共通テストで絶対に失敗してはいけない理由
当塾の指導方針は明確です。
「神戸大、大阪大、京都大学を目指すなら、共通テストを絶対に失敗するな。」
大手予備校や学校の進路指導では、よくこんな甘い言葉が飛び交います。
「2次で逆転合格!」
はっきり言います。その言葉を真に受けて共通テストを軽視した受験生から、順に落ちていきます。
確かに、数学が得意な子が神戸大や大阪大の2次試験で大問を1つ多く完答できれば、点数差がついて逆転できるケースはあります。それは事実です。
しかし、現場で長年合格者と不合格者のリアルを見届けてきた立場から言わせてもらえば、「ニ次で逆転できる」というような生徒で、「共通テストは準備不足で合格基準点を取れない」ようなヤツは絶対に落ちます。
逆転とか言う前に、そんな計画と努力しかないようなヤツが上位の国立大学など合格するはずがない。絶対にありません!
ここでは、二次試験で得点差開く数学を主軸に説明していきます。
共通テストをニ次で逆転できるのか?
神戸大学や大阪大学の文系ではそれほどの難問は出ません「2025 神戸大理系 数学 大問4~5の講評 後半/青チャートで解ける」。これらの大学のボーダーレベルの生徒では、数学が得意な生徒と苦手な生徒で大きな差が出るレベルの問題が並んでいます。だから、数学が得意な生徒と不得意な生徒では二次の得点差は開きやすいので、「二次で逆転だ」などと言っているのです。
しかしです。私が今までに教えた経験では、共通テストの準備も満足にできずに、数学などの得意教科だけで逆転できる生徒など見たことはありません。なぜなら、共通テストの準備もまともにできない生徒が、多少先天的に数学が得意だと言っても、大阪大学や神戸大学の入試問題を解けるようになるまで自分を追い込んで学習するはずがないからです。それに、数学も英語も得意な生徒なら、共通テストもそれほど準備不足になるわけはありません。そんな生徒では、共通テストでは理科や国語などで失点し、二次でも英語などで失点するはずです。
大坂大学の理系や京都大学ではどうか?
「京都大学は本質的な思考力や閃きを見る大学だから、共通テストのようなマーク試験は関係ない」と思っていませんか? 実態は真逆です。
京都大学や大阪大学の理系では、この創造性を大学の先生=出題者が拗らせた結果、入試本番では誰も解けないような難問・奇問が数問出ます。医学科の受験生や一部の数学モンスターを除けば、普通の合格者は解けません。解ける標準問題を確実に拾って、あとは部分点稼ぎのドングリの背比べ終わります。
つまり、大学側がいくら「閃き」を求めて難問を出そうが、2次試験の数学ではほとんど差がつかないのです。
では、最後の合否を分ける決定打は何になるのか?
皮肉なことに、「一番本質的な閃きと関係のない共通テストの点数」です。それ理系であっても、ひらめきなどとは関係のない英語や理科で大きな弱点がないことです。
「数学は標準的な問題を2問手堅くまとめて、あとは部分点を拾えば逃げ切れる」という圧倒的な精神的余裕を持って戦えます。「2次で逆転できる力がある生徒」が共通テストでもきっちり点を取って先行逃げ切りを図るのが、難関大受験の必勝パターンです。
もちろんこれは、神戸大学であっても大阪大学の文系であっても同じです。数学でみんなが解けるもんだを確実に解けばいいのですから。
そして、滑り止めの私立大学での余裕を生む
もうひとつ、受験戦略上きわめて重要な現実があります。私立の滑り止め対策です。
関西の国公立志望者であれば、同志社、立命館、あるいは早慶などの私立大学を併願するのが一般的です。
しかし、2次試験直前の貴重な1月・2月に、わざわざ私大の個別試験の会場まで足を運び、大学ごとに癖の違う過去問を何年分も対策し、朝から夕方まで何日も試験を受けに行く……。これがどれほど2次試験対策の時間を奪うか想像してください。
しかし、共通テストで圧倒的なハイスコアを取っていれば、私立大学は「共通テスト利用入試(共テ利用)」で出願するだけで、合格がすべて手に入ります。1回も私大の試験会場に行くことなく、自宅で2次の記述対策だけに集中できる。これほど有利な戦い方があるでしょうか。
共通テストは絶対
共通テストは癖のあるテストです。
文章量や問題量が多い英語や国語では、何年分も過去問題に挑戦して、どう問題に取り組むのか、時間配分はどうするのか徹底的に身につけなければ失敗します。
また、問題に癖がある国語の選択肢や数ⅠAなども過去問題に相当数当たって、解答のコツや慣れを身に着けておく必要があります。
だから、基礎学力を身に着けた上で、数多くの過去問題にあたり、基礎学力の上にテスト当日にミスをしないように備える慎重な準備が絶対なのです「共通テスト対策に「8年分」必要な理由~逆算すれば高1からの予習が必要」


