私、嘘をついてます。でも、公立中学の生徒の学習姿勢が劇的に変わりました。

中学生に宿題出してます!

この塾のHPには「中学生には宿題を出さない。」と書いてます。私、嘘をついてます。今回の騒ぎで学校が休校の間、出してます。

公立中学なんか授業はないし、宿題もありません。おまけにクラブ活動もありません。一日中暇を持て余しているわけです。だから生徒に負担はないと踏んだからです。

それに、他の塾が映像授業とか、休塾とかヌルいことをして生徒が野放しになっている間に、それまで他の塾でおざなりになっていた学習をやり直して、過去の学年の復習をすべてやり直そうと思ったからです、学校が始まると、中間試験がなかった代わりに、過去の学年をテスト範囲にした実力テストがあり、中学3年生の場合にはこれは調査書に大きな影響を及ぼします。

他の生徒に追いつき、追い越すには願ってもいないチャンスだと踏んだから、リスク覚悟で塾を開け、嘘をついて宿題を出しているんです。

学習姿勢まで変わりだした

目の病気をして塾を休む前は、公立中学の生徒はいませんでした。入塾希望をお断りして、あえて私が預からなかったこともあります。

理由は、真ん中ぐらい以下の公立中学の生徒を預かっても、苦労だけが多くて効果は少ないことが多かったからです。「おぼえなければいけないことをおぼえる。」「何度も学習した基本問題の解き方を理解する。」ことをいくら教えても、叱っても、おだてても、「お前なあァ~、学歴と就職は・・・」と諭しても、通知簿オール3の生徒が4が混ざった状態になって停滞する事が多かったのです。

以前なら保護者の方は「うちの子ならこんなもん」とその状況を理解していただけでも、最近では「なんでもっと上がらないんですか!」と保護者にその状況を理解していただけないことが多かったからです。

だから、進学塾ではオール4以上くらいの成績じゃないと入塾させないところもあります。私も休塾前はそうしていました。ヤル気ある生徒の成績を上げるのは、「教えさえすればいい」のですから簡単です。上に書いたように「コイツ、どうしたらええねん」という一番の苦労はないのです。

でも、今年の中学生は違いました。ぐんぐん学習姿勢が変わりだして、私も正直驚いています。

私の公立中学の生徒へのイメージ

でもね、塾を再開してまた公立中学生徒を預かり始めたときには、勉強に必要な問題集は持ってこない、問題集を持ってきても答えはないというようなことが続き、正直「またか・・」と思っていたんです。

何百人も公立中学の生徒を教えてきて、こういう「学習に必要な物を持ってこない」「何度言ってもそれを繰り返す。」「貸した塾の問題集のグラフや図形に書き込んでめちゃくちゃにする。」「計算式をきちんと書かない。」というのが、公立中学生の真ん中くらいの成績以下の生徒の特徴だと私は認識しています。

要するにだらしなく、いい加減なんです。私立中学の生徒は、それ程成績が良くなくてもこういうことはまずない。中学受験の塾で鍛えられているからです。

他の生徒が休んでいる間に鍛え直す

まず、公立中学の生徒を預かる際に、まだ生徒数も少ない再開間近の次期に、生徒を締めて勉強の姿勢を正そうと決めました。

最初に、数学のノートにきちんと式を書いて解くことを強制しました。いちいち見てチェックしています。そして、国語はなぜその解答を書いて間違ったのか、考え直させ吐かせます。地名などもきちんとおぼえているかチェックします・・と思っていたんですが、その必要はありませんでした。

自分からきちんと勉強しだしたからです。後は放っておいても、大丈夫です。

私の役割は、勉強のやり方の管理ではなく、本来の塾の講師の仕事に戻った

私は学校が始まるまでに、とにかく全ての教科を復習し直す。解き方を教える。そういう塾本来の仕事に戻っています。とても楽です。精神的にも気楽です。

逆に、今までその生徒たちが通っていた塾は何をしてきたのか首をかしげたくなります。こんな上玉の生徒の成績を今のような状態で放置しておくなど、無責任を通り越して、商売上「もったいない」です。

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芦屋で500人以上、個別指導20年のベテラン講師が、毎日・全教科、中学生と高校生を指導します。御影高校・神戸高校、関西学院・同志社・神戸大学・大阪大学を目指す特進個別塾です。