定期テスト前の恐怖/今時の普通の子供の学力

ごく普通の子供の学習指導の恐怖

この時期、期末テスト真っ最中の中学生、テスト前の私立や高校の生徒、塾ではみんなテンパっています・・・まだ2学期の終了まで1ヵ月もあるのに、この時期に期末テストしてる公立中学って何なんやとは思うんですが・・それは今日は置いておいて、普通の中学生がどんなことになっているかお書きしましょう。

テスト直前ですから、数学なら計算や基本問題はとっくに終えて、応用問題を学習し終わり、ヌケがないかテスト前に見直しているわけです・・・そこで普通の子供からホラー映画並みの恐怖が投げかけられます。

応用問題してる間に計算も基本問題も忘れた!

これですよ、これ。もうね、開い口顎が閉まらない。どの計算と基本知識を使って応用問題解いてきたんやって言うねん。でもね、出来ないんです。

きっと彼らの頭には、計算→基本→応用と理解を積み上げていくのではなく、まるっきり独立して関係のない事象を丸暗記して克服して行っているんです。だから、どの段階でも時間が過ぎ去ればキレイに忘れてくれます。

普通の子供には難しい応用ができることと基本が理解できていることは別個のお話だし、基本問題ができていることと計算ができていることは全く関係のないことなんです。

これが、普通の子供が塾でぶちまけるテスト前の恐怖です。応用問題まで行ったからと、まるっきり気が抜けないんです。

これがすべての教科で起こります

I like him.が書ければ、himが目的格で「彼を」と分かっているなど、ないんですよ。次の問題では平気でI watch his.なんかやってくれます。漢字や単語なんか、1週間前におぼえたのは全滅です。発音とスペルを意識せずに、ボケ~っと教科書を眺めているだけだからです。「成績が上がらない子供の暗記・・・写経に挑戦」「成績が悪い子供のカメラアイ/スナップチャット機能付」の通りです。

何回繰り返し教えても、何時間学習させても、何かと何かを関連づけて考えるなど全くできない普通の子供は、脳みそにスナップチャット機能がついていて、綺麗に初期化される。テストまでに少しでも繰り返し学習に抜けがあろうものなら、そこは全滅してきます。

それに、こういう生徒は、「できます」の返事だけでなく、テスト範囲などの認識もあいまいというより、まったく認識していない。公立中学では昔のようにテスト範囲を授業中に口頭で伝えるなんてことをしたら、生徒の半数以上がまともに勉強してこないことになります。だから、全教科のテスト範囲を紙に書いてテスト1週間前に配ります。

一人一人のテスト範囲の紙を見ながら、教科書などをすべて塾が確認しないといけないんです。生徒に「今回のテストの範囲は?」なんて聞くだけで済まそうものなら、テキトーなことを言われて、挙句に「塾でやっていないところがテストに出た。」と酷いしっぺ返しを食らうことになります。

学習以前の段階でものすごく手間がかかります。今の中学生なんか小学校4年生を教えているような感覚です。

正直、教えようがないです

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。