいで、人生の最終学歴を決める大学受験で取り返しのつかない失敗をしてジ・エンドになるケースが後を絶ちません。
この表に冷徹に出ています。トップ層は男子が多いが、その次の関関同立の層は、IQの分布以上に女子が多くなっている。こうした甘い男子が激増しているからです。

| 大学名 | 文系学部の男女比(※) | 理系学部(工学部)の男女比 |
| 関西学院大学 | 男 33% : 女 67% | 男 89% : 女 11% |
| 神戸大学 | 男 76% : 女 24% | 男 85% : 女 15% |
| 大阪大学 | 男 73% : 女 27% | 男 85% : 女 15% |
ミドリゼミの存在意義
以上のようなことを判断できる生徒はいいですが、多くの生徒は客観的な自己認識力が不足しておりできません。親御さんの方もご自身が受験経験があるなしにかからず、自分の子供のことになると思い入れや願望が先立って、判断ができない方も多くおられます。
ところがその判断を相談できるはずの学校の先生も、「自分の希望だから」というようなことで、ほとんど相談には乗ってくれません。忙しいこともあるでしょうが、いいと思って言ったアドバイスでも誤解を招いてトラブルになり、責任を負いたくないからです
もちろんそういう場合は塾が最も頼りになる相談相手になるのですが、現場で教えている講師は自分が担当する一教科のことしかわかりません。教室長に至っては普段教えたこともないのですから、模試などの結果から、子供にも親にでもわかるような話しかできません。
子供の進路をご相談するには、その子供をの学力や努力できる力、性格などを包括的に把握している大人が必要です。これは親でも可能かもしれません。しかし、尚且つ、学習や進学業界などに精通している大人、そして親などの主観的な目ではなしに客観的な目で子供を判断できる大人、これらのことが同時に揃っている大人が身近にいるということは、ないと言ってもいいと思います。
ミドリゼミは子ども一人の全教科を教室長自らが教えています。そして月曜日から金曜日までの毎日3時間半の間、子どもに直接に接し続けています。少なくともこの相談相手に必要な要件を揃えていると自負しております。
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