経済格差は学力格差なのか

経済格差が学力格差を産むという誤解

経済格差=学力格差という考えは定着しつつあります。塾や私立学校が長年地道に努力してきた広告戦略は実を結んだというわけです。

でも、これは本当なのか?

まあ、灘や甲陽の上位の生徒は昔から別格でしたから少し置いておいて、その下ではどうなのか? 例えば、甲陽に真ん中ぐらいで進む生徒や六甲を上位で進む生徒=大阪大学や神戸大学に進む生徒なら、普通に公立高校を受験していても神戸高校に上位で進むはずです。

じゃあ、同じじゃないの?

そりゃあ、同じ教材を使うんですから同じでしょう。

高校で使う参考書など決まったのものです。数学ではチャート式、入試前に入試問題集でもやるくらいです。英語では文法の問題集と参考書、まあフォレストなどが有名ですが、それで基礎を固める。2年位から長文読解の問題集、英語長文問題精講などと構文・熟語問題集、入試頻出英語標準問題1100などをするだけです。

出版社が少子化の中で厳しい競争をして作っているんですから優劣がそれ程あるわけでもないので、他の物を使っても同じです。学校が特別な教材を作成して、それが凄い代物で卒業生から購入をしているなんて話も聞いたことがありません。要するに、やっている学習は私立でも公立でも大差ないんです。多くの私立の生徒を教えていると、私立の教師がとりわけ優秀だとも感じていません。私立か公立かと言うより、個人の資質による優劣のほうが遥かに大きいです。予備校、有名私立が魔法のような教材や指導を持っているわけではありません。

でも、カリキュラムの差があるんじゃないの?

ただ、違いは進学私立は中学2年生から高校の学習を始めるということです。ということは、高校2年生の半ばには高校の学習が終わって、1年半は受験対策に専念できることになります。公立高校では、進学校は授業が前倒しになりますが、半年くらいしか先持って授業は終わりません。当然進学私立が有利なわけです。

ところがです、これは、中学2年生の理解力も発達していない脳に、高校の授業を詰め込むということです。中学受験でも早生まれ遅生まれは大きな合否要因です。もちろん、学年が上がっているので成長格差は少しは緩和されますが依然大きな要因です。だって、高校2年生と中学2年生を見比べたら、それこそ大人と子供くらいの差があります。見た目も、行動も、好みもです。これは動物の発育=脳の発育とイコールです。だから、無里なカリキュラムで難しい高校の授業を進める進学校に無理やり中学受験で進んでも、半分近くが落ちこぼれて「こんなことなら、公立で十分だった。」ということになるんです。

ですから、学校のカリキュラムに余裕で対抗できる上位の成績で中学受験も高校受験も行う必要があるんです。しかし、中学受験や高校受験が目標となって「一つでも上の学校に」と思い込んでいる親の耳には届きません。

本当の最上位以外は無意味

最も、その早く速いカリキュラムを消化して、高校2年生の後半から十分に受験対策を取れる生徒には進学校のカリキュラムは有利に働きます。けれど、そんなことは京都大学以上に進む生徒か、国公立の医学部に進む生徒以外には関係ありません。国公立の医学部では、長田高校も北野高校も、公立校はほぼ全くいません。名前が轟いている最上位の進学私立がほとんどです。

ということは、偏差値が75以上の世界以外は、経済格差=進学格差など全く関係ないということです。

学校から与えられた問題集をマジメに勉強し、受験前には先輩や近所の方からもらった受験用の問題集をし、必要であればネットで最近の過去問題を調べれば、大阪大学や神戸大学に進んで一流企業で年収一千万円という目論見など楽勝で叶えられます。

私の結論は、経済格差≠学力格差です。

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