浪人の薦め/早生まれの子供には中学受験より浪人を!

早生まれの影響は親が想像する以上に大きい

成績目的で就学年度まで遅らせるアメリカ/中学受験が盛んな日本で流行らない不思議」にも書きましたが、中学受験で早生まれ・遅生まれが大きな学力差になるのは皆さんご存知の通りです。ところが、この事実は声高に叫ばれることはない。なぜなら、責任は親に転嫁されるので、「頑張れば克服できる。」と親は子供の尻を叩けなくなるからです。

親と言う生き物は、なんと残酷なことをするんでしょう!

しかも、早生まれの子供の尻を叩いて進学校に滑り込ませたとしても、早く高度な授業についていけずに落ちこぼれることが多いことになるのは明らかです。「働きアリの法則/進学校の生徒とその親のプライドがもたらす現状認識不足が原因」などに書いた通りです。進学校で落ちこぼれる多くの生徒は、早生まれで下位で合格した生徒も多いのではないかと思います。

なぜなら、この成長格差は、中学受験だけでは収縮せず、高校受験でも大きな影響を及ぼすことが分かっているからです。日本の調査で、早生まれと遅生まれでは平均4.5偏差値が違うという結果が出ています。4.5と言うとワンランク進学する高校が違います。この学力差が、進学校の高度な授業で顕著になるんです。高校受験時の中学の簡単な学習でも大きな差が出るのに、もっと高度な高校の学習をもっと生育差が大きい中学2年生ぐらいにぶん投げるんですから、早生まれはかなり不利になります。

また、その学歴差が就職差にもなり、30~34歳では、早生まれと遅生まれとでは所得が平均4%違うという結果も出ています。「早生まれの学力不利益/学歴差は就職差になり所得差にもなる

早生まれで不利な中学受験で何で勝負して、自ら落ちこぼれに行くのか?

この自明の理屈が、中学受験にのぼせ上って、周囲の親から煽られて、中学受験塾に放り込んだら最後競馬の馬のように前だけを見て競争する状態になりますから、全く通用しなくなります。

それで、進学校に合格したはいいが、素晴らしい大学進学実績は上位の生徒だけで、その他大勢は公立に行ったのと大差なく、その中で落ちこぼれて、自分の子供は公立に進んだ近所の子供以下になっているという惨状に、3年後くらいに気づくわけです。「進学校とはどういうところか?/優秀な生徒を搔き集め、チャート式も理解させられず多くは関関同立で精一杯、そういうところです

でも、中学受験で私立の進学校の話に奥さん同士で盛り上がり、「ウチは公立校とは違う」という意識を持ったお母方には、こういうことを親切にアドバイスしても煩さがられるだけです。インスタ映えするレストランに来て友達と盛り上がっている女子大生に、「ここは見かけだけで、材料はそうよくないから、向こうの定食屋の方が美味いで・・」と私のようなオッサンが言うのと同じです。「受験と言うインスタ

まあ、子供を潰すのは、親の見栄が一番多いです。「中学受験の本質を突いたツィート/溢れかえる「合格しました!」ツィート

早生まれでは浪人も手ではないのか?

だから、中学受験などで勝負せずに、一番大切な大学受験に勝負も、お金も、子供のエネルギーも残しておくことも賢明なのではないでしょうか。

親は中学受験と私立でお金を使い果たし、子供は進学校で落ちこぼれて理解も出来ない学習についていくのに精一杯で、勉強も嫌になり精も根も使い果たす。これが、最低最悪の金の使い方と子育てです。

早生まれで「中学受験ではやはり不利。」と判断したなら、キチンと躾をしたうえで(中学受験を利用して基礎学力を身につけよう!/指導不可能になっている公立中学の半数の生徒)、公立に進ませて、浪人も視野に入れて大学受験を戦う方が賢明だと私は思いますよ。

だって、浪人は学習期間だけではなく、早生まれの子供の成長が追い付き、フェアな戦いができるチャンスを待つ期間でもあるんですから!

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