目の曇った親こそ教育業界のターゲット

塾から学校まで、教育業界からもたらされる情報とは?

今回は、教育業界、塾やテレビそして講演会などで言うことと私の言うことはなぜ違うか、この点についてお話してみようと思います。それは、非常に簡単なことで、子供やお母さんに伝えたいことが異なっているからです。

例えば、よくある「文武両道、クラブ活動も勉強もして充実した学校生活を」という学校などに対して、「クラブ活動は日本社会で必須な集団での振る舞い方を学ぶのには良い場所ですが、その前に良い集団に入るために学歴が必要です。クラブ活動が熱心なあまり学力に影響を及ぼすなら、本末転倒。」と私は言います。

こういう教育業界からの「美味しい話」は、その美味しい話で快くなりたい親に向けて発せられます。しかめっ面で「お子さんがかわいいのは分かりますが、現実をよく見て下さい。」などと私のように言うより、笑顔で美味しい話をするほうが受けがよく、顧客をつかめるからです。加えて、親との無用なトラブルも避けられます。

専門家や教育機関がそういうものだから、そう信じ切っている保護者もとても多いです。そりゃあ、学校から塾から教育評論家まで「美味しい話」で一致してビジネスしているんですから。

ゆとり教育下での酷かった情報操作

ゆとり教育が全盛だった頃は、特に酷かったです。例えば、「ウチの子は英語が得意だから、将来は国連みたいな国際機関で活躍をって学校でも言われてるんです。」とかおっしゃった保護者の方がいらっしゃいました。私は流石に、「イヤイヤ・・他人がそんなこと言ってるのを聞いたら、あなたどう思います? 確かに進学校に通ってらっしゃいますが、英語が得意と言っても、少し成績がいいくらいじゃないですか。国連で働きたいんなら、まず不得意な数学も克服して、偏差値を15くらい上げて京都大学にでも行って中央省庁にでも就職して出向でもしないと無理って思いませんか?クラブなんか辞めて死物狂いで勉強して下さい。それでも難しいと思いますよ。」と言ってしまいました。結局、この子は塾を辞めました。「頑張りましょう。大丈夫ですよ!」と言ってくれる大手の塾に変わりました。その後、一流大学にも、国連にも行ったという話は聞きません。

美味しい話を信じ込んで藁をもすがった親に人生を曲げられた生徒もいました。「普通の公立校に進むより、バイオなんかやってる農業高校に進んだ方が、将来は製薬会社なんかに就職できると思うんです。見学に行った農業高校の先生も、最近は農業高校でもバイオなんかの勉強もするからと賛成してくれたもので。」とおっしゃるもんですから、私は 「バイオやってる製薬会社に入りたいんなら、まず大阪大学にでも入って、修士取らないと無理ですよ。それに、農業高校って田舎のヤンキーのたまり場で、芦屋から通ってる生徒なんて酷い目に合わされるんじゃないですか?素直に芦屋高校にでも行って真面目に勉強して、甲南大学にでも行くほうが良いんじゃないですか?」と率直に言いました。半年後、農業高校に進んだ生徒と道で会いました。彼は「片道2時間かけて田舎のヤンキー集団にいじられに行くのが辛い。就職があると言っても地元のスーパーとかしかない。」って泣いてました。

教育関係者の言葉は、親が喜ぶ言葉。子供のための言葉ではない。現実をよく見ましょう。

教育関係者の机上の空論は、「親が喜ぶ言葉」「親に都合の良い言葉」です。 子供への期待と思いで「目が曇っている」親を怒らせない、そしてできれば大金を吐き出させるのが教育業界のビジネスの原則です。特に最近は少子化が進み、数少ない子供に親は期待を込めます。金も払います。兄弟の数も少なく年齢も近いから、上の子供の失敗を客観的に判断できる時間もなく、下の子供の子育ても終わってしまいます。その上、親も高学歴化が進み、中には一流企業などに勤め、自分の判断に自信を持っていらっしゃる方も増えています。要するに「目の曇り」がますます酷くなっているんです。

そこを教育業界は突きます。 「中学受験をして一般とは違う私立の進学校!」・・・「イヤイヤ、きちんとデータ見て下さい。そこの進学校に真ん中で入るのも、御影高校で少しマシな成績取るのも進学先の大学は変わらんでしょう? 可哀想に、小さなな子供のお尻引っ叩いて無理強いしなくても・・・それにギリギリで進学校に入ったら落ちこぼれて、のんびり公立でやってるより苦労してもっと酷いことになる生徒は多いですよ。」と小さな塾の私が言っても、「ウチはエリート街道を爆進するのよ!有名な塾でも中学受験って言われてるんだから!」って言う方の耳には届きません。

イヤ、塾の実績を上げるのはお子さんが通う更に上のクラスで、彼らの進学実績に目がくらんで入ってくるあなた方は授業料引っ剥がし要員なんですけど・・こういう真実は、スイミングスクールから野球教室から、学習塾、進学校に至るまで全く同じです。 私はそういう保護者の方を見ていると、大企業を退職して退職金が振り込まれた特別感の強いエリート社員が、「特別なお客様へ」と言われて訳のわからない投資信託を銀行の窓口で売りつけられるのと似ているなあと思います。

「中学受験して〇〇に入ったって大威張りしてたけど、アノ子今年大学受験やったんちゃうの? 今回は自慢して来えへんなぁ~。」と、教育業界の欺瞞に気づいていらっしゃる保護者の方に、「お察しの通り。ホンマはこうなってるんです。塾や学校に踊らされて子供が苦労するだけの学習や学校選びをして、その挙げ句に取り返しのつかない状況にお子さんを追い込まないで下さい。」と言いたいのです。

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芦屋で500人以上の個別指導の実績を持つベテラン講師が、定額で、毎日何時間でも指導します。来塾時間も帰宅時間も制限はありません。クラブなどと両立してなるべく多くの時間を学習して下さい。

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