浪人の減少理由/中高一貫校の生徒が浪人をしても伸びしろがないのは本当か?

浪人生の激減の最大の理由・・・根性がないんじゃ~い

感覚的には昔は半数近い高校生が浪人したんではないでしょうか?その数は公立などでは上位校ほど多かったはずです。昔は優秀な生徒程1年無駄にしても少しでも上位の大学に進みたかったんですね。将来への執念とプライドがあったからです。

ところが、最近は浪人という話は、昔ほどは聞きません。第1志望に合格しなくても、すんなりと滑り止めに行くんですよね。例えば、少し上を目指して神戸大がダメだっても、みんな素直に関学や関大に行く。これ、昔はあり得なかったです。関学や関大の志望者が関大や関学に行くのであって、神戸大の志望者は志望先なんて変えなかった。学力の不足分を埋めるために浪人してでも国立大学にこだわったはずです。

まあ、それほどの上昇志向が子供から失われたことが、浪人が減った最大の原因だと子供を数多く教えてきて私は思います。正直言って、一流企業で働いていてそれなりにガッツがあり優秀な同僚に昔は囲まれてきた私のような人間が塾を始めた当初、子供たちを見て「コイツらなんやねん。頭はおろか根性さえないやないか。コイツら雇う企業なんかあるんか? それより、こんなヤツばっかりやったら日本潰れる。」って正直思いましたよ・・・韓国にも一人当たりのGDP抜かれてもう潰れかけてますけどね。

まあ、こんなところが子供が好きで教員になった先生や塾講師とでは塾の指導やブログの内容が根本的に違う原点なんじゃないかと思うんです。

浪人生激減の次の理由・・・やる気も枯れて、金もないんじゃ~い

もちろん、優秀な生徒が中高一貫校に偏り、生徒の方は成績如何にかかわらず6年間も締め上げられて嫌気が差しているので、後ひと踏ん張りができないことも大きな原因です。親からしても、これ以上経済的負担には耐えられない上に、中学受験させてまで行った学校での子供の行動や学習を見てきて諦めもついているのもあるでしょう。親子とも中高一貫校に精気も金も吸い取られて、浪人という余力がないことが次の原因です。

それに、私立で6年間叩かれてきた子供では、3年間いい加減な授業をする公立の生徒より、浪人をしても伸びしろが少ないという神話もあります。

でも、この神話は本当なのか?

何度も書いてきていますが、私立の生徒は中学2年から高校の難しい学習を速いスピードで始められ、ついて行けずに落ちこぼれます。落ちこぼれた後も速いスピードの学習にアタフタして、分からない上に膨大な課題を投げつけられて四苦八苦し、落ちこぼれ解消のために復習する時間さえ取れません。

公立校で高校からゆっくりと学習すれば理解できたことも理解できないまま受験を迎えるわけです。「私が見た最悪の学校指導・・中2で青チャート、高3で白チャートを教える進学校」などに書いた通りです。

ということは、ゆっくりとマイペースで学習しなおす機会があれば成績は持ち直す可能性があるということです。だから、私は中高一貫校の生徒の浪人には否定的ではありません。公立校の生徒より伸びる場合もあるはずです。もし、「何とかしたい」という気が子供にあれば、別に予備校に行かなくても、学校から配られた腐るほどある参考書をマイペースでじっくりと考えて復習しなおすだけで、結構劇的な成績向上はあると思うんですけれどねぇ。

もちろん、もう壊れてしまった生徒には浪人は無駄です

でも、中高6年間、分かりもしない授業を受け続け、酷い成績を取り続け、劣等感を植え付けられ、やる気も根性もへし折られた子供は浪人しても同じです。こうならないように、せめて中学受験は真ん中以上の成績で進める学校を選ぶべきなんですが、親は進学校の上位の生徒が作る進学実績に目が眩み、目先の見栄に支配されて、「なるべくいい学校」なんか言いがちです。それはこういう「壊れた子供」を作る最大の原因です。「進学塾や進学校の生徒が抱える学習問題・・根っこは親です」「進学校の生徒が普通の高校の生徒に追いつかれる理由」にも書いた通りです。

・・・こういう子供も塾に時どき来るんですが、修復は無理ですね。もう心の根っこから折れてますから・・ほとんど灰になっています。今さら「立て!立つんだ!ジョーッ」っていくら叫んでも耳には届かないんですよ。さっさと見極めて、見栄など捨てて、根っこから折れる前に公立校に転校させるべきだったんです。高校生の授業が始まる中学2年生の後半で見極めがつきますから、中学3年生になる機会に公立中学に編入すれば、高校進学の問題もすべてクリアできるんですよ。

子供の人生を潰したのは、お母さん、あなたです。

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