安易に数学を学習するな!国公立大からの私大転向・文転などロクなことにはならない
安易に数学を受験科目に選んでは行けない理由
入試レベルの数学の恐ろしさを知らずに安易に上位の国公立大学や理系を志望する子供、それを応援する親が非常に多いです。もちろん、国公立大学の場合、文系でも数学が共通テストでも二次試験でもあります。入試の数学は、学校の定期テストとは別物ですよ。学校の数学ごときで困っている子供が上位大学の入試に対応できるわけがありません。
英語や国語や社会の成績が良くて総合成績が上位だという理由から、上位の国公立大学や私立でも関関同立以上の理系を志望する場合、全力で止めるべきです。
文系の親は数学の恐ろしさを知らない方も多いです。だから安易な子供の選択を止めないのです。一度上位大学の理系の過去問でも見て下さいな。私の言っていることが理解できますから。特殊な人間しか解けないと思うことでしょう「文転というキーワード検索が多い理由/数学の恐ろしさを知らない文系の親」。
この差は入試の得点で絶望的なほど差が開く
入試問題を見たらお分かりのように、数学という科目は得意不得意で、解けるか解けないかハッキリとした科目です。英語のように得意な生徒は80点、国立レベルでは多少不得意でも60点ということはありません。入試レベルの数学では70点と40点の30点差が平気で出ます。ボーダーレベルの受験生では、英語などの他教科の得意不得意ではこれだけの得点差は開きません。
国立大学の配点を粗っぽく言うと、共通テスト900点満点、二次試験では理系で英数理で300点、300点、理科は2教科で150点ずつで合計900点、文系でも数数学200点、英語300点、国語200~300点というような配転になる大学が多い。二次試験300点満点で70点と40点の30点差を換算すると90点です。共通テストではそこまで差は開かなくても2教科200点満点で30点程度の差は出ます。合計で120点。ボーダー付近の学力の生徒では、英語など他教科の得意不得意でこれだけの差は開きますか?開きません。開くとすれば、元からその志望校は無理だった生徒です。
共通テストの得点30点違えば「判定がCになった!志望校を変えないと!!」と大騒ぎするんです。こんな差を他教科でひっくり返せるわけがない。
もちろん、この国公立大学の二次と同じことが私立理系でも出ます。共通テストなどの他教科の緩衝材料がない分だけ、数学の不得意はもっとダイレクトに合否に繋がります。
それでも、志望大学を下げてまで理系に行きますか?
数学が得意でもない人間が「この学科に行きたい!夢があります!!」だけで理系を受け、文系なら行けたかもしれない大学より相当下位の大学に進むことになるのなら、たとえ希望の学科に進めたとしても、そんな下位大学から研究技術系の就職などありません。
高校の数学も出来ない人間がどうして技術職になれるんですか? 就職の際に「理系なんか無理していくんじゃなかった。文系であの大学に行っておけばあの会社にも行けたのに・・」と言うことになります。
最近の高校などで行うキャリア・パス関係のセミナーでは「どういうことを将来したいの?そしたらこの学科だね!!」というバカげた指導しかしません。その前に、「そういう仕事をしたいのなら、せめてこのあたりの大学には進んでおかないと無理です。」という当たり前のことをコンプラ面から言わないんです。
だったら、親、父親が戒めるしかないでしょう? あるいはミドリゼミのような変わった塾がアドバイスするかしかありません。
「数学難しい、ムリや」と高校2年生の後半から文系に変える(文転)する生徒では
数学に音を上げて文転をする生徒は、ほとんどと言ってもいいくらい、大学受験に失敗します。
理由は簡単です。まずこういう生徒は難しい数学を学習しきれなくなったから文系に「逃げる」わけです。そんな逃げを打つヤツは、文系に転向しても、様々な形で言い訳をして逃げを打つからです。要するに、自分に甘いんです。失敗するに決まっています。そんな自己判断力もない高校生が、今度は頑張るはずがない。本人が頑張ると言ったところで、その頑張りはたかが知れている。
また、文転したからといって学校がクラス変更を認めてくれることはありません。そんな勝手気ままを許していれば、教師の配置からクラス編成までメチャクチャになって学校組織が維持できません。だから、文系だと言いながら、数学や理科に毎日数時間を使わなければいけない。文系の生徒はその時間に英語や古文を学習しているわけです。数学を途中で投げ出す根気も学力もない生徒が、「じゃあ、その分を家で埋め合わせる。」ほど学習するなんてことはあり得ません「文転(文系へ転向)する生徒の末路」。
このような状況も考えずに、自分の成績を横に置いておいて、キャリア・パス関係のお話だけで「じゃあ。こんなことをしたい!夢いっぱいだぁ~」としか17歳になっても考える頭しかないのに、勉強だけはできるなどあり得ません。私の長い指導経験の中でも、こんな的外れな選択をする優秀な生徒は一人としていませんでした。現実を理解する頭がないのに、数学を捨てて英語に専念したとしても理解できる頭があるはずがありません。
安易に文転する典型例
知恵袋にお母さんの嘆きが載っていました。ご紹介します。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10278690365
このお母さんの嘆きは、高校や中学の受験の間違い、そして安易な理系選択の間違いという、とても示唆に富んだことが書かれています。是非ご一読ください。
高1の1学期、私立の中高一貫校なら中3の1学期に数学を入試に取れるかどうかは分かります
私の塾の選択基準はこれです「高校生の学習/予習で分かる大学進学ランク」。二次関数を学習し終えた時点で、どの問題集にも載っているこの問題をスラスラ解けない生徒は、全員私立の文系です。
なぜなら、問題意図から条件を自分で設定していくという数学の応用問題全てに必要な能力にまず最初にぶち当たるのがこの問題だからです。だから、この問題を学習しても出来ない生徒は、この後、三角関数になろうが、確率になろうが、微積分になろうが、ベクトルになろうが、すべての数学の分野に対応はできません。
数学の恐ろしさも分からずに「子供の希望だから」と理系を薦める親御さんは是非チェックしてみてください。これが出来ないなら、進研模試の数学は偏差値50台以下のはずです。この段階で、理系に行って研究開発職に就ける値打ちのある大学には進めない。だったら、得意英語などを活かしてひとつでも上の文系大学にすすでなるべく有利な就職を勝ち取る方が良いと思います。

その他の指標
中学校の範囲の数学で、塾に行かないと分からないと言っているようでは、その時点で国公立大学や理系の上位大学はありません。他の得意教科で引き上げて神戸高校に行ったところで、それなりの私立の進学校に入っていたところで無理です。英語や国語が得意なら、さっさと早稲田や慶應にでも目標を変えましょう。
中学の数学ごときで困っているようでは、高校の数学は無理です「中学の数学で苦手な子供の進路選択」「数学が苦手な生徒の勉強方法/数学を捨てることです」。


