石田純一や宮藤官九郎が謝罪できない理由を塾目線で考える
上級国民は頭を下げれないのか? イヤイヤ、成績下級国民も頭を下げません
イ滅茶苦茶な運転で人を轢き殺しても捕まらない老人や、賭け麻雀でさんざん人を捕まえてきて自分が分かっても懲戒もない検察官とは違って謝罪ができないのではないでしょう。客目線というのは、ある程度自覚しているんじゃないのかなと思います。だから、謝罪にもならない謝罪文を出したりしたんだと思います。
では、なぜ謝罪にもならない書面を書くのかといいますと、彼らは自分が何を悪いことをしたのか分かっていないから、謝罪文など書きようもないからでございます。これって、昨日まで書いてきた「教科書をボ~ッと眺めて簡単な暗記も出来ずに『勉強のやり方がわからない』『何が悪いのかわからない』」とのたまうお子様方と似ていると思いませんか?
若くで成功してそれからは好き放題の安易な人生で辛抱のかけらもなく過ごしてきたから、コロナ騒ぎの中ライブハウスに行くのも愛人とゴルフに行くのも、彼らにしては十分に我慢しているのですよ。だから「我慢して行動しててもたまたま伝染しただけで、オレがなんでそこまで言われやなアカンねん。」としか思えないんです。
これ、クラブを好き放題やり、家に帰ってもyoutubeだので時間を潰し、その挙げ句教科書をボ~ッと眺めていることがギリギリの辛抱だとなっている子供と同じです。だから、そいう子供に怒ると、「これ以上何を頑張れっていうねん!」と逆ギレされることになります。
じゃあ、純一くんや勘九郎くんには世間は厳しく、なぜ子供には甘いのでしょうか?
イヤイヤ、ネットなどを見ていますとファンの方は「たまたま伝染っただけ」「誰にでも起こりうることでなんで叩くのか」と至ってお優しいですよ。「ウチのコは頑張っていると言ってます。」という親御様と同じです。
周囲の大多数はそうは思っていないのですが、純一くんなどと違って子供を責めると親からの逆襲にあい、塾では生徒が辞めたり、学校では事なかれ主義の教育委員会から目をつけられて出世が阻まれたりと、塾や学校ははだんまりを決め込むから表面化しにくいのでございますよ。でもファンでも親でもない世間様の腹の中はアンチ純一と大差ございません。
肝心なのは、こういうお子様と親御様は「お客様」として扱われる塾や学校で優しくされているのと、給料や料金を頂く側になったときには180度扱いが違うということが分かっておられないということですね。お父様がが会社で「アノ若手、どうにもならん。飛ばしたろか。」と思っているバカ社員も、学校やご家庭で優しく取り扱われてきた自分の子供と同じ人の子であるわけでございます。
中学生や高校生で反省できない子供たちはどうすればいいのか
正直、学校や塾では矯正は難しいと思いますよ。だって、マジに矯正しようとすれば、新入社員を叩き上げるブラック企業くらいの事をやらないと無理でしょうから。その前に親や教育委員会を巻き込んで大騒ぎになりますよ。それを分かっている親御様が「戸塚ヨットスクール」にリスク覚悟で駆け込むのでございます。他に頼るところがないから、最強のブラックの門を叩くわけです。
私は「ゆとり教育」で野放図に育てられた子供が、ちょうどリーマンショック後の就職氷河期にあたって社会で他の世代よりも厳しい教育を受けなければいけなくなったのは非常に興味深い因果だと思うんです。人生のどこかで辛抱と痛い目を味合わないと、人間はいけないようになっているんですねぇ。