予備校の授業・コース選別
今日は予備校のコース分けの授業内容についてお話します。
まず予備校のコース分け授業ですが、今までの予備校の授業と何が違うのでしょうか? 年代によって高校の指導要綱、教える内容の多少の違いはありますが、高校の授業内容など決まったものです。受験する大学によって教える内容にそれ程差はあるものなのでしょうか?
まず、コース別で変わってくるのは科目です。簡単に言うと、私立の文化系コースなら数学を学習する必要はありません。私受験科目は英語、国語、社会1科目だけです。立の理系では、英語、国語に代わって数学、そして社会に代わって理科で多くは化学科物理1科目です。
国立では文化系でも理科系でも、二次テストで数学が必須になります。もちろん、理科系では理科は2科目が多いです。
簡単に言うと、この選択科目でクラス分けをしているだけです。これなら、衛生予備校で科目を選択しても変わらないわけです。
でも、私立と国立大学では、センター入試もあるし、二次テストの難易度も違うから、当然予備校の授業も違うのではないかと考える方もおられると思います。
もちろん、上位の国立大と関西の有名私立の問題では難易度は違います。必要な学習内容も違ってきます。
しかし、難しい問題を解くには難しい授業を進めればよいというものではないわけです。難しい問題を解くには、基本がわかった上で、どこまで上がっていくかということが大切で、いつどう入試用の学習を始めるかは本人の資質も大きく関与してきます。同じ大学に行くから全員一緒のカリキュラムで良いということはないのです。
どの大学に住むにせよ、いちばん大切なのは高校2年制の半ばくらいまでに基本的な学力をしっかりと身につけることです。その時期になれば、自分がどの大学にならいけそうなのか生徒本人も保護者の方もお分かりにあってきます。その時期になって、志望校に最適な学習、入試対策を始めれば十分に間に合います。