共通テスト対策に「8年分」必要な理由~逆算すれば高1からの予習が必要

共通テストは「8年分以上」解かないと戦えない

毎年、共通テストの過去問を解き始めた生徒の多くはその点数の低さに青ざめます。 しかし、数学や英語で点が取れない最大の原因は「知識不足」ではありません。膨大な問題量に焦り、時間配分を誤り、捨てるべき問題の見極めに失敗して自滅しているだけです。後から落ち着いて見直せば「なんだ、簡単な問題だったじゃないか」というケースがほとんどです。国語にしても、テクニカルすぎる選択肢の紛らわしさに最初は太刀打ちできません。

これらを克服するには、解いた後の丁寧な分析と対策が必須です。 「こう解けばいい」とアドバイスを聞いてすぐ実践できるほど甘くはありません。スポーツと同じで、指導を受けて体を動かしても最初は「違う、そうじゃない」の連続です。

  • 2〜3年分: 酷い点数を取り続け、「このままでは落ちる」と焦る時期
  • 5年分: ようやく時間配分や設問の癖が掴め、得点が上がり始める
  • 8年分以上: 初めて「こう立ち回ればいいんだ」と本番への確固たる自信になる

このレベルに到達するには、最低でも8年分以上の演習が必要です「共通テストの過去問や対策問題は何年分くらいするのか?」。

予備校の「対策問題集」ではなく、まず「本物の過去問(追試含む)」を解くべき理由

最近は、Amazonやおすすめサイトを見ても、予備校が出している予想問題集や模試の過去問集が上位に並び、それが主流のようになっています。「共通テストになってまだ数年だから、過去問が足りない」というのがその理由のようです。

しかし、ミドリゼミでは予備校の対策問題集ではなく、本物の過去問題(本試・追試)を最優先させます。

追試まで含めれば、受験生がやり切れないほどの回数がすでに蓄積されています。過去問を放置してまで予想問題集に手を出す理由はありません。

さらに大きな理由は、「予備校の問題集にはクセや偏りがある」からです。 予備校が作成する問題や模試集は、監修する講師の好みや得意分野が強く反映されがちで、問題の切り口や解説に独特のクセが出ます(これは一般の問題集でも、旺文社などの専門出版社と予備校本を比べれば一目瞭然です)。 本番の作問者が練りに練った「本物の共通テストのクセ」に慣れる前に、予備校講師の「作為的なクセ」に振り回されては本末転倒です。まずは本物の過去問(本試・追試)を徹底的にやり込み、予備校の予想問題は最後の最後に「次年度の傾向変化を予測・確認する程度」に留めるのが鉄則です「共通テストの準備とは?/まずは過去問題!」。

なぜ「高3の9月後半」から過去問に入るのか?

共通テストは解くだけで1教科60〜90分かかります。解き直し、苦手分野の洗い出し、復習まで徹底すれば、最初は1教科に丸一日〜数日を費やします。全教科を1年分回すだけでも、最初のうちは2週間あっても足りません。

慣れてスピードが上がることを考慮しても、8年分を消化し切るには最低3カ月かかります。9月後半からスタートして、ようやく本番直前の12月に仕上がる計算です。

つまり、高3の2学期以降は「2次試験の学力をじっくり底上げする時間」など一切残されていません。 ということは、高3の夏休みが終わる時点で、志望校の2次試験レベルがほぼ解ける状態に達していなければならないのです。

逆算して見えてくる「公立高校・理系」の絶望的なスケジュール

このスケジュールから逆算すると、高1・高2の段階でどこまで到達しているべきかが明確になります。

  • 高1夏休み終了時: 高1数学、英文法の基礎、古文の基本を完了
  • 高2夏休み: 高2数学を修了し、入試問題演習を開始(理系は数IIIに着手)。英語・古文も入試レベルの読解へ
  • 高3夏休み終了時: 2次の標準入試問題に対応できる学力を完成
  • 高3・9月後半: 共通テスト過去問演習(8年分以上)に突入

中高一貫の私立生なら、中学内容を前倒しで終わらせているため、このペースに無理なく乗せられます。 問題は公立高校の生徒、特に「理系」です。

公立高校では高3の秋になっても数IIIや理科の履修が終わっていません。履修が終わってからチャート式を固め、そこから2次対策……などとやっていたら、共通テスト対策に入る時間も、2次で戦う学力も到底間に合いません。公立から難関国立大理系への現役合格が極めて厳しい理由はここにあります。中学受験組に大差をつけられている以上、浪人を覚悟するか、狂気的な前倒し予習をやり切るしか道はありません「共通テストの準備を3年の9月から始めるとはどういうことか?/1年生から綿密な学習計画が必要」。

現実を直視できない生徒の選択

だからこそミドリゼミでは、数学が抜群に得意な生徒以外、公立高生には文系への進路変更を強く勧めます。文系であれば英数国の進度差は小さく、公立からでも十分に上位国立を狙えるからです。

そして、上記の先手必勝スケジュールについてこられない生徒には、早々に「私大(関関同立)3教科」への絞り込みを指導します。基礎学力が足りないまま見栄を張って共通テストや国立対策に手を広げれば、国立はおろか関関同立すら全滅します。

高校2年生にもなって、実力も伴わないのに「神戸大に行きたい」と塾のアドバイスを無視し続けた生徒がどうなったか——その多くが滑り止めの関関同立すら落とし、手痛い結果に終わっています。

国立を目指すなら、高1からの徹底した前倒し学習が絶対条件です。「高3の秋から共通テスト対策を始められる学力」を今から逆算して作っていきましょう。

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芦屋で700人以上、個別指導20年以上のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。大阪大学・神戸大学・同志社・関西学院、神戸高校・御影高校を目指す特別進学コースの個別指導塾です。