甲南大学合格への学習

英語の合否ライン/教科書を読めるレベルから受験勉強を始められる

高校3年生の春に学校から配られるNext Stage(あるいは同類の英文法の入試問題集)の解答の解説を読んで理解できるか?、という一点だけです。「正解できるか?」ではありません。入試勉強している時点では正解できないのは当たり前です。「入試問題集の解説を読んで理解できるか?」と言うことが重要なのです。

こういう入試問題集の解答の解説は、基礎的な英文法が身に付いている前提で書かれています。だから基礎学力が全くない生徒は解説を読んでも理解できません。要するに、2年間授業を聞き教科書を読み、まともに学校の勉強をしてきたかということです。

甲南大学志望者がこの学力になる理由

このあたりの大学では、関西学院大学が絶大なブランド力を持ちます。神戸大学や大阪大学は現実離れしているが、「関学やったら、ひょっとしたら。」と多くの方が考えるからです。だから、多くの親子では「関学志望」がとても多いです。

ところが、中堅高校でソコソコの成績では、高校2年生で模試を受け続けて関学でも難しいのは分かってきます。そこで甲南大学に志望校が落ち着きます。甲南大学より下だったら聞いたこともないような名前の大学になり、「さすがにそれは・・」となるからです。

だから、高校2年生の後半で「甲南大学志望」と言って来る親子では、「中堅高校ソコソコの学力で教科書も分かっていない。今まで真面目に学習してきていない。」と言っているようなものだからです。そこで私は真っ先に上の話を持ちだすわけです。私の経験上、高校2年生で学校から配られる文法の問題集の解説を読んで分からない生徒で甲南大学に受かった生徒はいません。

けれど、こんなことを言うと怒りだす親子が大半です

生徒や親の立場に立ったら「これから入試勉強始めるのに、分かれへんの当たり前やん。何言ってるんや、この塾は?」「そんな酷いこと他の塾でも予備校でも言われてないんやけど。」と言うことになるわけです。

前者は、失礼ながら、親御様が受験勉強の経験がないのか、子供への愛情で盲目になっているのかどちらかです。だって。高校2年間遊び惚けていたのを見てきたわけでしょ。それで、塾で問題集を差し出されて「解答の解説を読んでも分からない。」と言っているわけです。それで、「ウチの子供だけは、まあ最低甲南大学に行かせてください。他の子はこんな成績じゃあダメでしょうけど、うちの子だけは特別。」と言っているわけです。これ、盲目じゃないですか?

そこで、「子供はこれから頑張ると言っているじゃないか!。」と激高しだします。いや、頑張る気がある子供なら、テスト前くらいキチンと勉強して教科書も分からないってなことになっていないでしょう。それで、テストの度に「次は頑張る!」と言ってきたんでしょう。そもそもその頑張るレベルが低いからこんなことになっているんです。まずその性根が治らないこととには、無理ですよ。でも、「お前は毎回頑張るって言ってるけど、どういうつもりやねん。甲南大学行かれへんかったら高卒で働け!」と子供を叱らずに、「今回は頑張るって言っているから、塾でそんなことを言うな!」と親が塾に怒るわけでしょ。そら、子供の性根なんか直りませんよ。

予備校なんかで優しいことを言うのは、「授業料さえ払ってもらえれば、後は野となれ山となれ」だからです。宣伝になる有名大学への進学は、あなたのお子さんじゃなくって優秀なお子さんが叩き出してくれます。だから授業料さえ払って志望校より下のFラン大学行ってくれて一向にかまわないわけです。

でも、私の塾は小さな塾なので、全員が宣伝材料です。そういう生徒募集はできないんです。

英語長文読解の見立て

旺文社で有名な「英文問題精講」「英語長文問題精講」という問題集がありますが。高校3年でこれに手を出せる生徒は関学に受かります。甲南の合格者でこのレベルの問題集をこなす生徒はいません。もうワンランク下の問題集になります。

これは数学でも同じです。

高校3年生で、キレイなままのチャート式や4ステップの問題集を塾に持ってきて、例題の解答を書き写すように問題を解いている生徒も同じですね。高3なら黄チャートの重要例題の解法を読んでも分からないではアウトです。まあ、甲南では数研の入試問題集までやる必要はないと思います・・。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。