問題集を見て分かるデキる生徒とデキない生徒

難易度の差ではありません。同じ問題集を使っていても分かります。

デキる生徒は分からなかった問題や出来なかった問題にしっかりチェックしてあります。一方で、デキない生徒はそういうチェックがありません。塾では、何度もチェックしておくように言うんですが、少しでも目を離すとデキない生徒はチェックをしないんです。

後でできなかった問題をやり直す重要性を分かっていないからです。テスト前にそこだけ重点的に復習すればいいのに、全部薄くやり直してまた同じ問題を間違えてくるんです。これを際限なく繰り返すのがデキない生徒の特長です。

何でチェックできないのか?

簡単です。こういうデキない生徒は、勉強範囲の問題を全部解き終わって、まとめて答え合わせするんです。一方、デキる生徒は、分からなかった問題があればそこで立ち止まって解答を見ながら反省し、考え直す。その時にチェックもします。

デキない生徒は「頑張りました」という教師や講師に見せる証拠が欲しいだけなんです。だからまとめて答え合わせをしても、〇×をつけて正解を書き入れるだけで、「なんで間違えたのか」「分からなかったところはおぼえよう。」なんかの反省は一切ありません。だから、チェックなんかすることもないんです。もちろんテスト前に見直すのに大事だからなんて考えなんか頭の片隅にもありません。何度塾で言っても、このやり方を変える生徒は、ほぼいません。何でだか、私はその理由は分かりません。一問一問、キチンと考えるかことが面倒なんでしょうと言うのが、私の結論です。

反省もないし、自己制御もないから失敗する

こちらも生徒は頼りにならないことは分かっているから、デキなかった問題をこちらが確認して繰り返し学習させるんですが、見直そうと言う気もない生徒では、同じ問題を何度も際限なく繰り返して間違えます。講師がチェックしても、本人がチェックする気がなかったら同じですよ。自分で見直そうとか言う気のない人間が、他人から強制されて身につくわけがありません。だから、何度学習しても、あらゆる問題集で繰り返しても、テストでも間違えます。

このデキない生徒に共通した、問題集のチェックのなさと、答え合わせの仕方・・・数百人見てきました、ほぼ例外はありません。

デキる生徒とデキない生徒の質問の差

デキる生徒は、できない問題にぶつかった時に、自分で解答を見て考え、何が分からないのか考えてから「ここのこういう考え方が分からない」と中学生でも質問してきます。高校生はもちろんです。

ところがデキない生徒では、生徒「できました~(指定された問題は終わりましたの意)」、私「このバツのところ、この問題お前さんには分からへんのと違うんか?」、生徒「分かりません」、私「どこが分かれへんのや」、生徒「分かりません」というアホな問答を繰り返します。できない問題を見直すなどしないんです。

そして、もう一つこういう生徒に特長なのは、「正解が分かった=できた」と思っている点です。私が上のようにグチグチと詰めると、「答え分かってます。」的な逆ギレが返ってくることが多いです。答えが分かったのと自分でできる差が分かっていないんですよ、このレベルの子供は。中学生にもなって。

だから、勉強ができない子供はクラブも運動もダメだと言ってるんです。「勉強ができる子供は、なぜ体育の成績もいいのか?

頑固なまでに反省のない子供たち

なんなんでしょうねぇ、あのデキない生徒に共通の頑ななまでの反省のなさ・・あの頑固さをもう少し前向きに使ったら素晴らしい成果が出ると思うんですけれどもねぇ。テストの結果で悲しみはするけれど、反省はない。まあ、悲しみは短時間で消えてまた元通りになれますから、こういう子供の思考回路は反省まで届かないんですよ。プライドや競争心があれば、反省まで行くんでしょうけれどもね。そんなもん、持ってないです。だから、クラブでもダメダメなんです。

・・・ホンマ、アホやと思いますわ。勉強ができないと言う意味ではなく、バカでもなく、アホなんです・・・まあ、「中学3年の冬休みまで本気を出さない子供たちの将来」にも書きましたが、こういう生徒は入試直前まで本気にならないですからねぇ。目の前に具体的な損得がぶら下がらないと分からないんですよ。

やりゃあ出来るのにやらないで、時間を潰すだけに塾にまで来て、遊ぶこともせずにみすみす失敗するなんて、アホですわ。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。