日本人はなぜ猛練習をするのか? 学習に生かすあがり症克服の心得
非論理的な日本人の練習
野球などのスポーツで、日本人は倒れるまで、故障するまで練習します。一方、本場大リーグでは、論理的にデータをからメニューが組まれ、故障するまで練習するなど言語道断です。
何でこんな違いが出てくるんでしょう?
この差は、日本人が情念的で、欧米人がロジカルであるという思考回路の差以外に、もっと根源的な差に由来すると思っています。
あがり症克服のための猛練習
私は、日本人は欧米人に比べて、あがり症だと聞いたことがあります。それは、遺伝的に脳内物質の量でコントロールされています。データ元は探せませんが、こういうクリニックの記事にも紹介されています。だから、日本人はロジカルに学んだことを本番では発揮しにくい。本番で実力を発揮するには、まずあがり症を克服することが、ロジカルの前の第一歩になるわけです。
そのあがり症克服のために、「これだけ自分はやったんだ」と自信を持つ必要から、自分を納得させるために猛練習をするのだと以前聞いたことがあります。
テストであがって成果を残せないキミに
一度「これだけやったんだから、出来ないはずがない」というところまで、自分を追い込んで見たらどうでしょう?
かく言う私もあがり症で、大学受験の二次試験で数学の問題が配られた時に頭が真っ白になったのを今でも覚えています。その時私がしたのは、目を瞑って「これだけやってきたんだから、誰にも負けない。」と自分の過去の苦労を思い出すことでした。それで、問題用紙に目を落とすと、解法がバッと頭の中に入ってきて、後は一心不乱に解きました。数学のテストが終わった時に、5問中4問半を解き、私はこの時点で合格を確信しました。
勉強は成績を上げるためだけにするのではなく、成果を生み出す自信を持つためにもするのです。
でも、こういうクリニックがあるくらいだから・・・
この根性論は、脳内物質なんか分からなかった昔の論法です。最近では理由が分かったのだから、医学的な対処もあり得ると思います。極端なあがり症でテストなどで失敗をしてくる子供をお持ちの親御さんは、一度メンタルクリニックなどの扉を叩いてはどうでしょう?