オンライン英会話でものにしたボンゴレ・ビアンコ
ネイティブではない英語を学ぶ
私はDMMという会社のオンライン英会話をしています。講師はネイティブではありません。セルビアを中心とした中部バルカン半島の国々、それにフィリピンが中心です。ときにはカリブ海やアフリカの国の講師も混ざります。
その中で、私は特にバルカン半島の国の講師を選んでいます。DMMを選んだ理由も、他のオンライン英会話はフィリピン講師が中心ですが、DMMはヨーロッパの講師が選べるからです。
ネイティブではない英語を学ぶ理由
もちろん、ネイティブを売り物にしているオンライン英会話より安いからです。でも、もう一つ重要な理由があります。私は別にネイティブの英語を聞き取り、話そうとなんか思っていなくて、ヨーロッパの観光で通じる英語で十分だからヨーロッパの第二外国語の講師を選びたいという理由です。
特に、私が好む地中海沿岸の東半分の人と会話できればそれでいいんです。だから、バルカンの講師が多いDMMはうってつけだったのです。
なんとか生活できるレベル?は可能
この2年間は病気療養をしていましたが、昨年の後半は回復してきて、どうせ新学期を区切りに塾を再開するのだから、これをいい機会に長期旅行でも行こうと計画しました。
選んだ先はマルタ。理由は、日本と同じ左側走行・右ハンドルでレンタカーで容易に移動できること。それに、元イギリス領で英語が第2母国語としているから英語が通じやすいこと、そしてなによも大好きな地中海の国であること。
マルタに20日間、小さな島国ですから、レンタカーで隅々まで回りました。グーグルマップで、地元の人しか写真を取っていないような場所も、キレイそうならどこでも行きました。挙げ句に、ゲーム・オブ・スローンズのロケ地巡りまでしました。マルタのもう一つの島、ゴゾへもカーフェリーで渡りました。ほとんど無計画で、翌日の宿も飛行機なんかも全てスマホで予約して行きました。
ちなみに一番気に入ったのは、ディングリと呼ばれる断崖周辺です。ビューポイントは観光地ではなく、その横にあります。グーグルマップでしか分かりません。後ゴゾ島の西部海岸線沿いのフンガス・ロック周辺です。
さすがに飽きてきて10日間はイタリアに無計画に渡りました。ナポリ周辺とアマルフィ海岸です。ソレントでは、こちら右側走行・左ハンドルの上に、狭いアマルフィ海岸の道で車を運転する勇気はなく、レンタルバイク、ベスパを借りました・・なんで3日間借りただけの小型バイクのレンタル料のほうが10日間借りた1500ccの車より高いねん!! でもアマルフィー海岸のツーリングは最高でした。
ナポリもトレド通り周辺から王宮はいいんですが、東部、特に中央駅周辺は西成を遥かに超えたカオスです。さすがにオッサンでも怖かったです。ちなみに一番キレイだったのは、アマルフィーの海岸線とナポリの沖に浮かぶプロチーダ島です。カプリでは波が荒く青の洞窟に船が入れなかったので、泳いで入りました。洞窟横のレストラン兼雑貨屋で海パンを買って、真っ青な洞窟の中でプカプカ20分ほど背泳ぎで浮かんでいました。
1ヶ月英語だけでなんとか暮らせましたよ。イタリアではあまり英語は通じませんが。イタリアでは3回釣り銭詐欺にあいかけました・・・英語で罵倒するくらいはでできるようになりましたよ。小汚いオッサンが小汚い店でやるんじゃなくって、キレイなオネーサンが、それも観光インフォメーションの両替とかバスの切符売り場とか公共的なところで、平気でやりますから。
塾と併用するならオンライン英会話でも十分
ということで、気軽に安く始めるのにはオンライン英会話は良いと思います。毎日25分パツキンのオネーサンとお話できて6,000円ぐらいです。安い!中には、ハッとするような美人もいますから、尚更安い。塾に英会話は費用の面でも時間の面でも厳しいという方にもピッタリだと思います。別にネイティブ相手じゃなくっても、飛躍的にリスニングとスピーキングの能力は上がると思います。
でもある程度の英語力があって、正しい文法で文章を作れるくらいの基礎英語力がないと、いくら英会話の授業を受けても無駄だと思います。中学生では英会話をする意味はあまりないのではないでしょうか。高校2年生くらいから始めると良いかも知れません。
ちなみに、イタリア料理はマルタのほうが上です
マルタはシチリアに近傍した島国です。建物の様式や文化、言語もシチリアと似ています。料理も、マルタ独特の濃いトマトベースの家庭料理はありますが、基本的に南イタリアと同じです。
イタリア料理はマルタが上です。イタリアと同じ価格で遥かに高給なレストランに入れます。同じクラスのレストランでは味は同等ですが、ヴォリュームがまるっきり違います。イタリアの量が日本の1.5倍だとしたら、マルタの量は2.5倍あります。得意げに前菜とメインなんか頼むと、前菜だけでお腹が一杯になります。ボンゴレ・ビアンコなんか頼むと、食べ終わる頃にはドンブリくらいの取皿にアサリやムール貝の貝殻があふれるばかりになります。日本で食べるショボいボンゴレ・ビアンコとは別物です。
イタリア人とマルタ人では体格が違いますからそうなるんでしょう。南部のイタリア人はラテン系で日本人とそれ程体格は変わりませんが、マルタはイギリスの占領下にあったのでゲルマンの血が混じっています。体格も日本人とはまるっきり違います。
マルタのイタリア料理に挑戦
帰国後、気に入ったマルタのボンゴレ・ビアンコの味を再現しようと家で苦戦しました。イタリアのボンゴレ・ビアンコと少し味が違うんです。
いろいろ考え、試した結果、サフランが入っているんじゃないかと思い、挑戦してほぼ再現できるようになりました。他に苦労したのは、多量のアサリとムール貝の調達です。アサリは高いし、ムール貝はそもそも売っていない・・でもあったんです。安いのが大量に・・・どこで売ってるかは秘密です。
他に味を影響するのは、白ワインです。味の濃いシチリアのテーブルワインが一致番良かったです。ぶどうの品種ははわかりませんが、シチリアのテーブルワイン用の安いドローンと濃いものだと思います(飲んでいません)。アマゾンで定期購入してます。ちなみに、麺はイタリアもマルタも太めの1.9mmくらいのスパゲティーニを使っていますが、私はブロンズダイスのリングイーネがこの組み合わせでは一番好きです。これも安いところを見っけました・・・秘密です。