不真面目な優等生たち/バカな学習をそそのかす高校の教師たち

進学校で大学受験に失敗する典型/目の前の試験に足掻く

学校では3ヶ月ほどの1学期間に、休み明けの課題テスト、中間テスト、実力テスト、期末テストが行われます。加えて模試や英検などのテストも加わります。ということは、テストが終わって少し休憩したら、また目の前に違うテストがやってきて準備を始めないといけません。

ここで問題となるのが、中学や学習塾時代から培われた「目の前のテストで良い点数を取る」ことに執着する生徒の姿勢です。そして、教師側の問題となるのが、学力を見るテストではなく、ノートや教科書丸暗記をしないと得点できないテストをすることです。最近の高校の授業は理解を教える面倒を避け、結果だけを板書して「おぼえろ」というものが非常に多い。

幼いころから目の前のテストで良い点数を取ることだけに執着してきた生徒は、理屈も理解もなしに教師のノートを筆記し(現国と古文に多い)暗記する、文法の理屈も理解せずに教科書を丸暗記して穴埋め問題を解こうとします(英語に多い)。穴埋めも文法の重要事項ではなく、おぼえていないと解けないだろうと思われる前置詞なんかを問題にして、生徒がどれだけ理解しているかより、どれだけ忠実に教師の言う通り学習しているか測るものも多いです。特に、理解が大切な数学でも解法のアプローチを問う授業もなしに、単に公式を丸暗記してどれだけ多くの計算問題を解けるかだけを競わせるのは許せません。そんな学習では入試には全く歯が立たないことは教師が一番知っているのにです。

学校のテストは、教師が言ったことをどれだけ忠実に再現するかを求められ、優等生はその再現のためにテストごとに丸暗記をしてはテストが終わった後に忘れ、基礎学力が全く身に付いていない状態が3年まで続きます。

その結果、進学校では、塾や自分で学力を養成でき教師のアホな注文にも答えられる最上位の生徒を除き、学校のテストの成績と模試の偏差値や大学進学先が合わなくなっています。多くの生徒は学校のための勉強か、入試のための勉強か二者択一を迫られている。

学校や塾に飼いならされて成績の見方が分からなくなっている子供/それを助長する親

これは中学受験の塾や、調査書が大切な公立中学で、目の前の塾や学校のテストにのみ一喜一憂してきた生徒の成れの果てなわけです。でも、丸暗記の学習を断片的に繰り返しても役に立たないことは分かっていても、模試でロクでもない成績を取っても、入試に関係のない科目を放り出して、英語や数学で基本学習を一から自分で始めることはせずに、いつまでも目の前の学校のテストで良い成績を取るために付け焼刃の丸暗記学習を繰り返さなければ、生徒本人が納得できなくなっているんです。

そして、これを助長しているのが親です。親の方も、こんなことになっているのは薄々分かっていても、目の前のテストで良い成績を取らないと感情的に怒り散らす。本来なら、入試に向けて長期的プランを子供に提案しないといけない大人が、率先してその場その場の感情だけで動いてしまう。そのせいで、子供は役にも立たない丸暗記を強いられ、模試や入試に役にも立たないことを続けるハメになる。

そして、いつまでも「神戸大学」と言い続ける親子

そして、こういう長期的視野のない親子、現実を見て改善することができない親子は、模試で悲惨な成績を取り、数学のチャート式も自力で解けず、英語の基本文法も分かっていない状態で、いつまでも「神戸大学」と言い続け、場当たり的な学習を全教科で進めます。それで、「国立大学の数学、入試問題の風格あり。 どれだけの努力が必要か分かります?」なんて学習できていると思います?

高校2年生の秋の時期で進研模試の偏差値が60前半の生徒では、神戸大学など無理です。散々書いてきましたが、進研ゼミの偏差値60前半などは基礎学力がなく、入試勉強を始められる状態にないことを意味します。高校2年生の秋から基礎学習を始めないといけないんですから、応用問題の育成も大学共通テスト対策も時期的に出来るはずがないんです。「高校生の数学 国立大学に向けて2年からの学習」「2学期の過ごし方/高校生編・これができていないと国立大学は無理です」などに書いた通りです。

それに、昔はこういう子供は「今までサボってきたから、浪人覚悟です。」と腹をくくっていましたが、今の子供は「現役で。苦労はしたくない。」と言う根性しかありません。そんな根性だから、学校の勉強以外は何もせずに基礎学力の養成もできていない今の状態があるわけだし、教師に嫌われても自力で道を切り開いて必要な学習に専念することもできなかった。そんな根性で自分より頭がよく自分より頑張ってきたライバルを蹴落とせるはずなど1ミリもないんですよ。

現実的に「関関同立で十分」と方針転換できないこういう親子は、関関同立に必要な3教科の学習も十分にできず、さらにその下の大学に進む最低の結果になります。「数学の教科書も分からない生徒が理系に押し寄せている/学歴ロンダリングと日本企業の将来」ということになるわけです。国立大学コースを学校で取っておきながら、3年生から数学を投げ出し関関同立の文系と言い出す生徒などその典型です。学習不足の人間が余計な学習をしながら入試勉強をやり出すんです。「文転(文系へ転向)する生徒の末路」の通り、マシな結果にはなりません。

子供を潰すのは長期的視野を欠いた親の感情ということが多い。子供の成績も考えず、定期テストの結果に一喜一憂し、「今は理系が良いんだって。」というような視点しかないバカな親は、子供の学習や進路に一切口を出さない方が良いです。

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