塾はなぜ自習室を用意するのか?/怠け者を集客するためです

自分の部屋があるのに自習室が必要な理由

兄弟と部屋が一緒で勉強できないのなら分かりますが、個室をあてがわれても「家では勉強できない。」と言う生徒がいます。私の経験では、ほとんどはヤル気もなく成績も悪いです。

彼らは「家で集中できない」「スマホをいじってしまう」と言います。何言ってるんだ?このバカ野郎どもは。行きたい大学があり、成績をどれだけ上げないといけないかハッキリしていて、そのためにはいつまでにどういう学習をしておかないといけないかも明確な状況で、こんなことを言う時点で「私はヤル気がないです。」と言っているようなものです。

そんなのが自習室に行って集中して勉強するのか? そんなことがあるわけがない。

では、なぜ自習室に行きたがるのか?

こういう子供の親の多くは、子供がダラシないと分かっているので、当然監視するわけです。部屋から出てくると「また休憩?」と言われ、時には部屋をノックして「また携帯いじってるん違うの? ちゃんとやってる?」」と監視される。そんな状況が鬱陶しいから親の目が届かないところに行きたがる。だから「自習室」なわけです。

家でキチンと学習できない子供が親の目が届かない塾の自習室でキチン勉強していると思います? アルバイトの学生の監視で、ボケ~っとしている生徒を厳しくチェックして指導していると思います?

そんなことは絶対にありません。自習室に行き出して成績上がりましたか? 私は「自習室」や「図書館」と言う生徒で、ロクな生徒をほとんど見たことがありません。

塾が自習室を作る理由

もちろん、授業時間と帰宅時間が合わないから、その間自習室で学習したいというような真摯な要求もあるでしょう。でも、そういう狙いで自習室を展開している話を私は聞いたことがありません。

私の塾でも、成績が良い生徒で、「家では集中できない」と図書館などの自習室を利用している生徒は皆無です。夏休みや春休みには塾の授業時間の前に1時間半塾を自習室として開放しますが、利用する生徒はほとんどいません。親より鬱陶しい私がいるからです!

だから、他の塾もキチンとした管理者を自習室に置けば、自習室で学習したい生徒など激減します。親の目を避けて安穏と学習したい生徒を集客するためであると私は考えています。

まあ、「自習室でないと勉強できない」と言うような子供は諦めるしかないです

自室があるのに自習室で学習したいなんて言い、それで成績が上がっていない子供では、塾や自習室にいくら金をつぎ込んでも無駄です。親の目をごまかしてサボることしか考えていないんですから。

目標に向けてしっかりと頑張る子供とは、資質が根っこから違うんです。諦める以外ありません。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。