子供の運・不運

最近疲れておりまして、少し内容が薄くなっているかも知れません。ご容赦ください。今年の就活はどうなるんでしょうか? 2年早遅く生まれただけでとんでもないことになるのではないか、「失われた世代」になるのではないかと心配しています。

親の運・不運

以前も書きましたが、芦屋に住んでおられる方はラッキーな方が多いと私は思っています。会社員であれば、芦屋に住める勤務先がラッキーですし、芦屋のマンション価格が下がった時に買えたのもラッキーです。今はマンション価格が上がって、なかなか手の出る価格帯ではなくなりました。もちろん、自営業で成功されて立派なお宅に住まわれている方は、必死に頑張られたと思いますが、やはり運が無いと自営では成功はできないと思うんです。

子供の運・不運

子供たちを見ていると、「この子はきっと誰からも可愛がられて、うまく社会で生きていくんだろうな。」と思う子もいれば、その逆もあります。多くの子供を見ると、幸せな人生を送れるかどうかというのは、生まれた時に決まっているように思うことが往々にしてあります。もちろん、それは性格面だけでなく学力面でもあります。やはり飛び抜けた学力は、頑張りだけでは到達できません。スポーツでも楽器でも同じだと思います。人から好かれる性格や容姿も同じです。同じことをして言っていても、人から尊重される人間もあれば、その逆もある。

だから、私は普通の子供が頑張れば到達できる神戸大や関学に、多くの子供を進ませたいんです。なんとか努力分だけは、世の中から認めてもらえるようにしてあげたい。医学部や京大に行くような連中は、放っておけば自分で勝手に行きますからね。野球のイチローなんかと同じです。

でも、私などのように大阪の郊外の生まれの人間から言わせてもらえば、芦屋のような環境に住める親の元で生まれただけで相当運を持っていると思うんですよ。それをみすみす潰しているような子供が多いのは、私なんかにとっては随分もったいないことをしているなと思います。

芦屋生まれでもある運・不運

けれど、生まれ年の運不運だけは芦屋生まれでもどうしようもない。今年就活をする学生と、去年・一昨年就活をした学生では、同じ資質の子供が同じだけ頑張り同じ大学に進んだとしても、おそらく結果は随分違うでしょう。

もちろん、嫌々進んだ新興企業が後に大企業になって出世という事もあるでしょうし、満足して進んだ大企業でリストラを受けることもありますから、就職の良し悪しだけでは語れませんけどね。

運・不運を語る不運な男

こういうことを言うのも、私が修士を出た時には、その前年と違って就職があまり良くなかったからなんです。大企業でしたが、あまり気乗りのしない企業に就職せざるをえませんでした。というのも、その企業の研究所は最寄り駅が無人駅というようなとんでもない田舎にあったんです。田舎の山一つ研究所で、その中に社宅も独身寮もあって、狸なんかもでる道を通勤するとこだったんです。夜は墨を流したような暗黒で、街灯のある会社の通勤路から外れると、一寸先も闇でジョギングも出来ないんですよ。夜に車を運転すると、通勤路でヒキガエルを何匹か轢くことになる時もあります。最寄りのコンビニに雑誌1冊買いに行くのに、往復40km500円以上のガソリン代を使います。

安易な理系流行りの真実を語りましょう

もうね、その大きな研究所には旧帝大クラス出身の修士卒の35歳独身が200人ゴロゴロして、庶務課の田舎の高卒の女子に鼻であしらわれている世界でした。中には、イケメン・高身長・高所得・高学歴を絵に書いたようなのも一杯いましたよ。だから、供給過多の田舎では鼻であしらわれても、需要過多な都会では重宝される。社宅で美人の奥さんは、ほとんどが見合い結婚でしたねぇ・・奥さんも、どう思ってこんなとこまで来たのかと、私は思ってました。また、頑張り抜いてこんな事になっている自分たちの報われない人生って、なんだろうっていつも思っていました。

本社に行くと、丸の内の等一等地で、窓から皇居が見えるんです。同期入社の社員は会社のカードで「鰻でも行く?」って昼休みに高級店に連れて行ってくれるんですけど、同じ会社で似通った給料でこの差は何なんだっていつも唖然としていました。 同期って言っても、相手は4卒文系ですから年下ですよ。 私、会社の食堂の糞不味い定食を自腹でしか食ったことしかありませんでしたから。

それでもそこで、10年は頑張りましたが、音を上げました。それで、大学・大学院それに会社から留学した博士課程を過ごして大好きだった阪神間に戻って塾を始めたんです。だから、今の安易な理系流行りを「どうだかなぁ~」って思って見ています。因みに、私が大学の教員への評価が厳しいのは、ある程度大人になって社会も知って博士課程に進み、「・・・・」と思うことが多すぎたからです。当時、年間の科研費が1億円あるような一流のラボだったんですけどね。

不運に涙する男の話

私が就職に苦戦した3年後、好景気になって本来なら就職など悪いはずの博士課程に進んだ友人が見事な就職を勝ち得たのには、私は自分の不運を嘆きましたよ。その頃、私は六本木なんかの華やかな映像を呆然と田舎の独身寮のテレビで見ていましたから。

でも、一番印象に残っているのは、パーラメントというタバコのCMです。ベット・ミドラーのThe Roseというバラードに乗って流れるマンハッタンの夜景の映像を見ていると、田舎の独身寮の部屋で涙が出てきたのをおぼえています。「自由とやすらぎの香り」っていうキャッチ・コピーは今でも忘れられません。

で、上司を揺すって、神戸大の医学部の博士課程に行かせてもらって、もう二度と田舎の研究所は嫌だと思った勝手なやつが私なんです。当時はノーベル賞級の教授が神戸大にもいたんですよ。

教え子たちの将来

私が病気で2年間休塾する直前に巣立っていった学生は今年3年生です。彼らの就職はどうなるかと考えると心配です。

その中で神戸大に合格した生徒に私は言ったんですよ。「今は売り手市場で神戸大くらい出ていたら好きな会社に勤められるだろうけど、もう金融緩和も限界みたいだし、キミらが就職するときはどうなってるかなぁ。」って。まさか、パンデミックやOPEC崩壊までついてくるとは思いませんでしたけれど。

人生は、いくら頑張っても乗り越えられない運・不運が生まれたときからあるように思えてなりません。

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