ベテラン講師の意味とは／中田敦彦と山田五郎から学ぶ
参考書？ ディレクター作成カンペ丸読みのYoutube大学
中田さんの場合、お笑いのしゃべりのテクで誤魔化して、スタッフが書いた文章を棒読みしてるだけです。画面からも、しゃべりながら目でアンチョコを追っている様子がよく分かります。
もちろん、どこのぞの本に書いてある話だけです。下のクラシック関係の番組では、クラオタの私からしたら聞くに堪えない内容のものです。おそらく彼は、モーツァルトを聞いてもベートーベンを聞いても、どっちがどっちか分からないでしょう。古典主義とロマン主義の差も分からないから、ベートーベンとブラームスを聞いても分からない。
すべては、本に書いてあるような画一的な浅い内容を棒読みしているだけです。けれど、クラシック音楽を聴いたこともない、それこそベートーベンとモーツァルトも分からない大半の人にはこれでいいわけです。
塾でも同じことが起こる
彼のYoutubeの解説は、塾にいいかえれば、「子供の個性」や「頑張れが伸びる！」「まだ間に合う！大逆転」というような、どこかの塾の紹介をコピペしてきて使い回しているまったく意味のない内容の塾の紹介を読むようなものです。
別の言い方では、みんなが言っているから、この浅い内容をデフォルトだと勘違いした多くのお母さん方は丸呑みしている。他の意見は、「主観」や、私にように「たるんでる子供を褒めるだけでどうするのや！」などと言うと極論として叩かれる。
上辺だけの文章の実施るは何なのか、隠されている真実は何なのかを、経験から全く分かっていないYoutube番組を口を開けて「ホウ、そうっすか」と聞いているようなことを、お母さん方もしておられる。
山田五郎の解説との差は埋められない
長くその仕事や分野に携わってきた人間が言える内容が語られるyoutubeが「山田五郎の大人の教養講座」です。
このセザンヌの評を聞いて唸らされない方は、専門でメシを食っているような方以外はいないと思います。この中田敦彦と山田五郎の差が分からない方は、塾選びでも子育てでも失敗する。
知恵のなさに加えYoutube大学系統の上っ面の情報が大半の理由
山田五郎のように「セザンヌって下手だ」と言うと、ピカソなどが称賛した「現代絵画の父」の裏側も分からないたいていの人に叩かれます。「オマエの主観って、ピカソより偉いの？」ってことです。
なぜなら、ピカソの言葉に乗ってセザンヌ評というものでメシを食ってきた大勢の専門家が長い時間をかけてセザンヌの評価を作った着て、吉田秀和などの素人評論家がそれになびいた批評を広げてきたからです。
塾業界でも「褒めて育てる」一派が手を組んで流れを作り、その流れに沿った幼児教室や塾が大きな流れを広げてきて、それに反抗する意見は踏みつぶされるだけでなく、最近ではSNSなどで叩かれて仕事や人生を潰される。
だから、これだけ情報が豊かな時代に固定化された表面だけの偏った情報が社会を支配する。中学受験アドも同じです「経済格差は学力格差ではない／教育業界の罠にはまるな！」。
では山田五郎はなぜできたのか？
中田敦彦と違い、年齢的にも財産的にも、もう一生安泰な時期にいるからだと思います。だから、今まで鬱憤で思ってきた絵画への誤解やその誤解でメシを食っている連中を、今この年齢になって面と向かって批評しだしたのだと思います。
中田敦彦がお笑いでそれをやってダウンタウンの松本を叩こうとしたら、人生を潰されそうになって手を引っ込めた。まあ、ダウンタウンと美術専門家なら相手が違いますけどね。
