ウォーレン・バフェットに見る子供の運・不運 

今回のショックの峠は過ぎたのか?

サウジアラビアとロシアがアメリカの仲介(脅し?)で仲直りしたというニュースで原油価格が4割も上昇しました。アメリカやヨーロッパも死者数の増加が減ってきて峠は過ぎたということで、月曜日は株価も大幅に上昇しています。

日本はこれからみたいですが・・・。

今までの姿勢を覆したバフェット

一方で、「ウォーレン・バフェットがデルタ航空の株を売った」と言うニュースが駆け巡りました。

御存知の通り、バフェットは一代で6兆円とか7兆円とか言われる財産を築いた世界最高の投資家です。リーマン・ショックの時も、リーマン・ブラザーズを始め世界中の銀行が潰れるとパニックになったのに、震源地のゴールドマン・サックスという投資銀行の優先株を引き受け、経営者として参加して再建に尽力しました。

政財界とのパイプでゴールドマンは潰れないと知っていたのでしょうが、彼の一貫した投資スタイルは「アメリカの経済は、多少の不況はあっても、2%程度のインフレとともに成長し続ける。」という姿勢です。だから、彼は株式市場がクラッシュを起こすたびに割安になった株式を買い入れる姿勢を崩しませんでした。

今回も、今回のショックで3月の半ばからの急激に株価が下落した時に、特に収益悪化が見込まれ株価が下落したデルタ航空というアメリカの大手航空会社を爆買しました。もともと、バフェットはこの会社の株を持っていたので、俗に言うナンピン買いをしたのです。今までのバフェットなら、そこから少し株価がまだ下がろうが、「いずれ上がる」という姿勢で買った株を売ることなどありませんでした。いずれ政府の資本注入があると踏んでいたから買ったのかも知れません

ところが、今回はそのナンピン買いしたデルタ航空の株を短期間で損切りしたのです。

来年も再来年も就職はダメかも?

ということは、「長い目で見ても」航空業界は回復は見込めない、あるいは政府の支援が十分ではなく倒産すると判断し直したということです。これは、バフェットが今回の不況はまだまだ酷くなる、コロナショックの最大の被害者の航空機株なんか上がらないと判断したこととイコールかも知れません。リーマン・ショックの時に、果敢に震源地の投資銀行に投資していったバフェットが投げたのですから。

私はバフェットの話を聞いて、暗澹たる気持ちになりました。

バフェット事件から数日

アメリカの仲介で和解したはずのプーチンさんは「原産に協力する用意もある。」としか言っていないことが分かってきました。「アメリカも応分の血を流すべきだ。」と言い始めたらしいです。

アメリカのシェール・オイルの増産のせいでロシアもサウジも損害を被っているのだから、アメリカも応分の負担をしないと和解できないということなんでしょう。もとより今回のOPEC破綻はロシアとサウジの揉め事と言うより、原油価格を下げて採算ラインの高いアメリカのシェールオイル企業を揺さぶって、アメリカから何らかの譲歩を引き出そうと共闘したようなものですから。

2枚腰3枚腰のあのロシアとイスラムがそんな簡単に「ハイ、アメリカに協力します。」とは言わないですよね。ポチ日本とは違うんですから。

ということで、まだまだこれからだぜ?

日本はやっと大騒ぎになって来ました。経済規模から考えるとアメリカをも上回る108兆円の経済支援を用意するといい始めています。ところが、そのうち個人や中小企業の手当は6兆円のみらしいです。

100兆円以上どこに行くんや・・・まあ、あの財務省が大判振る舞いするのなら、圧力は自民党ではなく、アメリカからということになりますよね。ひょっとして、日本は今回のショックで疲弊してさらに経済規模が縮小し、借金で作った金をアメリカに持ち逃げされ、挙げ句に弱った企業を中国に買い叩かれることになるのかも知れません。

リーマン・ショック以後、日本が金融緩和した時期や量などとアメリカの株価指数の上昇トレンドはキレイに一致するらしいですから。GPIFなんかも外国株爆買ですからね。日本の財布はアメリカのものなんですよ。それで日本本国には投資しないで、シャープが買い叩かれ、サンヨーもパナにバラバラにされて家電部門は中国に買い取られて行きました・・サンヨーの創業家の家が塾の近くにあるんですよ。昔はよく黒塗りの車が停まってたんですけどね・・。

ということで、バフェットの行動を見る限り、ポチ日本では今後数年は就職氷河期、令和の失われた世代が誕生するかも知れません。

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