高校生の塾 予備校について
今回は高校生対象の予備校についてです。
予備校の多くは、中学生の進学塾や学校の授業と同じく、教室で授業を受ける集団方式の学習を提供しています。
基本的に学校の学習進度とは関係なく予備校は独自のカリキュラムで授業を進めます。問題点は中学校の進学塾と同じですが、高校の学習は中学と比べ物にならないくらい難しいため、より大きな形で問題が顕在化します。
まず、高校の学習でいちばん大切なことはなんでしょうか?
繰り返し予備校と高校で授業を受けることでしょうか? 予備校で授業を受けてわからない所をもう一度学校で授業を聞いて分かるようになることでしょうか?
違います。
内容が難しく、理解に時間がかかる高校の学習内容は、人の講義を聞くだけでは理解できないし、くり返し聞いても同じことがわからないだけで解決にはなりません。
要するに、自分で考えて整理する時間が何よりも必要なのです。これはマイペースで学習できる時間が必要だということを意味します。したがって、予備校で授業を受けて学校で似たような授業を受けることは学習の妨げになっても有利な点はないのです。予備校と学校のスケジュールに振り回されてゆっくりと考える時間が全く取れないことになります。
理解も簡単で暗記学習が中心の中学の学習でさえ、進学塾と学校というペースの違う学習に悩まされるのですから、学習内容が難しい高校ではなおさらです。