進学私立の悩みの種／トンデモ授業
私立中学に蔓延るトンデモ授業、理科が多い
進学校ではとんでもない授業をしている学校が多くあります。特に理科の授業で多いです。
例えば、中学１年生の３学期に圧力の範囲で、N:ニュートンやPa：をまともに教えもせずに、 p=ρghという高校の物理の公式を投げつける授業をする。あるいは、中学3年生に高校生でも結構難しいセミナーという有名な問題集を配って、ブレンステッド・ローリーの酸やアレニウスの酸の問題を説明もせずに解かせて優秀な生徒をチンプンカンプンの状態に置く学校・・・こういう学校が進学校では軒並みあります。
ここで、まともな少数の親なら授業内容を知れば「こんな授業メチャクチャやん。何考えてるねん！」と言うでしょう。しかし、ほとんど大多数の親は、どんな授業を子供が受けているのかも考えずに「成績を上げるには！」と言うのみです。
ところが、主要科目の数学でも・・
まだ理科なら逃げることも出来ます。文系なら共通テスト対策に理科基礎ぐらいは自力でもなとかできるでしょう。でも数学となると話が変わってきます。その主要科目の数学でも、とんでもないことをしていた進学校もあります。
まず中学2年生に青チャート丸投げです。青チャートというのは、上位のランクの高校で使う結構難しい問題集です。優秀な進学校の中学生でも手に負えるものではありません。その上、速い授業ペースにゆっくり復習する時間もなく、どんどん授業は進まれて、高校の学習を一通り終える頃にはにっちもさっちもいかなくなっています。
次にこういう進学校では何をするのかというと、さらにこういう落ちこぼれている生徒にもより高度な入試問題集を投げつけます。もう無理ですよ。生徒は諦めるしかありません。
そこで、この最悪の高校は、3年生の私立理系や国立文系の下位クラス授業で白チャートを配ったんです。白チャートというのは、教科書より易しいぐらいの問題集です。ちゅ県高校でも使わない代物です。こんなものが出来ても入試に全く通用しません。産近甲龍もムリです。
この学校は、「落ちこぼれている下位クラスの生徒はこれくらいしかできない。産近甲龍も難しい。」と分かっているんですよ。でも上位の一部の素晴らしい進学実績を叩き出す生徒のために、多くを犠牲にする。
親も悪い
では、なぜこういう学校で「学力別クラス編成」をして、最適な授業を中学2～3年生の高校の学習内容に入ったあたりからは始めないのか？ そうすれば多くの生徒を救えるはずです。
でもそれはしない。多くの親が「うちの子は下位クラス？産近甲龍クラスなの？」とブチ切れるからです。「なんでもっとキチンと教えてくれなかったんだ！それでも進学校か！」と怒りを買うからクラス別編成なんぞ出来ないんです。
もちろん高校の進路別クラス分け時に成績や学力も考えてクラス別編成はされますが、数学のところに書いたようにその時期までに既に落ちこぼれているんです。
では、どうすればいいのか？
学校の成績を無視して、地力がつく学習を自分で進めるしかないです。時には学校の宿題なども無視した方が良いと思うこともあります。
でも、多くの子供も親も「こんな授業を受けてもどうにもならない。」と分かっていても、自分のために自力で学習を進めない。
「進学校に折角入ったのだから・・」と思考停止しているからです。この思考停止を売却しなければ何事も始まりません。それでも進学校の看板ゆえ脱却できないのです。それで手遅れになって進学校に進んだのに下位大学に入ることになるのです。
結論：「勉強は鉄緑会でやってね！」
学校から配られる教材等がそもそもおかしい場合、学校はその採択を許可していることになりますから、学校自体が狂っているという話です。ここで、阪神間最高峰の女子の進学校の生徒に教師が放った名言がこれです。まさに進学校の看板で超優秀な生徒を集められる状況に胡坐をかいている。阪神間では女子も男子も最高峰にはまともな授業はありません。上に書いたような狂った授業というよりは生徒を放置してそもそも教えないんですよ。天才の集団ですから、教師より優秀な生徒には勝手にやらせた方がいいんでしょうねぇ・・。でも、生徒たちは鉄緑会などに通って必死なわけです。やはり胡坐をかいているという表現しかない。
2番手あたりは必死で進学校足る授業をしようとしているようですが、上に書いたようにそもそも栗っている場合が結構あります。もちろん、学校がそこまで狂っていないくても、教師個人がバカなことをしでかしている場合があります。教科の責任者なりがキチンと授業を見回って管理せんのか？普通の組織なら行われるマネジメントが出来ないのが学校という狂った組織なのです。だからいじめという犯罪も放置される。
