データの嘘/地球温暖化から進学実績を考える
私の経験でも同じです
研究データは正しくまとめられることもありますが、多くは自分達主張や利益に都合よい部分だけが抜き出されます。私の経歴をご覧いただくとお分かりかと思います(学習方針 | 特進個別塾ミドリゼミ芦屋校|定額で毎日プロが個別指導 (tokushinkobetsu.com))。
そもそも、自分達に都合の良いデータが取れるような条件で研究や実験をするのです。研究者が真理に忠実な使途などと思っている方は、オレオレ詐欺に引っかかる老人と大差ないです。
医者や政治家などは、それを上手く利用します。製薬企業から研究費や政府から科研費が欲しい研究者は彼らの利益や主張に沿った研究をしているんですよ。高血圧から環境問題まで同じ構図です。
地球温暖化を例にとると
環境活動家、リベラルな人から集票する政治家が利用するグラフが左側です。このグラフはどういう経緯で測定化されたのか分かりません。このグラフによるとずっと平均的だった温度が産業の発展と共に急上昇していることになります。
ところがウィキペディアにも載っている右のグラフだとどうでしょう。地球の温度変化はもっと大きく、数百年の循環の中で数十年単位で急上昇と急下降を繰り返しています。環境活動家たちが指摘している今回の急上昇も永続的なものかどうかなど、誰にも分からない。
中学の教科書によると、平安時代は暖かくて寝殿造りのような夏対策だけを考えて作られた館が多く、伝染病も広がり浄土信仰が生まれました。江戸時代には冷害から飢饉が頻発しました。右のグラフの方が史実を忠実に反映しているように思います。
我々の次の世代の環境を考えるだけでも、数十年後に何が起こるかなど誰にも分かりません。
それ以前の問題として
この下のグラフは地球温暖化を語る上では、ほぼ使われません。都合が悪いからです。
もう少し時間を引き延ばすと、左のグラフのように地球の温度は10万年単位で変動しています。この理由は明確に分かっていて、地球の公転軌道と自転軸が定期的に変動するからです。このグラフからは、地球は間氷期の暖かい時代入った時代で、過去にはもっと温度の高い時代があったことがよく分かります。
さらに時間を引き延ばすと、地球が冷めて行っているのがよく分かります。数十年、数十万年単位の温度変化など、振れの範囲でしかありません。
進学実績も同じでは?
上位の生徒の進学実績だけが紹介されて、「うちの子も!」って受験は始まりますが、中位では公立校と大差ない上に、下位では落ちこぼれて公立校でのんびり楽しく過ごせば行けた大学にも行けないなんて、どこの誰も言ってくれないんです。「大学入試で逆転する学校間格差・逆転は難しい校内格差/上位校に下位で進んではいけない理由/哀れさえ感じます」
「京大〇人、大阪大学○○人!」って切り取って紹介する学校はありますが、「落ちこぼれたら○○大学。生徒数はコッチの方が圧倒的に多い。下位で合格することになる生徒はよく考えてね!」なんて言ってくれる学校はありません。「進学校とはどういうところか?/優秀な生徒を搔き集め、チャート式も理解させられず多くは関関同立で精一杯、そういうところです」
気候グラフと同じで、進学校や進学校への進学実績を出したい塾に都合よく切り取られているからです。
進学校の早く速い難しい授業に悪戦苦闘して、落ちこぼれの烙印を押され、精神的にもズタズタにされて、苦労して苦労して失敗する道を親子揃って自分から選んでいくのです。「進学校問題の相談多し/難しすぎて役に立たない授業/多すぎる課題で復習できない」
良い情報だけに目が眩んで進学校に下位で入るなど、オレオレ詐欺に引っかかる老人と大差ありません。
ヨーロッパの人と同じですな
ヨーロッパではどこの誰も納得しない「天然ガスなら二酸化炭素排出OK」という屁理屈を政治家や環境活動家がこねてロシアから安い天然ガスを買った社会を作り上げたのは、そもそも二酸化炭素排出など大した問題だと思っていないからではないのか?
本当にそう思うんなら、二酸化炭素の莫大な排出元である畜産を制限して、少しは肉や乳製品を食う量を減らせっていうんです。アイツラ日本の3倍くらい肉を食いますで。その上、セントラルヒーティングで家全体を温めて、北欧のマイナス10℃の国でも薄着で冬過ごしています。
結局、嫌なことはせずに、風力や太陽光の発電を前面に押し出して裏で石油より安いロシアの天然ガスを買って「私たちいい子だもん、環境大事!」っていい気分になっていただけだと思うんです。
その結果、弱みを握ったロシアはウクライナ併合を行いました。環境より大切な人権をないがしろにしたロシアには制裁する以外自分たちの存在意義はないヨーロッパは、中途半端な制裁の末に逆に「天然ガス止めるから。」と言われて自分たちの首を絞めているんです。
目先の学校の名前だけに捉われて、大学受験までのスパンを考えずに、見栄だけの受験に走る親子と同じです。左翼政治家や環境活動家に騙されて左派連立政権をぶっ立てて、ロシアに締め上げられるとあれほど忌み嫌っていた原発推進と言っているドイツをはじめとしたヨーロッパの意識の高い方々と変わりはないように思えます。
環境が大切なら、もっと肉を食う量を減らして、やせろって言うんですよ、アイツら。