京都大学や医学部に行けるか簡単に判別する方法
天才が進める京大か、努力で進む阪大か、自分で判断はつかない
模試を受けて2~3カ月経つと偏差値付きで結果が返ってくるんですが、そんなものを見なくても、毎日2~3時間個別指導で教えている私に聞いてください! 即答します。京大や医学部に行く連中は、「コイツ、頑張ってるな。よく出来るようになったな。」ではなくって「コイツ、凄いわ。やっぱ、デキが違うわ。」でないといけないんですよ。「教師の無責任な一言で失敗した優等生の大学受験」にも書きましたが、サムシングがないとあのクラスには行けないんですよ。努力だけでは届かないんです。
でも、普通の生徒本人にはそんなものが自分で分かるわけはない。特に、ソコソコ優秀な生徒にはプライドもありますし、余計に分からなくなります。だから、「教師の無責任な一言で失敗した優等生の大学受験」で書いたように、サムシングがない普通の優等生が教師に「京大、狙ってみる?」なんて軽い言葉をかけられて、舞い上がって失敗することになるんです・・・集団授業の教師は生徒の直接教えることもなく生徒の資質の深いところまでは分かっていません。サムシングが測れない学校のテスト結果だけで評価するからです。
そういう生徒は駿台の模試を受けましょう
模試には二種類の模試があります。進研模試などのベネッセが主催する模試が一つ目の代表です。問題は平均的なもので、少し難しめの学校の実力テストって感じです。できる生徒80点、まあまあの生徒50点、アカン生徒30点というふうに、きれいに分布するように作られている素晴らしい模試です。真面目に学習しているかを測る模試で、学校のテストと同じくサムシングを測るテストではありません。
もう一つの模試とは、駿台模試がその代表で、特徴は進研模試の80点以上、偏差値65代以上を対象にした模試であるということです。言い換えれば、京大や東大、医学部志望者+αを対象にした模試で、真面目に勉強しいているのは当たり前の生徒がサムシングをどれだけ持っているのか測る模試です。だから、問題も京大の入試問題レベルに合わせてあってメッチャ難しいです。
だから、進研模試で80点で大阪大学や神戸大学で「B判定」の生徒が、駿台模試では20点や30点を取ってボロボロになります。駿台模試で「アカン、ボロボロや。こんなもん誰が解くねん。題意のきっかけさえわからん。」と模試の直後に落ち込めば、京大はアウトです。
解けなくても「行ける」という感触があれば、狙いましょう
マトモに勉強してきていれば、頑張れば解けるようになる問題か、いくら頑張っても手の届かない問題であるかは理解できるはずです。駿台の模試を受けて「解けるようになる。届く。」と思えば、それなりの参考書を勉強して頑張ればいい。数学なら「大学への数学」などの雑誌です。「アカン」と思うのなら、青チャートと数研の入試問題集を学習しておとなしく大阪大学に行っておくべきです。
「教師の無責任な一言で失敗した優等生の大学受験」の優等生も、自分でも「アカン」と分かっていて、私の「大阪大学にしとくんやで!」という忠告を受け入れていたんです。もちろん、それは数年にわたる私への信頼があったから「その通りや。」と彼は思っていたんです。ところが、模試の偏差値も見ていないアホ教師が定期テストの順位だけから「京大に行ける。」と言ったものだから舞い上がって失敗したんです。
サムシングがない生徒、駿台の模試に「何とかなる」という感触がない生徒は京大も医学部も行けません! ヘタに欲をかくと、この生徒のように失敗します。